【結婚式PdM3】前提条件を整理しよう!(日程・会場・予算)
チームが見えたら、まずは議論する際の前提を揃えていきます。
ここでの議論はミコトと妻で進めました。
ただし、重要なのはステークホルダーに共有し合意を得ておくことです。
ここの合意が得られていると、何かを決定したときの背景がわかるので円滑に進めることができます。
何をサービス・プロダクトと捉えるか
大前提として、何をサービス・プロダクトと捉えるかのすり合わせを夫婦で行いました。
具体的には「自分たちは何から何までを考えるか?」を決めた、ということです。
サービス立ち上げにおいては、いわゆるアプリや、製品だけではなく、AISASに代表されるような、製品を知って、購入して、それを人に広めたり、問い合わせをするなどの体験全体を設計します。
つまり、開発・製造だけではなく広告、セールス/営業、カスタマーサクセスなども含めた設計が必要になります。
実際、結婚式においてもみなさまもご経験ありませんか?
来賓側として披露宴会場から出たら「あれ?終わり?」ってなったこと。
そこで私達は、以下のように定義しました。
プロダクト = 披露宴
サービス = 招待してよいか可否の確認〜結婚式〜帰宅後に思い返す までの結婚式に関わる一連のすべての体験
重要なのはサービス設計ですね。
来賓側は、行く前からドレスを準備したり、御祝儀袋を買ったり、帰宅後も写真を見返したりしています。
なので、そこも含めてしっかりサービス設計しようと考えました。
事業の立ち上げ:会場・日程の決定
様々行動を起こす前に、妻とともに事業としての前提をすり合わせました。
本来のサービス立ち上げで言えば、
・予算
・リリースの期日
・どこのセグメントを狙うのか
など、会社のミッション・株主・会社の場所・規模・ステークホルダーなどなどから、事業の大前提として考慮すべきことがあるはずです。
私達の結婚式においては、①日程②会場③予算です。
この3つについて検討をしました。
決め方としては、
①日程は、妻へのヒアリングを数回行って明らかにしました。
次に
②会場は、妻へのヒアリングを数回重ねながら条件に合う会場の候補出しを行った上で、詳細は見学をしてから決めることにしました。
③予算は、そもそも①②の要件を満たす場合の相場がわからないので、見学をする中で相見積もりを取りながら、上限額を決めていくことにしました。
詳細は以下です。
①日程
■妻へのヒアリングのメモ
・ドレスが汗をかきづらい秋〜冬とのことでしたが、絶対ではない
・妻・家族みんながドライな性格なのでお日柄なども考慮の必要ないよ
・友人が土日休日が多いよ
・大学の友人とかで遠方からも来る友人がいるよ
■つまり
・日程:土曜日、時期はいつでもいい
・時間:昼〜夜
以上を条件として進めることにしました
②会場
■妻へのヒアリングのメモの一部
・会場は横浜・みなとみらいがいい。家からも近いから打ち合わせの上で楽だし、家族も呼びやすいし、思い出が多いし、景色もキレイだし。
・ホテルがいい。泊まる人もいそうだし。
上記が強い要望として出て、その他にもいくつか出てきたので優先度とともにまとめていきました。
■まとめ
1列目に妻へのヒアリングで出た要望、2列目にその優先度、3列目にその理由を記載しています。
その上でホテルA〜Eに見学に行って、会場ごとに順位をつけていきました。
Mustは要件なのですべてのホテルが1位です。
Want要件を見ていくと、平均点ではAとDが拮抗していますが、Want要素が多いAに決定しました。
ホテルAは、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルです。
また、そのホテルで安い時期で空いてる日をお伺いしたところ、2023/6/3(土)が空いているとのことで、そこに決めました。
ちなみに見学ですが、比較を詳細に行うために記憶を鮮明にしたく、シルバーウィークに午前午後に1件ずつ1日2件いれて3日でいくという手段で一気に進めました。
③予算
相見積もりをとったところ多くのホテルが300万円前後で、私の下調べでは50万円ほど上ぶれするだろうという見込みがあったため、350万円という上限を決めました。
制限
ここも事前の認識合わせをしておくことが大事です。
ホテルからの制限
挙式は、基本的に形が決まっているので、フレキシブルにはあまりできない。
披露宴は、会場の形・音響設備・時間の都合などで縛られる場合があるので、コンテンツを減らすのはできるが、増やす場合には要相談。
簡単に言うと、ダイナミックな変更は難しい
著作権周りなどの権利関係は必ず守ること
ツール
Notion
基本的にはすべてNotionに集約しました。
Miro
発散をする際のツールとしてMiroを使うシーンもありましたが、終了後はNotionかスプレッドシートに集約しました。
Googleスプレッドシート
演算としてはまだスプレッドシートのほうが使いやすいので、そっちを使いました。
DocsのリンクはすべてNotionに集約しました。
Slack
連絡手段は夫婦Slackで、1つチャンネルを作って運用しました。
今回は以上です。
次回は、「そもそもなぜ俺たちって結婚式やりたいんだっけ?」という根幹を問うて伝えたいメッセージをシャープにしていきます。
ではではー!