プロフィール
みなさんこんにちは、株式会社HIFASです。
代表プロフィール、資金繰り管理に特化したクラウドシステム「milestone」のサービスをはじめるまでの経緯や想いについて、ご紹介します。
代表プロフィール
姫野省吾(公認会計士)
・2005年 通信建設業の会社で経理部を2年半経験
・2008年 会計士を目指すために退職
・2009年 10ヶ月で会計士試験合格
・2010年 監査法人で勤務
・2014年 会計事務所独立開業
・2018年 株式会社HIFAS設立
・2020年 milestoneリリース
なぜ「milestone」をリリースしたのか
どんなに利益が出ていても、どんなに帳簿上の数字が良くても、資金繰りが悪化することはあり、資金繰りがうまく管理できていなければ経営はうまくいきません。
その証拠に、会計の数字を財務会計に落とし込む前に先行的な管理(資金繰り管理)が必ずあります。
事業が円滑に回るよう日々のお金の管理を行うと同時に、自社の資金余力を予測し将来に向けた経営判断をしていくことが、財務会計への数字の落とし込みの前に発生しているのです。
つまり、経営では、財務会計システムを利用して管理された財務会計から得られる情報よりも重要視された情報を先行的に求められており、それが資金繰りの管理から得られる情報であることは、すでに多くの企業が身をもって理解していることでもあります。
にもかかわらず、その部分に対して特化したシステムは特に存在しておらず、結果として管理も企業に応じたさまざまな方法となってしまっているのが今までの現状です。
そこで資金繰り管理に特化したクラウドシステム「milestone」をリリースしました。
私たちの想い
milestoneが見据える未来
経理業務はバックオフィス業務として位置付けられ、効率化や生産性向上の対象としてフォーカスされがちです。
「変革」と言いますが、ただ単に今の作業を減らすだけの結果や自動化するだけでは本質的には足りず、多少のコスト削減程度にしかならないと考えています。
経理業務は、そもそも何の目的で存在しているのかというところを踏まえ、今の時代の事業環境に適応した合理的な経理業務への変革が伴っていなければ意味がありません。
多くの会計サービスは「仕訳処理し会計帳簿を作ること」が前提となったものですので、経理業務の主たる業務として位置付けられています。
しかし多くのサービスは、その業務が経営にとって合理的なものかどうかという部分が抜けており、当たり前のように「仕訳処理を行うこと」がやらなければならないこととして定義されてしまい、言い換えるならば決算書を作成しなければならないという「義務」の部分のみが強調されているものといえます。
元来、企業における経理(財務)部門は経営のための重要な情報を提供するセクションであるべきです。
そこを前提とした合理化が実現できていなければ、本当の意味での生産性向上や効率化は見込めません。
経理を再定義
今の時代は経営管理においてキャッシュの管理が最も重要
損益情報は過去であるから仕訳処理は後からでも良い
今までの経理業務を再定義し、キャッシュの管理情報を利用して仕訳処理を行い会計帳簿を作ることで合理化が図れます。
つまり、入り口が仕訳入力ありきではなく、第一にキャッシュの管理(資金繰りの管理)があり、その次の過程で仕訳入力を行い会計帳簿を作っていく、という流れに経理業務を再定義することを意味します。
重要なことは、「キャッシュ・フロー計算書」ではなく、「資金繰り表」を作成し管理することです。
過去の経済全体が右肩上がりに成長していた事業環境とは違い、不確実性が高い状況で事業を維持成長させていかなければならない時代において、必要なことは過去のキャッシュの動きではなく、過去から現在、未来に向かって動くキャッシュを把握することです。
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