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五感を使ってお菓子を手作りした

自家製いちごを大量に収穫したはいいものの
さあこれをどうやって食べましょうか。

そのまま食べても
いちごスプーンでつぶして牛乳でいちごミルクにしたり
ミキサーでいちごジュースにしたり
いちごジャムにもした

今日はクレープをつくってみました。
クレープ作りは久しぶり。
材料分量はレシピを検索。
以前は料理の本がないと作れなかったけど今はどんな料理もすぐに調べられる。

薄力粉、卵、牛乳、バター、砂糖、塩
混ぜて冷蔵庫で1時間休ませてからフライパンで焼いていきます。

生地は混ぜるだけで簡単でしたが
一枚ずつバターを溶かして焼く!
心の声:え、めんどくさい!
    そうか、スポンジケーキやクッキーみたいに混ぜたらオーブンに
    お任せではないのであった。

めんどくさいけれど、ここはマインドフルネスを実践しようと心に決め
一枚一枚クレープ焼に挑みました。

フライパンを温め (熱を感じる、熱の変化を感じる)
バターをひと欠片フライパンに入れゆっくり溶かす(バターの香りを感じる、溶けていく様子を観察する、溶けていく音を聴く)
生地をレードルにすくいフライパンに流し入れる
(ジュワっという音、液体の生地が中央から周りに広がっていく、
液体が次第に固まっていく様子)
フライパンの中央が変形して盛り上がっていて均一に焼けないことに気づく
(失敗した!別のフライパンにすればよかった。
今から変えようか?いやいや洗い物を増やすのはいやだ!(心の葛藤が始まる))
全体的に固まってきた。そろそろ裏返すタイミングか?
菜箸で端を持ち上げて焦げ具合をみる。
まだ色がついていない。もう少し待とう。火加減はもう少し強くしようか。

1分くらい待ってもう一度菜箸で持ち上げて様子を見る。
茶色く色づいてきたので、菜箸をくぐらせて端を親指と人差し指で持ち上げてひっくり返す。(指に熱を感じ、一瞬離しそうになるが我慢)
ひっくり返して裏側に入り込んでしまった部分を慎重に引っ張り出して丸く形を整える。
火加減を強めたり弱めたりしながら裏面も焼いていく。(まだかな、まだかな〜)
何度か様子を見て、いい感じに色づいてきたらフライパンごと大きめのお皿にひっくり返す。

やっと1枚出来上がり。
これを生地がなくなるまでつづけます。
今回は6枚焼けました。

薄く焼いたつもりですが思った以上に肉厚、モチモチなクレープになりました。

しかしこれで終わりではありません。
トッピング用の生クリームの泡立て作業が待っています。

まずボールに生クリームを投入。
一回り大きめのボールに氷水をいれ冷やしながら泡立てます。

牛乳とは違う濃厚なとろみのある白い液体。砂糖を加えてハンドミキサーは使わずにホイッパーで泡立てます。
右手が疲れたら左手に変え、左手が疲れたら右手に変え、利き手の速さ力な入りやすさを感じながら、手だけでなく立ち方や丹田も意識して。
(お腹に力を入れ、肩や手首の力は抜いて)
なかなかホイップしても理想の硬さにならず、根負けしそうになりながら空気を含ませるように泡立てていきました。


焼いたクレープを4つに折りたたんでお皿に盛り付け、ホイップクリームと
いちごジャム、生のいちごをトッピング。
コーヒーを入れて香りを嗅ぎながら、生地のモチモチ感といちごの甘酸っぱさとクリームのとろけるふんわり感を口の中でマリアージュして
コーヒーの苦味で調和させて味わいました。


忙しい日常であれもやらなきゃ、これもまだ片付いていないなんて
焦ったり不安に思ったりすることよくありますが、
一つ一つの作業を今に集中して丁寧にしていると、その不安や焦りは消えていきます。

五感を研ぎ澄まし、ゆっくりと手元を観察していると心も満たされ落ち着いていきます。

そんなこころの余裕が今よりももっと大きな幸せを運んできてくれるのです。



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