35歳になった私が、自分を美人扱いするためにやっている10のこととその費用
※この記事、なんと1万4千字近くもあります。長くてすまん。最後まで無料です。
読まなくてもいい前書きー祠がまだいっぱいあるという話
こんにちは。ライターやら漫画家やらIT系会社員やらをやっている宗岡未樹(旧姓:小池みき)です。
5年前、私はこんなnote記事を書きました(詳細部分は有料)。
ある時「美人じゃない人」と言われたことを激しく根に持った私が、あの手この手で外見やマインドの改造に努めた経緯をまとめた文章です。
このときの努力は、元が元だったこともありかなりの成果を生みました。売上高(ほめられ量)でいえば当社比250%ほどの成長率だったと思います。資金調達がはかどる。
あれから5年経ち、私は35歳になりました。
noteにも記したようなさまざまな鍛錬のおかげで、29歳のときと比べると、他人からの外見評価に一喜一憂することはかなり減った気がします。何より、自分で自分にダメ出しする機会が激減しました。ここが大事なところですね。誰にブスとののしられようが美人とほめられようが、自分で自分を貶めていたらちっともハッピーではないので。
そういう意味では、今は当時ほど強く「この見た目その他をどうにかしたい」とは思っていません。
しかしながら、私は今でもこの分野の試行錯誤を続けています。東に良いピラティスインストラクターがいると聞けば訪ねていき、西に良いシャンプーがあると聞けば買いに行く。そうやって、今もマイペースに(かなりスローなペースで)「もうちょいいけてる女になるには」を考えています。
なぜかというと、”美”について頑張ることがシンプルに「面白く」なってきたから。「女性ならこうでなければ」みたいな規範に満ちた美を追うのは苦しいけれど、より自分の気持ちにしっくりくる、より自由な美のあり方を考えるのはなかなか楽しい。ちょっとしたゲームみたいなワクワクさえ感じることがあります。
こうなってくると、「キレイになる努力」はほぼ自分のための趣味です。何しろ荒野からのスタートなので、開拓の余地がありまくるんですよね。「ブレスオブワイルド」でいえば、まだ開けていない祠がいっぱいあるという状態です(ゲーマーにしか伝わらない例え)。
というわけで、今回はそんな私の試行錯誤の中から、やってみてor買ってみて特に良かったと思うことやサービス、アイテムを10個にしぼって紹介します。
前作「美人外宣告」と内容的に若干かぶるところもあるかもしれませんが、2022年最新版ということで改めての内容となります。
なお有料サービスもいくつか記載していますが、購入・受講される場合は各自でしっかりとご検討ください。相性もありますので、紹介したサービス・商品に関する不満やトラブル等について私の方では責任を負いかねます。
前のnoteを書いたときと同じく、私は別に絶世の美女になったわけではないし、顔出しが重要な仕事をしているわけでもありません。どこまでいっても一般人だから、いくらでもケチをつける余地はあると思います。
それでも、私は自分の心身が「イイ感じ」になっていると素朴に嬉しい。広瀬すずみたいな顔面じゃなくても、米倉涼子みたいな体型じゃなくても、バッチバチの健康体じゃなくても、「今日の私はなかなか良い」と思うことはあるし、その嬉しさで生活の質が上がることも感じています。
だから、他の誰にそう思われなくても、私だけは私のことを「大事な美しい人」として扱ってあげたい。そして、まだ開けていない祠を開けて回ることを(まだこの比喩を持ち出す)、焦らずのんびり楽しみたいと思っています。ここで紹介する10個も、もちろんその一環です。
この記事を、「もうちょいイイ感じになりたいんだよな」と思っているたくさんの同志たちにお送りします。
やっと本編:35歳になった私が、自分を美人扱いするためにやっている10のこととその費用
目次
1.眉毛サロンに行って「顔の額縁」を整える(1回1万円〜)→
2.ピラティスで体の芯を鍛える(1回1万円〜)
3.ユミコアボディオンラインで筋肉をほぐす(月1万円or一回3000円〜)
4.フィットボクシングで肩こりを予防する(ソフト代約5000円)
5.顔タイプ診断を受けてファッションの方向性を探る(次の買い物同行と合わせて3万円)
6.買い物同行で服選びの効率を上げる(顔タイプ診断と合わせて3万円)
7.コアラ・マットレスで睡眠の質を上げる(約9万円)
8.スマホの使用を制限して首と精神を守る(0円)
9.瞑想で自分に集中する(0円)
10.自分の嗜好に合ったYouTube・Instagramアカウント・書籍などを確保してモチベーションを維持する(0円)
1.眉毛サロンに行って「顔の額縁」を整える(1回1万円〜)
もっと早く行くべきだった……!!
