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7年間のコーディネート写真から見えてきたこと

7年前からほぼ毎朝、
玄関で自分の写真を撮っている。
家族にも内緒なんだけど。

骨格診断を申し込んだときに、
それが宿題だったからよ。
なんとなく習慣になって、今も続けている。

もちろん誰かに見せるわけではなく、
自分を振り返るために撮っている。
これがけっこう便利!

まずは、なに着てたかな?って振り返るとき。

先月の通院の時どんな服だったかな?とか、
前回の美容院はなに着ていったかな?とか、
お友達とのランチはどのスカートだったっけ?
などの確認に使う。
あら、また同じスカート?ってならないように。

それと、去年の今頃は何合わせてたかな?
って思い出せないとき。
ああ、こんなふうに組み合わせてたんだなってわかる。
時々体調が悪かったり、心配なことがあったりして、あんまりコーディネートを考えられないときにも重宝する。

そして、写真をずーっと眺めていると、
だんだん、似合うバランスが分かってくる。

カラー診断をしてもらって、
なんとなく似合う色は分かっていても、
トップスには淡い色味より、
ダークな色味を持ってきた方が、
顔がはっきりするってことが分かったり。

下重心がいい、っていう骨格診断の結果を、
自分で納得することができたのも、
毎日写真を撮って並べていたから。

それから、いちばん面白いのは
自分の変化が分かること。

美容院を変えたタイミング、
こういうのは似合わないんだ、
と気づいたタイミング、そんなことが分かる。
緑内障が判明して、ここからコンタクトを辞めてメガネだよ、とか。
ここら辺からずーっとスニーカーだわ、とかね。

もう、手放す歴史。
手放してばっかり。

若さを、
潤いを、
元気を、
ヒールを、
コンタクトレンズを。

得たものはあるのか?と、
改めて、朝の玄関写真を眺めてみる。

あるんです!!

それが不思議なことに、恥ずかしながら、

『自分を、好きになっている』

ってことに気づいたんです!

7年前の方がもちろん断然若くて、目とかパッチリ開いてるんだけど、
それなのに、今の自分の方がいいと思う。
確かにパーフェクトクローゼットを目指して試行錯誤してる成果もあると思う。

でも、心のあり方が違うの。
自分はこれでいい、って思う。
そして、この先、もっと自分を好きになれそうな気がする。変かな?

手放して手放して、今、
とってもいいものを手に入れた。

人生の波を乗り越えて、
なんとなくビーチが見えてきた感じ?
この先は海の家でゆっくりするもよし、
クルーザーが迎えに来るかもしれないし、
上空のヘリからロープが降りてくるかもね。

歳をとることは悪いことばかりじゃない。

毎朝、洋服を撮影してるようで
私のドキュメンタリーを撮影してたんだな、
と名言のようにつぶやいてみる。

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