【Miki's Little Bookshop】本屋さんサービスを始めた理由

2019年8月、長年の夢だった「本屋さん」の第一歩、洋書専門の選書サービス「Miki's Little Bookshop」をローンチしました。

メインサービスは【Bookshop】
お客様の読書傾向や英語のレベル、人となりをお聞きし、3冊の洋書をご提案、そのうち1冊を選んでいただいて、イギリスから日本へ国際郵便でお届けするサービスです。

まだまだ小規模ですが、個人で手配するからこそのきめ細かい選書とパーソナルな体験がウリです。いつかは店舗も設けて、イギリスで本屋さんを開くのが、この夢のゴール。道のりはまだ長そうです。

イギリスと日本、時差や物理的な距離、通貨の違い...いろんな障壁があるからこそどうしてもお値段設定は高めになるし、お届けにも時間がかかります。でも、自分が選んだ本が海を越えて旅をしながら誰かの元に届くなんて、選んでいる私もワクワクします。早く届かないかなぁなんて、もはや私自身が一番ソワソワしているかもしれません。開けた瞬間から、イギリスらしさを感じられるように、こだわってお包みしています。イギリスに友人が増えたような気持で、本の相談や注文ができる窓口になれたらいいなぁと思っています。

今日は9月1日、ハリー・ポッター通の皆さんならご存知、#BacktoHogwartsの日です。ハリーがキングスクロス駅の9と4分の3番線から11時発のホグワーツ特急に乗って、ホグワーツの新学期へと戻る日です。

私が英語を勉強したのは、このハリー・ポッターがきっかけでした。
当時中学生だった私が、毎年1冊づつ出版されるハリー・ポッターシリーズの日本語訳を待てず、無理やり英語版のページを読み始めたのです。英検2級くらいの頃でした。1ページで30回くらい(!)辞書を引きながら、一生懸命読み続け、読破したのがハリー・ポッターの最終巻でした。その後、日本語訳と、そのずっと後にもう一度英語版を読みなおしましたが、思いのほかレベルが高い本です。当時の英語力でよく頑張ったものだと思います。笑
分厚い、重い、ハリー・ポッターの7巻の英語版を読破した。この経験が今の私の英語力の基礎に自信になり、大きな夢を魅せ、そして成長するきっかけを作ってくれました。

そんなハリー・ポッターの記念日、9月1日を、長年、ハリー・ポッターの世界観を通してあこがれ続けたこのイギリスの地で過ごすのはこれで3回目になります。この時期になると当時の熱意や思い出が蘇って、なんだかきゅんとするのです。

ハリー・ポッターの後、もっと洋書にも挑戦したいとAmazonや紀伊国屋書店で好きになれそうな洋書を探しましたが、なかなか見つからず。買っては途中であきらめ読み切れないケースが続きました。今だからこそわかることですが、トピックやテーマに興味があったとしても、自分の英語力が足りていなければ楽しく読むことは難しいし苦痛。かといって興味のない子供向けの本はつまらない。そのちょうどいいバランスの本を見つけるのはなかなか難しい。

英語もレベルアップし、英語ネイティブが読む文学的な作品も楽しめるようになった今の私なら、当時の私が抱えていたような洋書選びの悩みを解決できるかもしれない。皆さんにも、私にとってのハリー・ポッターのような1冊をみつけるお手伝いをしてみたい。そんな想いで、サービスをスタートしました。

もちろん、私一人の読書経歴では偏ってしまいますから、外部の力(2000冊以上の本を読んでいるイギリス人の夫!笑)も借りてぴったりの本を見つけるお手伝いをしています。2人でタッグを組むと、児童書からビジネス書、文芸書、アカデミックまで、ありとあらゆる本を網羅できている...!のが最強の強みだと思っています。また、私自身が読んでいない場合も、実際に本を手に取り、お客様の英語のレベルや性格と合っているか、内容を確認してからおすすめしています。

まだまだスタートしたばかりで、改善が必要な面が多々ありますが、気持ちを精一杯込めて本を選ばせていただきます。ご興味がございましたらぜひ下記アドレスから詳細をご覧ください。

https://mikitravelgram.com/mikis-little-bookshop/

noteではこれからも洋書の選書サービス裏側や、イギリス生活の小話をお届けしていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?