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「余計なことを書かないこと」が、いちばん難しい

先日、こんな記事を書きました。

ざっくりいうと、「コンプレックスが言葉によって救われた」というお話です。このエピソードをふと思い出して、書きたいな〜と思ったのがきっかけ。

しかし、書き始めてみると「結論」と「タイトル」が、まぁ決まらない。

決まらないというか、どうにでもできるなって思えてきて、めちゃくちゃ困りました。

・#夏の思い出
・忘れられない一言
・言葉の力ってすごい
・よく目につく思い出は記憶に残る

などなど・・・

メモ書きしていくうちに、こういうのがどんどん増えてくんです。
とりあえず全部つめこんで書いてみると、まぁわかりにくい。これ、何の話?って状態。

最終的には、自分なりに削ったつもり。
でも、今読み返してみると「うーん、まだまだ詰め込んでるなぁ」という気がする・・・

古賀さんの本に、こんな文章がありました。

このときぼくは、取材で出てきた100の話のうち、およそ60くらいしか原稿にしません。残りの40は、どんなにおもしろくても泣く泣く削ってしまいます。
なぜおもしろい話を削るのか?
誌面の文字数が限られているから?
たしかに文字数の制限は大きな問題です。
ただし、ぼくが40の話を削ってしまういちばんの理由は、原稿の「味」を濁らせないためです。

みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門


ああ、味が濁るってこういうことか!と、先ほどの記事を書きながら体感しました。

それから、昨日の「ことばと広告」さんの記事にも。
(中級者編の記事、個人的に待ってました!という内容で大歓喜しました。ありがとうございます。少しだけ引用させてください。)

ダラダラ書こうと思えば書けるけど、あちこち寄り道して膨らませられるけど、やらない。だって、それやったら冗長になるから。

読まれるnote|中級者編

書いているとつい、芋づる式にエピソードやアイデアを書き足したくなるんですよね。
こうとも言えるし、こういう風にも言えるな…って。

それを、勇気を持って「書かない」と決めること。

出てきたアイデアの中から、「これだけは外せない」という要素を見極めて、それを伝えることに専念すること。

それがいちばん大事で、いちばん難しいんだなぁ〜、と思ったのでした。

(この記事も、余計なこと書かないようにソワソワしながら書きました。気ぃ抜くと書いちゃうから)

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