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【1分脳科学】「後頭葉」視覚情報ハイウェイ

※こちらは個人的なまとめノートです。

後頭葉

後頭葉は、大脳皮質の4つの脳葉の一つで、大脳の最も後方に位置する部分です。後頭葉は、視覚系の中枢として、視覚に関する情報の受容と統合を行っています。

後頭葉の構造

  • 後頭葉は、大脳縦裂によって左右の半球に分かれており、それぞれが反対側の視野の情報を処理しています。つまり、左の後頭葉は右半視野、右の後頭葉は左半視野の情報を受け取ります。

  • 後頭葉は、前方にある頭頂後頭溝という溝で頭頂葉と区別されます。側面では、外側後頭溝という溝で側頭葉と区別されますが、境界は明確ではありません。また、内側面には鳥距溝という深い溝があります。この溝の上方にある部分を楔部、下方にある部分を舌状回と呼びます。

後頭葉の機能

  • 後頭葉の主な機能は、視覚的な受容と統合です。網膜からの信号は、視神経と視床を経て、後頭極付近にある一次視覚野(V1)に到達します。一次視覚野は、ブロードマンの脳地図で第17野と呼ばれる部分で、色や形や運動などの基本的な視覚情報が解析されます。

  • 一次視覚野からは、側頭葉や頭頂葉に向かって二次以上の視覚野が伸びています。これらの高次視覚野では、物体や顔や文字などのより複雑な視覚情報が認識されます。例えば、側頭葉にある下側頭回(V4)では色彩や形状が認識されます。また、側頭葉にある下側頭回(V5)では運動が認識されます。さらに、側頭葉にある下側頭回(V6)では空間的な位置が認識されます。


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