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偏差値50からの医学部受験 浪人生活について

自分のことを偉そうに語るのは苦手だけど、折角の機会なので、浪人の一年について書いてみることにしました。誰かの参考になれば、、、と思います。あと、予備校の合格体験記などは、都合の良い部分だけが綺麗に切り取られているように感じてあまり好きではないので、noteに書いてみることにしました。


私は、医学部志望で浪人していました。
ちなみに、なんで私が〇〇に⁉︎で有名な予備校です。
また、地方出身で、地元に予備校がなかったので、寮で一人暮らししていました。


まず、浪人一年間での成績の伸び

高3_10月記述模試の総合偏差値50.8→高卒_7月記述模試63.8(河合進研)
高3_10月共通テスト模試の総合得点率52%→高卒_9月共通テスト模試の総合得点率82%(河合進研)


特に伸びた科目

高3_10月記述模試の化学偏差値44.5→高卒_7月記述模試の科学の偏差値64.8
数学高3_10月共通テスト模試の得点123/200→高卒_9月共通テスト模試の得点174/200
物理高3_10月共通テスト模試の得点35/100→高卒_9月共通テスト模試の得点81/100


では、季節ごとにした勉強をまとめてみます。


春(落ちた後から夏期講習前)

三月ごろは、予備校の先駆けの授業に少し出て、トータルでお昼頃から夕方5時ごろまで勉強していました。ひとまず、英語の単語帳を毎日やって、数3の微積の計算練習をしていました。そこまで本腰は入れてなかった気がします。ここからの一年に備えて息抜きもかなりしていました。寺社仏閣巡りが好きなのでいろんなお寺や神社に行っていました。
そして、授業が始まった春。
予備校の先生の、しんどくても授業に出て、復習を大切にという言葉が心に残っています。この頃から朝9時までに予備校に着いて、5時ごろまで授業を受けて、夜9時まで自習室で自習する生活が始まりました。この頃は、とにかく基礎的なことばかりしていました。四谷でいう、55段階をひたすら予習して答案を提出していました。びっくりするくらい簡単な計算問題ばかり解いていた気がします。笑こういうことを馬鹿にせず謙虚にやり続けることが大切な気がします。
正直、予習の量が多すぎて、終わらないこともあったけれど、授業には出ていました。また、予習よりも復習を優先していました。
復習は、まず、当日に一回解き直し、一週間後にもう一度解けるか確認していました。(意外と一週間後の復習が要だったりします)
また、この頃は、授業がない日曜日は、息抜きで出掛けていました。その代わり、月から土までは、最低12時間は勉強していました。


夏(夏期講習)

幸い、私のコンサル(担任)は、講座を勧めてこない人だったので、あまり講座は取りませんでした。コンサルにとにかく前期の授業の復習をするようにと言われていたので、前期のテキストをもう一周していました。
そして、信頼していた先生の授業を各科目ひと講座ずつくらい受けました。だらけがちな夏ですが、月から土まで、とにかく朝8時半から夜9時まで自習していました。結果は後からついてくるものだと信じ、無我夢中に勉強していました。
この頃までに英数の四谷の55の級は終わらせていました。つまり、英文法や基礎的な数学の計算、定理は網羅していました。
化学は、理論と無機を一周して、物理は、電磁気以外、応用問題を解くようにしました。あと、息抜きは必ずするようにしました。コンスタントに勉強し続けることが大切なのかな。


秋(模試祭り)

流石にこの頃からは、毎日予備校に行っていました。
また、模試の数が莫大に増えるので、体力や気力勝負だと思います。
あとは、模試の結果に一喜一憂しないことが大切だったなと今になって思います。
また、この頃は、前期と同様、予習復習を無我夢中でしていました。
そして、志望校の過去問の傾向をみるために、受ける可能性がある大学の赤本をひとまず一年分解くようになりました。とにかく実践演習を増やしていました。四谷で言うと、英数は、とにかく段を進めていました。化学は、有機や高分子を必死に覚えていました。物理は、電磁気の基礎を復習をしてから、応用問題を解き始めていました。また、四谷の物化の級は、9月末に終わらせていました。


冬(冬期講習)

再び、講習の季節です。夏と同様、後期の教材の復習をまずしていました。
そして、本格的に赤本に取り組み始めました。ただ、赤本をやりこむというよりかは、傾向を知ることを大切にして、間違った問題があれば、前期や後期のテキストや基礎的な教材(四谷だと55)に戻っていました。基礎に戻る作業が大切だと思います。
そして、流石にこの頃から、精神的に追い込まれ始めました。笑
急に、全落ちするのではないかという不安に襲われ、勉強に集中できないことが何回かありました。その時は、気のおける友人に愚痴るか、信頼のおける先生のところに話に行きました。とにかく、負の感情を自分の内側に溜めるのは良くないです。吐き出しましょう。


直前期

一通り各大学の特徴を掴み、赤本(3年程度)を解き、類題をたくさん解いたのちに、直前期では、それらの問題の復習を徹底していました。新しい問題に取りかかると、不安で駆られてしまうので、あまり解かないようにしていました。とにかく復習をして、知識のインプットアウトプットを繰り返していました。いつも通りを繰り返すことがメンタル安定のコツなのかな。


試験本番

前日は、緊張しすぎて気が狂いそうになっていました。笑
そして、最終的に、最後は、運・問題の相性だから、もう知らん。神、頼む。と願って寝ました。笑
やることはやったから、あとは知らん、メンタルでした。
そして、本番。
意外と落ち着いて挑めた気がします。満点を取る必要はない。取れる問題を取りこぼしの無いように取りきることだけを意識していました。あと、周りの答案を書く音がうるさくても、本当に賢い人は、ゴリゴリに計算したりしないはずだと自分に言い聞かせていました。
そして、無事、医学部に合格できました。


ざっくり?一年をまとめてみました。
大事なのは、
ひたすらコンスタントにやり続ける
プライドを捨てて、謙虚に講師の言うことをきく・自己流に走らない
負の感情を溜め込まない
ことだと思います。


周りを見ても、一年コツコツとやり続けた人は、志望校に合格しているように思います。浪人の一年は、もちろん精神的にきつい時期もあったけれど、勉強をしていて楽しかったです。様々な知識が繋がっていく感覚が爽快でした。実りある一年でした。浪人してよかったです。あと、ちゃんとやれば、浪人の一年でかなり伸びます。
いい意味で肩の力を抜いて、判定などを気にしすぎずに、コンスタントに無我夢中にやり続けてください。


この文章が誰かの参考になることを願ってます。


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