【感想】鬼滅の刃無限列車編ここが面白かった
※この記事はアニメ7〜8話目で断念し、漫画すら読んでない私が、昨日テレビでやっと「鬼滅の刃 無限列車編」を見た時の感想です。
先日、鬼滅の刃無限列車編をやっとテレビで見ました。映画の内容がとても面白かったので、とくに「ここが良かった!」と思ったところをまとめて見ました。
①強い鬼と弱い鬼の対比が上手い
無限列車編では、先に下弦の鬼、その後に上弦の鬼が登場します。弱い鬼を「下」、強い鬼を「上」とわかりやすく対比させているのも良いなと思いました。
下弦の鬼は、上弦の鬼よりやや戦闘方法が姑息で人の心を弄ぶところがあり、また上弦の鬼へのコンプレックスのようなものも感じます。
相手の夢に侵入するなど、人の弱みにつけこんでじわじわ相手を苦しめるやり方がとても汚いし、自分の手を使わずに病弱な子供(弱き者)を利用するあたりが、まぁ姑息だなぁと。
逆に、上弦の鬼は性格がさっぱりしていて、真っ直ぐです。
たとえば、共に闘いたいと思う相手が目の前にあらわれたら、たとえ相手が敵であろうと「お前も鬼にならないか?」と、素直に声をかけていきます。敵の実力を認めた上で、戦いながらコミュニケーションを取っていきます。
相手が断る断らない関係なく、自分がそうしたいと思った気持ちを素直に伝え、コミュニケーションを取っていく性格が、いかにも自信満々な鬼って感じで大変魅力的でした。
これは現実の世界でも感じる部分ですが、自分に確かな自信と実力がないとなかなか出来ない気がします。
なお私的には、上弦の鬼が煉獄さんをスカウトするシーン、たまたま街で見かけた超絶無理目美人を落とそうとする、ちょっぴり自意識過剰なナンパ師に見えて仕方なかったのですが。
いや、どう見ても、どう考えても煉獄さんに対してストレートに誘ったら断られるでしょうよ?もうちょっと心理戦とかなんかないんかーいみたいな。
でも、だからこそ魅力的な戦闘シーンになったのかなぁとも思いました。
そもそも強い者同士の会話がストレートなのも、お互いに自信と実力があるからこそなのかもしれないと。
戦闘能力だけでなく、自信、実力の差をあえて性格や戦い方で魅せてくるところが上手いなぁと感じました。
そう。本当の強さが備わっていて、自信がある人たちって真っ直ぐですよね。それぞれの鬼との戦闘シーンで、強さ弱さを対比させるのが素晴らしいなと思いました。
②炭治郎の口が達者で、スッキリ爽快
主人公の炭治郎、病弱な子供など自分より弱いと感じた者にはとことん優しい。
でも、敵には「この卑怯者ォォォ!」と叫んだり、なかなか口が達者な一面も。
一見自信なさげで控えめですが、言うべきところは結構ガツンとしてるところが見ていてスッキリするのかなぁと思いながら眺めてました。
しかし、これまで色んな少年漫画見てきたけど、敵に「逃げるな!この卑怯者ォォォ!」て叫んでる主人公初めて見た気がして新鮮でした。
ただ、私がもし自分が弱って退散しようとしてる時に「逃げるな!卑怯者ォォォ!」て後ろから叫ばれたら、かなりダメージ受けると思います……。
③1人1人の背景が良い
無限列車編には、炭治郎の他にも妹の禰󠄀豆子、黄色い髪の毛の我妻さん、猪の被り物をした猪之助さん、人気の高い煉獄さんなどが登場します。
この映画だけだと煉獄さん、禰󠄀豆子の背景ぐらいしかわからない部分はありますが、1人1人背負ってきた過去、家族との関係や背景があり、話により深みを与えます。
映画ざーっと見たくらいの感想ですが、上記で紹介した3点がとくに良かったです。アニメ途中で断念してしまった者ですが、また時間ある時に続きから見てみようかなと思いました。
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