行った直後、まっ先に出てきた感想がこれ。
実を言うと、眉毛についてはずっと悩んできました。
私の眉の毛は全体的に薄く細く、ノーメイクだと平成のギャル状態。毛質が髪と同じく天パですぐ四方八方に曲がる上、生えている場所に左右差があり、かつ右の眉がかなりハゲている、と問題だらけです。メイクすると毎回左右の形がちっともそろわず、どうにかならんかなーとずっと思っていました。
それでも今まで眉毛サロンに行くという決断をしなかったのは、ひとえに「薄眉だから行ってもしょうがない」という思い込みがあったたせい。眉毛サロンって抜いたり剃ったりするんでしょ? 私みたいな薄眉の人間がやったら我愛羅になるやんけ、と思っていました。
しかしながら、私と同じ薄眉族を含め、ありとあらゆる人に言いたい。
薄かろうが濃かろうが、少しでも眉に不満があるなら眉毛サロンに行った方がいいです。薄眉でも我愛羅にはなりません。
つい数ヶ月前、信頼する友人から「腕利き」の太鼓判を押されたアイブロウリストYさんのところでワックスがけの施術をしてもらったところ、「薄眉に眉毛サロンは無駄」が私の勘違いであったことがよくわかりました。
むしろ、手入れをしてもらったことにより、かえって眉毛がちゃんと浮かび上がってきたのでびっくり。
Yさん曰く、
「眉毛の周りって、実は産毛の量がかなり多いんですよ。だからその産毛をちゃんと処理してあげることで、眉毛の輪郭がかえってはっきりしてくることが多いです。自分で薄いと思っていても、私たちから見るとできることがあったりするので諦めないで相談してみてくださいね」
とのこと。やはりプロの助けは重要だなあ……。
ワックスのあとは、眉のメイクの仕方や、使っているアイテムについてもすごく丁寧に教えてもらえたので非常に助かりました。特に、眉に仕上げでのせると良い色(私の場合はピンク)を教えてもらえたのが勉強になった。
どのアイブロウリストさんも同じように教えてくれるわけではないかもしれませんが、私はこういうとき自分からガンガン質問する方で、いろいろと教えてもらいました。
サロンに通う頻度ですが、私は初めて施術を受けた後、これまでに3回ほど通っています。今の眉の形が定着したら止めるかな。髪の毛のように毎月整えてもらう、という人もいるようですし、1回だけやってみる、という使い方ももちろんアリかと。
少なくとも私の場合は、形を整えてもらえる+理屈を教えてもらえる、の繰り返しにより、日々のメイクでも眉毛でイライラすることが一気に減りました。やろうと思えば結構しっかりサロン眉も再現できます。これからもずっと使える知識を頭に入れられたのが嬉しい。
「眉毛は顔の額縁」という言葉を近年よく聞くようになりましたが、施術してみるとたしかに額縁だなあと思います。額縁をくっきりさせると、他のパーツもうまく収まっているように見える……(錯覚かもしれないが)。
眉毛サロンもアイブロウリストもピンキリで、当然相性もあるので選ぶのは結構難しいかもしれません。同じお店の中でも、やり方や技術に違いがあるんですよね。Yさんには「基本的にはアイブロウの専門店に行った方が良いと思います。料金体系が安すぎるお店は、カウンセリングが一切なかったりもするのでちょっと注意が必要かもですね……」と言われました。
Yさんは長期のお休みに入られてしまったため現在ご紹介できないのですが、お店は中目黒のMood.というサロンです。ご興味ある方は試してみてください(ただし人気店なので予約は結構とりづらい様子)。
2.ピラティスで体の芯を鍛える(1回1万円〜)
