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音声入力・顧客分析・AIソリューション「Mrec」を開発 その想いを告白します

私がコンサルタントとして参画しているマーキットワン株式会社にて「Mrec」というソリューションを開発しました。

簡単に言うと、音声入力したメモを自社の顧客データに取り込むことででき、そのデータを分析して、販促活動に活かすソリューションです。

開発のきっかけ

まだ、私がリゾート会社の役員をしている時に、マーキットワンの方から相談がありました。

それは、「Mrec」の原型となる考え方を検討中で、実際のホテルにおける業務フローを教えてほしい、という内容でした。

私自身もその構想をお聞きして、「ぜひ協力させてほしい」と即答して、色々お話しした記憶があります。

その後、私自身はその会社を辞めて独立することになったのですが、退職のあいさつにマーキットワン株式会社に伺った際に、「一緒に開発しませんか」と声をかけていただきました。

こうして、開発が始まったのです。

開発の経緯

まず、最初に始まったのはコンセプト作りです。

そもそも、開発のきっかけは音声入力のシステムを作ることではなく、お客様が売上を上げるために有効な情報をどうやって収集して、どうやって整理をし、それをマーケティングに活かすかというところから入っています。

このため大枠のフレームから考えていきました。

大きく分けて情報を溜め込む入れ物、そしてその情報を収集する方法、さらに情報を活かす方法の3つです。

その上で具体的な業務フローを考えて、収集→整理→蓄積→分析→活用という1つの業務フローに分けて考えました 。

そしてデータを蓄積する情報プラットフォームの概要、顧客情報や実績情報などの内容を整理し、もう少し細かいプラットフォームのデータベース上の内容まで整理してみました。

その上で実際に必要となるシステムの構成要素を検討いたしました。

実際の利用イメージ

また、実際のお客様の利用シーンなどもかなり深掘りをして検討も行いました。

まず、自分がいたホテルのような宿泊施設をイメージしています。こちらは B to C の代表としてモデル化しました。

Mrec活用例(ホテル)

ホテルのような施設では一人のお客様に対して複数のスタッフが関わる事になります。

まず最初にホテルに到着すると、玄関でドアマンやベルボベルがお客様と接点を持ちます。

そしてフロントに行ってフロント担当者がチェックインの対応をします。

その後お部屋に入ったらだいたい夕食を食べることになりますのでレストランなどの担当者とも設定にします。

こうやってさまざまなスタッフが一人のお客様に対して設定を持つことになりますが、このお客様との接点の情報をホテルの全体で共有するというのはなかなか難しい現実があります。

この対応が上手にできている一例として、有名なのはリッツカールトンです。
このホテルはお客様の情報を一元管理できるようにシステムが構築できており、また前回来た時に特別対応のような個別のカスタマイズした内容も全て記録されているので次から止まった時にも同じような対応が可能となっています。

イメージしているのはリッツカールトンのような対応ができることです。

次に B 2 B の対応について考えました。

B 2 B の対応の典型的な事例は外回りの営業の方です。

Mrec活用例(外回り営業)

大企業相手の営業の場合はおそらく応接室で自分のパソコンを開いて打ち合わせをするようなことも可能かと思います。

しかしお客様が中手企業や個人のお客様の営業の場合にはなかなかパソコンをその場で開いて何か情報を入力するということは難しいです。

このため手帳に控えておくだけで、会社としてしては活用しきれないという状況になっています。

これをどうしたら改善できるかという観点から 、スマホで音声入力をすればそれぞれの担当者も情報を入力することに対してのハードルが下がるのではないかと考えてアプリを開発するに至りました。

今後の展開ですが、まずはモニター企業を募集して実際に現場で使ってみていただきたいと思っています。

その上で、使い勝手などを検証しながら、マーケティングにどうやったら活用できるかということを、そのモニター企業様と一緒に取り組んでいきたいなと思います。

この取り組みが生産性が低い日本の中で、生産性を高める取り組みの一つとして、うまく機能するように進めていきたいと思っています。

モニター企業としてやってみたいという企業様があれば、ご応募をお待ちしております!



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