オンラインレッスン1ヶ月目の記録
オンライン英会話を始めて1ヶ月、
500分のレッスンをした。(週1時間くらい)
英語を上達させたいっていうのもあるけど、
語学教師として、「学習者の視点に立ちたい」という目的もあって、
そのことも含めて、1ヶ月の記録を書いてみる。
***
予想外だったこと
実は、オンラインレッスンを始める前、
こんな記事を書いた。
とはいっても、これは、
オンラインレッスンを始める前に、
「私はこんなレッスンをしたい」「このぐらいの頻度がちょうどよさそう」っていうただただ仮説を立てたもので、
実際にいろんなオンラインレッスンを見てみると、
いろいろと勝手が違っていて、
仮説通りにはいかなさそうなことが出てきた。
例えば、
わたしはオンラインで日本語を教えていて、
そこでは、「レギュラーレッスン」といって、
「曜日と時間を固定して毎週同じ先生とレッスンができる」仕組みがあるのだけど、
オンライン英会話のそのほとんどには、そういう仕組みがなかった…!
ほとんどが、都度予約で、その都度先生を選ぶタイプのもので、
先生の空きも固定じゃなくてばらつきがあって、
例えば今週の水曜に空いている先生が、来週の水曜にも空いているとは限らないし、
空いている先生であっても、人気の先生だとすぐに予約が埋まってしまって、
予約が取れなかったりする。
それから、基本的にレッスン時間は、
25分かそれ以下のものが多くて、
50分レッスンというのはなかなかなくて、
予約のシステムも、
「予約できるのは1回まで」だったりして、
「予約の取り溜め」みたいなことができないみたい。
というところで、
・基本的にレッスンは都度予約で先生を固定することが難しい。
・レッスン時間は25分以下であるところが多い。
というのが、
わたしが「日本語教師」として使っているオンラインシステムとの違いだった。
まあでも確かに、オンラインならではの「柔軟性」を活かすとなると、
そうなるよね…!っていう納得もあった。
逆に予想外によかったことは、
・先生の自己紹介動画が見られること。(写真より断然人柄がわかって、先生選びをしやすい)
・レッスン受講者のレビューが見られること。
・レッスンノートを毎回もらえること。
・レッスン開始とレッスン終了を知らせるアラームみたいなのがサイトについていて、レッスン時間を守りやすいこと。
・自己紹介ありかなしかを事前に選択できる。
・積極的に直してもらいたいか、とにかく話したいか、学習者側から選択できる。
これはわたしが使っているオンラインシステムにはないものたちで、
すごくいいと思った。
先生の出身国と年齢
結局、わたしは、「DMM英会話」を利用することにしたんだけど、
その中でも、「ネイティブプラン」といって、
英語ネイティブや日本人の先生とレッスンが受けられるプランでレッスンをしている。
今までレッスンを受けた先生は、全員で10人で、
国籍は、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、イギリス。
感想は、
「できるだけ、オーストラリア人の先生とレッスンをしたい!!!」
だった。
理由は、英語のアクセントとかではなくて、
英語の「丁寧さ」が国によって違っていたから…!!!!
というのが大きい。
まあこれは、先生によっても違うと思うんだけど、
イギリス人の先生とレッスンを受けたとき、
もう明らかに、わたしでもわかるくらい、
「使っている英語」「直してくれる英語」がフォーマルだった。
「義父母と話すときに使う英語だからもうちょっとカジュアルな感じでもいいと思うんだけど…」
とリクエストはしたんだけど、
きっと「義父母との関わり方」「カジュアルさ」に文化的な差があって、
「私がこの英語を家族や親戚に使ったら、絶対に変だ」と感じる英語だった。
もちろん、人によっても、年齢によっても違うっていうことはわかっている。
だけど、オーストラリアのカジュアルさと比べると、
イギリスの英語は少し堅い感じがして、
こういうのは(人や年齢の前に)まず国によって違いがありそうだから、
オーストラリアに住んでいてオーストラリアで英語を使っているわたしは、
オーストラリアの先生に教えてもらうのがやっぱりいちばんよさそうだ、と判断した。
他にも、オーストラリア人の先生のほうが、いろんな話が通じやすかったり、
(わたしは主に自分の英語日記をつけてそれをもとにレッスンをしているから、そのレッスン内容的にも、オーストラリア事情を知ってもらっていたほうが、スムーズにすすみやすい)
「この表現はオーストラリアで使わないかもしれない」と言われたりすることもあったから、
そういうことも合わせて、
わたしにはオーストラリア人の先生のほうが都合がいい。
それから、先生の年齢は、
最初は、50代から60代のベテラン先生のほうがいいのかな?と思っていたけど、
わたしのニーズやレッスン内容からして(日常会話、フリートーク、言い回しや表現の確認)、
同年代のほうがよさそうだ、と感じた。
それは、話題とか、言葉のチョイスとか、その感覚とか、
そういうところで、そう感じだよ…!
理想の先生
きっと、わたしが中上級者で、
フリートークをメインにレッスンをしているから、という理由もあると思うのだけど、
理想の先生は、
「気が合って、話しやすい先生」
もうこれがダントツで一番大事…!!!!!
わたし、「日本語教師」として毎日かなりの学生と接しているんだけど、
ほとんど緊張はしないのよね。
だけど、学生の立場になってみると、
もんのすごい緊張するの…!!!!!