年齢のせいもあるかもしれませんが、「美しく見られたい」だとか「モテたい」だとかいうよりも、むしろ「心身両方を(自分にとっての)いい感じにしておきたい」というヘルスケア寄りな欲求の方が強くなってきました。
その欲求に、いま一番応えてくれるのがピラティスです。
コロナの影響でタンゴのレッスンに行けなくなり、代わりに通い始めたピラティスでしたが大正解でした。
月3〜4回のレッスンを三ヶ月ほど続けたあたりから、目に見えて体の状態が変わってきました。端的に言うとまずお尻が上がった。アパレルの試着室で鏡を見たときなど、「あっ前と違う!」と思うんですよね(前は見る度にダメージを受けていた)。
あとは巻き肩がかなり改善され、首肩のトラブルが一気に減りました。これは本当に嬉しかった。
一年ほど続けた結果、四角く垂れていたお尻がやる気を復活させ、足首と腰は前より引き締まり(あくまで当社比ですが)、肩こり・腰痛などによるトラブルも激減しました。前はしょっちゅう首の激痛で整体院に行っていたけど、今はまったく行っていません。これはもうずっと続けたい。
私が今受けているのは、マンツーマンによるマシンピラティスのトレーニングです。
マシンピラティスでは、拷問器具のようなマシンに吊るされたり寝転んだりしながら、弱っている筋肉や凝り固まっている関節にアプローチしていきます。
「YouTubeにもピラティスの動画ってあるし、わざわざ通わなくてもなんとかなるんでない?」
そう思われる方もいるでしょうし、実際宅トレだけで一定の効果を出せる人もいます。ただ、私のように関節や筋肉の問題を多数抱えているような人や、どこか体の部位を故障したことがあってそこをかばう動きが慢性化しているような人には、断然インストラクターのサポートを受けるトレーニングをお勧めしたいです。
なぜかというと、体に問題を抱えている人は(まあ現代人は大半が何かしら抱えていると思うんですが)、そもそも自分の体の状態をうまく把握できていないケースが多いから。
体に問題を抱えた状態で運動するとどうなるかというと、問題のある場所をかばうため、別の筋肉や関節に変な負荷をかけやすいです。その結果、本来アプローチするべき部分への効果が今ひとつだったりするのですが、体に問題があるとそもそもそれ自体を自覚しにくいんですよね。
体に問題が起きているが故に状態把握ができず、状態把握ができていないから効果的な運動ができない。このループから自力で抜け出るのは簡単ではありません。
私は常々「自覚しづらい部分については金を払ってプロに直接指摘してもらい、客観的視点を軸に把握した方が効率が良い」と考えています。だって、わかる人が見れば一発でわかるんだから。
私も今のコーチに、「今自分の体がどういう状態か」「今の悩みを解決するためにはどの部分がどうなればいいのか」「そのためにはどんなトレーニングが必要か」あたりをかなりたくさん教えてもらいました。
とはいえ、ピラティスであればどのスタジオのどのコーチでも大丈夫ということはなく、やっぱりこれも技量の差や相性によって合う合わないが分かれます。ヨガと同じくピラティスにもいくつかの流派があり、かなり厳しい研修を受けてインストラクターになった人から、ほとんど我流でやっている人までさまざまいます。まずは体験レッスンを受けて、自分に合うかを確かめてみてくださいね。
なお私が通っているのは、北参道駅からすぐの場所にスタジオがある「&a」(武蔵小杉は駅から結構遠い)。代表の青山先生に習っています。なかなかのスパルタインストラクターだと思うけど私に対してだけかもしれない……。
ここはピラティスとヨガの両方を教えているスタジオで、マンツーマンレッスンやグループレッスン、オンラインレッスンなど多様なスタイルで受講できます。雰囲気のいいスタジオなので、周りの人にもよくお勧めしています。
