コロナ蔓延と結婚式が_重なってしまった花嫁の心境

コロナ蔓延と結婚式が重なってしまった花嫁の心境

私たちは2月29日に結婚式をしたのだけど、世間ではまさにコロナウイルスが蔓延していて、私も「結婚式を延期にするかどうか悩む」花嫁の一人になってしまった。

私たちの場合、いろいろなリスクを考慮して状況を踏まえつつも結婚式を延期にすることはなかったから、

もしゲストの人が、「コロナで欠席」になってしまっても、それはしょうがいないと受け入れるしかない案件だったのだけど、

私を含め、世間の花嫁たちのコロナウイルスに振り回される精神的ダメージは相当なものだと思う、、!!!!!

結婚式って本当に何か月も前から、下手すると一年以上前からその日を目指して準備していて、

かなりのお金も投資するし、

恋人や家族と言い合いになったりもしながら、

いろんなプレッシャーを背負って、かなり気が張ってる状態がずっと続いている感じで、

延期するとなると、

キャンセル料はかかるし、

キャンセル料がかからなかったとしても、

ネイルやエステや各種レンタルの日程を組みなおさなきゃいけないかもだし、

頼んでいた引き出物は賞味期限が切れて買いなおさなきゃいけないかもだし、

何より招待した人たちのことを思うと、

吐きそうなくらい心を痛める案件だと思う。


私は結婚式を延期にするという選択肢はなかったとはいえ、

前日には全国の学校を休校にすることが告知され、ディズニーランドは臨時休園になり、

私の心境はというと、

Twitterで”結婚式延期”をキーワードにして検索しながらたくさんの人が延期にしているのを目の当たりにしながら、(前日とか前々日に延期を決めている人とかもいた、、、!!!)

もしかしたら招待した人から”やっぱり行けない、、、”ってドタキャンの連絡が入るかもしれないと思いながらLineの通知が鳴るたびにびくびくしたり、

今頃みんなから”延期の連絡来ないってことはこいつ結婚式やる気なの?こんな状況なのに?”って思われているんじゃないかと想像を巡らせて、

来てくれたとしてもみんな渋々嫌々来ることになるんじゃないかとおびえ、

万が一誰かが結婚式のせいでコロナウイルスに感染してしまったら、

最高な日になるはずの一日が最悪の日に一転する可能性もあるわけで、

心が折れかけていた。というか折れていて泣いた。(笑)


そもそも思うのだけど、結婚式っていう自分主役の長期的一大イベントを、いろんな人を巻き込んで、プランナーと式場を通すとはいえ自分主体、自己責任で進めていくなんて、

20代そこそこだと会社でもそんなこと任されないし、

たいていの人にとっては人生で初めての大プロジェクトで、

花嫁にはそれくらいのプレッシャーがあると思う。(もちろん新郎も。だけど総合すると花嫁が感じてるプレッシャーのほうがいろいろな面からして大きいと思う。)


私も自分が花嫁になるまでは、花嫁の気持ちなんて考えたこともなかったけど、自分が花嫁を体験してみて、

これからは友達が結婚式をすることになったら、

結婚式に行けることを全力で喜んで、

当日は全力で楽しんで、

結婚式が終わったら全力でねぎらいたいなという気持ちになったよ!!!


ちなみに私たちにとって延期という選択肢がなかったのは、

一週間くらい前からオーストラリアから旦那さんの両親が日本に来てくれていたことと、

時期的にも私がオーストラリアに行くのが4月で、その前にしようとなるともう今の時期しかチャンスがなかったことが大きい。

あとは、私の両親を除いて、私も旦那さんも旦那さんの両親もコロナウイルスに関して決してパニックにはなっていなかったこと。

旦那さんの両親は、「マスク売り切れて買えないけど私たち以外のみんながマスクつけているんだったら私たちはつけなくてもいいんじゃない?」っていうくらいの構えだったり、

旦那さんも、「コロナウイルスで3000人がなくなって、世間はみんなマスクをつけてるけど、エイズで3万人の人が亡くなっているのにみんなコンドームつけないよね。」と皮肉っていたり、

いい意味で冷静だった。(もちろん予防はしてるけどね。)

私も、もちろんコロナウイルスに感染したくはないけど、私たちにできることって、

「手洗い、うがい、マスク、免疫力を高める、人込みに行かない」とかそのくらいで、それしかできようがないし、

私たちの世代でいうと致死率も高いわけではなく、

やることやってればパニックになっておびえる必要はないと思う。(生きてて生活ていれば、コロナに関わらずいつだって病気になる可能性があるし、命を落としてしまう原因もそこら中にある。)

私の両親だけはパニック気味だったけど、私的には、

「毎晩残業して睡眠時間確保もままらなくてストレス値をかなり高めてるほうがよっぽど恐怖。病気になるリスクも致死率も高すぎ。」

と思っていたよ。


今の状況だと、夫婦が結婚式を決行しても、延期にしても、

参列者が出席しても欠席しても、

何がいいとか悪いとか、こうするべきだとかでは語れなくて、

夫婦を取り巻く状況や、結婚式準備や、実施場所や、その規模や、参列者層によっても、

判断が変わってくると思う。


だけどどうなっても、これから結婚式を控えてるカップルにはエールを送りたいし、

周りにいる人はどうなっても変わらず全力で愛を伝えてあげてほしいなと思うよ!!!!


私は心が折れていた前日に、友人から、

”コロナ”どうこうより楽しみの方が圧勝してる!せっかく大事な日なんやから気にせんとこ!”

っていうメッセージをもらって死ぬほど救われた。

やっぱり愛は人を救うよ!!!

伝えることが大事。この友人には一生感謝すると思う!



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