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#47 戦争と良心のあり方

こんばんは、Mikuです!

最近ガッツリ投稿をさぼっていました😅

今日は本のお話をしたいと思います。

先日、遠藤周作さんの『海と毒薬』を読み終わりました。

今回のnoteの短縮はこちらをご覧ください。

読み終わったのが、ちょうど8月15日の終戦の日。

平和学習と趣味を兼ねたミニ長崎旅行の帰りの電車の中でした。

読み終わったとき、戦争は人間の倫理観をも変えてしまうことやその恐ろしさを感じました。

この本のテーマとなっているのが、第二次大戦期の九大の米軍兵の生体解剖事件です。

普通の人間なら、生体解剖なんて絶対にしないと思うし、倫理的に明らかにアウトなのは誰の目にも明らかだと思うのです。

戦時中という特殊な環境下だからこそ、こんなことが起きたのかなと思いました。

「戦争」というある種異質な環境が、事件を引き起こしたのかなと思ったし、このような非人道的なことが起こり得るような環境にさせる「戦争」って本当にやっちゃいけないことなんだろうなと思いました。

戦争中は、とにかく敵に勝つことしか考えられなくなって、「良心」が消滅してしまうのかなと感じずにはいられませんでした。

でも、そもそも良心ってなんなんだろう…、どこまでが良心なんだろう…すごく悩むところですし、考えさせられる作品でした。

続編もあるみたいなので、他の遠藤周作の本にも手を伸ばしてみようかなと思った次第です。

Auf Wiedersehen!


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