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あなたは私の愛を映画館で囓るポップコーンのように放り出して「もうキミは要らないよ」と呟い…
父が卒寿を迎えたある日に 私に施設から長電話をしてきて 何気ない調子でぽつんと言った 「お…
くらい蒸し暑い午後に 男のことを考えるのに飽きて ぶらぶらと生姜焼き定食を食べに出かけた …
一万円札なんまいかつかって あなたに謝りに行った そしたらそこには あなたの一万円札なんま…
詩誌「納屋」第一号が刊行された。吃驚した。こんなに刺激的な対談と詩を読んだことがまず今ま…
コロスコロス 私は殺す 五才の時の朝焼けを殺害する 十七才の時のうろこ雲を殺害する 三十二才…
わたしのおとこがほれている おんなのにっきをよんだ しきゅうがほしかったという ぐちゃぐちゃにこわれた あかんぼうのかたまりがほしかったという わたしはめを しばしばするまでないたあと じぶんのこわれたらんそうにふれた くすり くすりくすり くすりまたくすりづけで もうあかごのうめないまたぐらにふれた おとこはそのおんなに わたしがしっとしたらゆるさないといった なんというみがってだと そうはくになったあたまをかかえ おとこのおくってきた めーるをまたかくにんした わたしがは
ここにUPするのは、かなり昔、もう10年以上前に書いた詩だ。この詩は、当時今はもう無いY…
あなたの迷彩色のジーンズに 指が触れ わたしの つい この間切ったショートヘア…
JRを王子で降りて、荒川線にふたりで乗った。都電は、侘びし気な雰囲気の客でいっぱいだった…
あなたの精液を根こそぎ搾り取った朝 井の頭公園の夏というより春めいた街灯を歩き 各停の始発…
山を越えて はるかにふたり。 父は死に わたしはいきる。 ほんとうにだましたのは どっち。 …
私の頑固な顎があなたを追い出してしまった。テーブルには、桃色のローストビーフが客の肥えた…
こまつなとだいこんをきざんで かつおのだしをとって あさのみそしるにいれる はまぐりごはんをひつからよそって あなたにこんもりめしをもる はしをふたつならべて ゆうべのみぞおちをかくす あえかにいんかくがなみうっている またあめか いつまでふるか ゆびきりをしたひとのやきもちが ひそかにうれしく またいちまいかわをぬぎすて わたしはあでやかなへびになる 詩集「スパイラル」 モノクローム・プロジェクト刊