内向型人間として生きていくということ
先日、おもしろいインスタグラムのアカウントを見つけた。
「Winning Introverts」っていうアカウントで、
「内向型人間あるある」が投稿されているんだけど、
これがまさに「わたし」に当てはまりすぎている。
どれもすべてが「わたし」すぎて、ウケる(笑)
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実は、自分は「内向型人間だ」と認識できたのは、
大人になってからだった。わりと最近。
それまでも、「内向的」という言葉は聞いたことがあったのだけど、
「ただシャイな人」みたいなイメージがあって、
「内向型」という人間の実態を知らなかったし、
「自分はそこにカテゴライズされる人間なのだ」
という認識もなかった。
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「なんか自分、変わってる…?」っていう感覚は、高校生のときからあった。
(中学まではど田舎の学校で同級生もみんな保育園からずっと同じメンバーだったからあまり感じていなかったのだと思う。)
毎日、1日中、教室でみんなと過ごすのが苦痛だった。
移動教室で誰かといっしょに移動するのも嫌だった。
休み時間のあの微妙な10分間におしゃべりするのも苦手だった。
自転車通学は、いつもひとりでいたくて、駐輪場や電車で誰かに出くわしていっしょに帰ることになったときには、うんと疲れた。
「修学旅行」なんて行事は地獄だった。
「ひとりに、自由に、させてくれーーーーーーー!!!!」
と、一日中心の中で叫んでいた。
(正確に言うと、心を許していたほんの数人の人といるときには穏やかで楽しい時間を過ごせてはいた。)
大学になってからは、一日中同じ空間に同じ集団といることもなくなって、
好きなときにひとりになって、
好きなときに好きな人といられて、楽しかった。
「自由だーーーーーーー!!!!」
と思った。
だけど、このころから始まった「仲良くなろう飲み会」がとにかく苦手だった。
仲良しグループや、1対1で行く飲み会は、大好きだ。
でも、「新入生歓迎会!」とか「サークル合同飲み会!」みたいな、
「知らない人たち」と、「仲良くなる」ための集まりが、嫌だった。
「飲み会は、仲良くなってから行かせてくれーーーーー!!!!」
と思っていた。
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そんな自分に気がつきながら、
「自分にはヒトとして欠陥がある、だからみんなが当たり前にしていることができないんだ」
って感じていて、
「これはきっと努力をすれば克服できるはずだ。もっと積極的に人に関われるようになるんだ!!!!」
と、大学生時代はそう意気込んでいた。
外国でホームステイもしたし、留学生と交流できる寮にも入ったし、
ボランティアや、イベントにもたくさん参加した。
結果、惨敗。
ことごとく、無理だった。
「ふり」はできたけど、うんとうーんと疲れた。
特に、ホームステイとか寮とか、
「誰かといっしょに住んで交流系」、
わたしには、がんばっても、できない!!!!
そうわかった。
***
それから、なんのタイミングだったのかは忘れてしまったのだけど、
この世には「内向型人間」と呼ばれる人たちがいることを知って、
その実態を探ると、わたしはどうやらそっちのタイプだとわかって、
すごく、すごく楽になった…!!!!!
「そういう星のもとに生まれたんだ。欠陥があるわけじゃなくて、そういう性質なんだ。周りの人たちと、タイプが違っていただけだ。」
「よし、内向型人間として生きていこう。」
と、やっと思えた。
長い、26年間だった。
***
世間はまだまだ、「外向的な人」をヨシ、とする風潮があるような気がしていて、
「おしゃべりな人気者」「誰とでも仲良く」「人との出会いが財産」「人脈は増やしてこ!」
という言葉たちに、踊らされていた。
だから、「そうじゃない自分」に自信がなくて、
「ダメ人間だ」と思ってしまったりしていたんだよね。
だけど「生きづらさ」の原因を知ることで、
自分を責めなくてもよくなって、
今までもやもやした霧がパッと晴れていくこともある。
大人数での集まりは嫌いだし、
雑談は苦手だし、
周りの目や音には敏感で、
ぼーっとして考え事をすることは多いし、
人に会ったあとはどっと疲れて充電が必要だし、
喜怒哀楽は顔に出にくいし、
ひとり作業が好きだし、
自分のことを話すのは苦手だし、
急に質問されると答えられないし、
そんなわたしだけど、
「自分は内向型だ」と知ることができた今は、
それにとことん向き合って、
内向型人間として、
堂々と生きていける道を見つけたい、と思っているよ(^^)
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