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「30年分のお金」2

デリバティブとは?
世の中のお金20京円の大半を、
デリバティブが占めているのは確かだ
宇宙の大半を、ダークマターやダークエネルギーが、
占めているのと同じくらいのこと
明らかに存在しているが、うまく説明が出来ない

結論から言うと、
「よくわからん」である

【デリバティブ】
先物取引、オプション取引、スワップ取引などの総称。
「金融派生商品」とも呼ばれる。
株式、債券、為替などの原資産から派生して誕生した金融商品など。
等々・・・

Webより抜粋

金融派生商品( デリバティブ)の詳しいことは、わかりやすかったので、
金融広報中央委員会「知るぽると」の「やさしいデリバティブ」をどうぞ

しかし、調べれば調べるほど、よくわからん
世界に、あまたとデリバティブ商品が溢れ、
派生の派生品まで数えるときりがない
きちんと把握している人はいるのだろうか?
周りに聞いても、普通の人は案外知らない
物知りな友人に知ってるか尋ねてみたところ、
「あー、ウーバーイーツとかでしょ」って、

それは「デリバリー」


無知の知万歳
ソクラテス万歳
無知の知って、なんかムチムチしてて、
いい感じに思える



ひょっとして・・・
デリバティブはよくわからないが、
十数年前に、似たようなものを見たことがある
「サブプライムローン」である
2008年ごろ、リーマンショックで話題になった、
あれである

簡単に説明すると、
アメリカで(収入が少ないけど)マイホーム購入
  ↓
ローンを組む
  ↓
ローンを債権化(商品化)
  ↓
他の金融商品に混ぜる
  ↓
ローンを返せない人が増えると、
いろんな金融商品が不良債権化
「あれ、ひょっとしてやばい?」
  ↓
わけわからなくなる
  ↓
マ〇オブラザーズじゃない方の、
リーマンブラザーズ破綻

デリバティブが同じとは言えないが、
違うとも言い切れない
だって、デリバティブで約束すると、
株価が下がる商品を買ったら儲かる
ってこともある
だれが儲けて、だれが損しているのだろう?

ちなみに、クリスチャン・ベールが出演している、
映画「マネーショート華麗なる大逆転」はおすすめです
マイケル・ルイスのノンフィクション小説、
『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』
を原作とした映画で、原題『The Big Short』の、
「ショート」は空売りのこと
(アマプラ入ってたら、アマゾンで無料視聴可能)



そもそもお金とは?
勝手に考えるなら、
「価値の仮想化」である

食べ物や、道具など、
人が生きていくための「価値」を見出したものを、
交換する手段(道具のようなもの)だった

日本では、長らくお米がお金のようであったし、
金そのものが、「価値」としてあつかわれもした
しかし、それ単体では何もできず、
腹も満たせなければ、雨風もしのげない
価値そのものが、信用されなくなったらお終い
(紙切れや、石ころ、金属くずと同じ)

とある世紀末での一幕

今じゃケツをふく紙にもなりゃしねってのによぉ!
(って、一回言ってみたい)



お金は夢かまぼろしか?
最近流行り(?)のメタバースは、
デジタル上の仮想世界だが、
実は仮想世界は身近にある

30年前、日本の株式時価総額で、
アメリカ本土が買えると言われたことがあった
最近も、ニュースで神奈川県に鉄道の新駅が新設され、
付近の地価が暴騰し、いきなり一等地になったそうだ
逆に、ある日ジンバブエでは、100兆ジンバブエドル紙幣で、
パンも買えないような時期があった

夢幻か、
バーチャルである
胡蝶の夢のようである

株や債券も同じ
国や会社が後ろ盾になって、
作り出した価値の仮想化
ひょっとして、
数字が印刷されただけの紙
などと思ったら、
だれも買わない

デリバティブは、
仮想化されたお金や債券などを、
更に仮想化している
もちろん、穀物や鉱物、
はてには、気温や降雨量まで、
その対象になる

価値の仮想化に仮想化を重ねる
まるで、

価値のマトリョーシカ

(開けてびっくりかも・・・)

ただ、しかしもって、
デリバティブは悪いものではない
信用や保証、権利など目に見えないものに、
価値を与えて、商品としているだけ

でも、増えすぎた
今現在において、気が付いている人は気が付いて、
やっちまった感に身に覚えのある人がいることを踏まえ、

単純に増えすぎたのだ


金額も、その種類も
作った者でさえ手に負えないぐらいに、
膨れ上がっている
ぷっくぷくに、
ぱっつぱつに、
膨れているのである
それをのちの人はこう言う

「バブル」


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