だから、そんな緊張が和らぐくらい、
優しくて、フレンドリーで、笑顔で、聞き上手で、話しやすい先生がいい。
言語って結局はコミュニケーションツールで、
母語であっても、気が合わない人とは話が弾まないのと同じで、
やっぱり中上級以上になると、
「友達になれそう」なくらい、
気があって、相性がよくて、
「話したい!!!」って思える先生に出会えることが、
すごく大事だと思った。
その他には、
こういう先生がすごくいいなあと思ったよ。
・細かいミスも直してくれる。(助詞や複数形、時制など)
・私が話したことを、文単位でレッスンノートに書いてくれる。(間違ったところとか、単語だけではなく、『文単位』というところが大事!!!)
・言いたいことを汲み取ってくれる。
・「意味が分かる」レベルより上の、「より自然な表現」「より簡潔でわかりやすい表現」を教えてくれる。
・「リピートしてみて」「もう一回言ってみようか」など、そういうところである程度先生からのリードがある。
こういう先生に、今のところは2人出会えていて、
基本的には、この2人の先生をリピートしている。
(だけど空いている時間も不定期だし、やっぱり人気の先生だから予約が取りづらいのよね…泣)
それから、レビューを見るときは、
もちろん一番高い評価であることが一番だけど、
「どれだけ低評価がついているか」というところも見ている。
「低評価もまあまああるけど、全体的に高評価が多いから平均して評価が高い」先生より、
「低評価はなくて、中〜高評価が多い(3〜5くらい)」先生のほうが、
信頼できる、とわたしは思っている。
こんな先生はいやだ
逆に、「もうレッスンをとらない」と決めた先生もいた。
こんな先生は、わたしはいやだ。
・レッスンのメモを全然取ってくれない。
・インターネット接続があまりにも悪い。
・先生が話す量があまりにも多い。
・「間違いなんか気にしないで。通じるんだから!」と言って何も直してくれない。(史上最悪のレッスンだった)
・「どれも全部同じ意味だよ!」「ネイティブは気にしないから」「意味は通じてるから」っていうスタンス。
・「あら、わたしもスペル忘れちゃった!苦手なのよね〜(笑)」っていう「お金をもらってレッスンをしている」っていうプロの感覚があまりにもない。
・「すごく若く見えるよね??」「若いのにもう結婚してるなんてびっくりだよ!」っていう余計なお話をしてくる。
・教師のリードがまったくない。
こういう先生は、わたしには合っていないと思った。
(合わない先生に当たってしまうと、すごくがっかりする…)
先生選びってすごく大切で、すごく難しい…!!
教師メモ
そんな感じで、1ヶ月受けてみて、
「教師」目線で見た時に活かしたい教訓(^^)
これはただのわたしの教師メモだよ。
〈レッスンシステムと環境〉
・レギュラー予約システムはないよりあったほうがいい。
・25分でも、内容によっては十分練習できる。
・レッスン時間は、アラームがあったほうが、スムーズに終了しやすい。
・「どれぐらいミスを指摘してほしいか」「フリートークをしたいか」の選択をレッスン前に学習者側から選択できるのはかなり便利。
・インターネット接続が確保されているのは基本の基。
〈教師のプロフィール〉
・先生を選ぶときは、先生の人柄を知りたい!写真よりも動画のほうが圧倒的にわかりやすい。
・趣味とか好きな映画、年齢などのプロフィールは意外と有効。「気が合う先生」を見つけるための手がかりになる…!
・経験年数や、得意とする分野(”テスト対策可能”、”上級者可能”など)、資格があると、心強い。
・レビューは一番信用できる。
〈レッスン中の教師の姿勢〉
・学生のタイプを見極めて、その学生にとって、できるだけ気があって相性がいい、「気持ちよく話せる相手」を務める。
・フレンドリー、笑顔で、高圧的にならず、リラックスしてもらうことに務める。
〈レッスンの仕方〉
・第二言語で話しながらメモをとるのって難しい。できるだけ、教師側がノートをとってあげる。
・自分が勉強してきたことをトラックできるとモチベーションにつながる。レッスンをした総時間や、レッスン後の先生からの一言がやる気につながる。
・細かい間違いも流さずに直してくれたほうが、言い直しができて結果的に練習になるし、「この先生の前では気をつけて話そう」と思える。
・「言いたいことを汲み取って、それを自然な表現に直してくれる」のは、ものすごくありがたい。
・リピートをしたり、言い直したり、っていうのは、なかなか学習者側からしづらい。「こうしたほうが効果的だ」っていう練習方法は教師がリードしてさせていったほうがいい。
・先生が話しすぎているのは論外。
・「意味は通じるから大丈夫」「どれも同じ意味」は学生を全く助けていない。
・プロであることを忘れない。先生は友達じゃない!
こんな感じ…!
これから
これから試してみたいことは3つ(^^)
①国籍と年齢、教材の幅を広げてみる。
先生選びに失敗するのが怖いし、今はやっと見つけたお気に入りの先生とのレッスンをリピートしているんだけど、実験のためにもう少し幅を広げてみたい。教材も今はあまり使っていないから、とりあえず一通りやってみたい。
②男性の先生とレッスンをしてみる。
まだ女性の先生としかレッスンしていないんだよね…!男の人ってなんか苦手だから…!だけど男性の先生にはまた男性のよさもあるような気がしていて、ここも試してみたい。
③韓国語のレッスンを受けてみる。
英語はもう中上級レベルに達しているけど、それだけじゃなくて、「ド初級」の学生目線にも立ちたいんだよね。ということで、全く無知の韓国語の勉強を始めることにした。なんとDMM英会話では韓国語のレッスンも受けられるのです…!素敵…!
あとは、DMM英会話のサービスではできないけど、
「グループレッスン」や「英語コーチング」も体験してみたいなあと思っているよ(^^)
2ヶ月目は、もう少したくさんレッスンを受けられるといいなあ…!
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