妄想ランナー
走ることは痛みを伴う
走り始めると、体が重かったり右腰や右足首が痛かったり、肩こりがひどくなることがあります
10分しか走れない頃は、悪化するのではないかと思い、すぐに止まっていましたが、
40分走るようになってからは、痛くても走り続けてしまいます
すると、しだいに痛みやコリはどこかに行ってしまうのでした
これについては、走り始めは血流が変わり、炎症のある箇所の痛みが一時的に強くなるためで、だんだん落ち着いてくるもの、という話も耳にしましたが、
自分の場合は、楽しく走っていると身体もそれに反応するからだと思うことにしています
だから
走ることは痛みを伴うけれども、苦しくはないのでした
習慣的に走るようになってから、村上春樹さんの本をすすめられました
『走ることについて語るときに僕の語ること』
前書きにこんな言葉がありました
何度もフルマラソンをしている方の言葉です
自分は5キロを40分でジョギングしている身であります
右腰が痛いという話と次元が違うことも、自分がまだ体験していない領域の話だということも、ちゃんとわかっています
でも読んだ時に、
これは自分が走っていて感じたことだ、と思ってしまいまして、
心に突き刺さったのです
この本に益々興味を持ち、そのまま読み進めようとしましたが、
きっと素敵な表現で、印象に残ることが書かれているんだろうな、と
自分が走って何かを発見しても、全て村上春樹さんの言葉を通して感じるようになっていくんだろうな、と
考えてしまいまして…
結局、前書きだけ読んで、本を閉じたのでした
そういうわけで、
自分が体験して感じたことは、まず自分の言葉で認識し表現したいのでした
この本を読むのはもっと走れるようになってからにしよう…
ランナーの先輩は
「5キロ走ることができれば10キロは走ることができるものだ」と、
フルマラソン経験者は
「10キロ走ることができれば42.195キロ走ることができるものだ」と、
実現できている人たちは皆そんなことを言います
ということは、
5キロ走っている自分は、理論上は42.195キロ走ることができる、ということになります
妄想もオプショナルです
こうして、フルマラソンを目指して走り込むことに決めたのでした
習慣的に走り初めて6ヶ月経った秋のことでした
お読みいただき、ありがとうございました
追記:見出し画像は、
「みんなのフォトギャラリー」から選択し、
lisa500ml さんからお借りしました
ありがとうございます!
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