見出し画像

夢を叶えよう!

私が英語の勉強を始めたのは、中学生の時。私には英語で成し遂げたい夢がありました。

中学生の頃、夢に描いていた将来の自分の姿...

海外の大都市を駆け回ってかっこいい仕事をする私
(プラダを着た悪魔のアンディに憧れていました)
外国の学校で世界中から集った学生たちと議論を交わす私
(ハリー・ポッターのような学校生活に憧れていました)

どちらの夢も、英語を「使って」何かすることに憧れていたんです。あれから15年ほど経った今、時間はかかりましたが、どちらの夢も叶えることができたように思います。
イギリスの大学院を卒業、授業ではたくさんの学生と議論しましたし、ロンドンで英語を使って働く今、まさに当時の夢を叶えています!

この夢を叶えるまでの過程には、たくさんの小さな目標のひとつひとつがあり、それを順々にクリアし、ここまで来ました。

英検に合格すること
テストで100点をとること
好きなバンドの英語の歌詞を歌えるようになること
気になっている本の英語版を読むこと
英字新聞を読むこと
英語で話す友人ができること
日本語字幕なしで映画を楽しむこと
英語を使って勉強できる大学に進学すること
英語で卒業論文を書くこと...

いろんな目標がありましたが、これは全部この夢を叶えるために、自分で「これができたらいいな」と思うことを次々に目標として設定してきたもの。

そして、この目標をクリアするために足りないことを補うように勉強していました。

英検の合格を目指し、苦手な分野の過去問を一心不乱に解きました。
学校のテストに備え、教科書を徹底的に読み込み暗記しました。
好きなバンドの歌詞を夢中で調べて、親に呆れられるくらい、毎晩一生懸命歌いました。
読みたかった英語の本のレベルは難しすぎたので、リーディング力を強化するために他のレベルが易しめの本も合わせて読みました。
英字新聞で頻出する単語を徹底的に練習しました。
間違えてもいいから、仲良くなりたい一心で英語で話しかけました。

両親も英語は話せないし、街で外国人を見かけることもほとんどない。田舎の普通の女の子だった当時の私にはずいぶん大きな夢でしたが、本気でできると信じて疑わなかった。信じていたからこそ、なかなか思うように英語が伸びていかないような時期も、楽しみながら目標のひとつひとつに向き合うことができました。

英語が上手になるような「魔法」や「秘訣」があると信じて、方法を聞いていただくことがあるのですが...
残念ながら、英語で何かができるようになるには、すごく時間がかかると思います。小さな赤ちゃんが、だんだん言葉を吸収して話せるようになるようなイメージで、言葉を覚え、組み立てる訓練が言語学習です。そこに「自分に合った方法」を見つけることは可能でも、「近道」は無いように思います。どれだけ時間をかけて、多くの言葉に触れられるのかが鍵だと私は信じています。

そして、英語はあくまでも「ツール」
英語をどれだけマスターしたところで、その英語で成し遂げたいこと、語りたいことや伝えたいことがなければ、そのツールは持ち腐れ。この「何をするために」英語というツールが欲しいのかを具体的に考えていくことで、英語を勉強する意味や目標がもっとはっきりしたものになります。
例えば、私の場合は「留学」が夢だったので、研究ができるだけの高い英語力が留学前に必要でした。そして、英語の勉強に限ったことではなく、夢を叶えるのに必要な他の要素にも、自然と目標を見つけていくことができました。海外で学ばせてもらえるだけの学力も必須、学問分野の目標もたてていましたし、資金面の工夫も必要なので調べたり準備したりしていました。
(他人に「英語だけ勉強してたんでしょ」とか「留学したから英語ができる」なんて、よく言われるのですが本当にショックです。)

中学生の頃の夢を叶えた今、私にはまた新しい夢があります。恥ずかしいので内容はまだ秘密ですが、何歳になっても、いくつも何度でも夢見ていいと思うんです。10年後、20年後でも良いから、この夢も叶ったらいいなと、今も日々、自分の英語力と向き合っています。

英語を勉強する皆さんの夢は何ですか?
英語ができるようになったら、何がしたいですか?

具体的に夢を描くことで、「できるようになりたい」ことがはっきりします。そうすると、小さな目標も、もっと具体的になります。「できること」が増えていくって、時間はかかっても楽しいものです。そして、その目標の先の先に、いつか夢を叶えましょう~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?