3.ユミコアボディオンラインで筋肉をほぐす(月1万円or一回3000円〜)
私だってくびれてみたいよ。
ユミコアボディオンラインの代表・Yumikoさんのインスタグラムを見る度にそう思っている宗岡です(あまりくびれはない)。
↓動画で見てね。姿勢の悪さがいかにスタイルダウンにつながるかよくわかります。
ユミコアボディオンラインは、今や当たり前となったオンラインフィットネスサービスのひとつ。メインコンテンツは、月に4本配信されるトレーニング動画です。月額1万円のベーシック会員になると、動画一本につき2ヶ月の視聴期間をもらえます。過去動画も一定期間視聴可能です。
動画はそれぞれ1時間ずつとかなりのボリューム。動画を見ながらインストラクターの指示を守ってみっちり運動すると、1時間後には大抵ヘトヘトになります。正直プログラムとしてはかなりきついものが多いです。だがそこがいい。ぬるい運動では飽き足らない、本気で体を改造したい、という人間にはぴったりのサービスだと思います。
ユミコアメソッドの特徴は、基本的に「長い時間をかけて筋肉をストレッチして、同じくらいの時間をかけてトレーニングする」構成になっていること。体のコリ・歪みを正していくことを重視しているため、硬化した筋肉に対するアプローチが多めです。だからこそ、私のような肩こり・腰痛星人(=巻き肩+反り腰+太もも内旋星人)にはぴったりなんですよね。
私はこのユミコアボディを、ピラティスと並行して半年ほどやっていました。このやり方はかなりよかった。トレーニングって、動画を見るだけだとどうしても「自分の勘頼り」になってしまうものですが、そこをピラティスでしっかり補強できた感じでした。
ピラティスとユミコア両方やっていたため、ユミコア単体の効果がちょっとわからないのですが、1時間やったあとはいつもバテバテかつものすごい爽快感があった、ということは間違いなく言えます。
「セルフ整体メソッド」をうたっているように、受講していると自分で自分の体をほぐす技術が身に付くのもいいところ。肩や首が凝ったときに、「じゃああの運動をやろう」とすぐ考えて実行できるようにもなりました。背中や股関節のトラブルはだいぶ減ったな。
とにかく相当な運動量があるので、これを毎日”正しく”(これ重要)続けたら、間違いなく全身大改造できると思います。私はそこまでの根性がなかったけれど、Instagramを見ると劇的ビフォアーアフター的な生徒さんがよく出てきます。
デメリットというかちょっと大変なのは、月会費が1万円とそこそこすることと(レッスン代として考えれば高すぎることはないと思いますが)、マットやフォームローラー、ユミコアオリジナルブランドのボールなど、アイテムを揃えないとやりづらいトレーニングが多いこと。
オリジナルブランドのものでないと厳しいかな、と思うのはボール(ホグッシー)くらいですが、なんにせよ「マットさえあればできる」わけではないのでそこは注意です。
あとはとにかく時間の確保と根性が必要……。
私は今はベーシックプラン会員ではなくトライアルプラン会員になっていて、観たい動画を単発で購入しています(1動画2〜3000円で、1週間視聴可能)。が、頻繁にやっていた頃の方が体調が良かった気がするので、ベーシックプランに戻そうかなとも考え中です。
2週間の無料体験コースもあるので、気になる方はぜひこれを機にやってみると良いと思います。こちらはグッズなしでもできますよ。
4.フィットボクシングで肩こりを予防する(ソフト代約5000円)
私の肩を救う英雄。
大人気ゲーム「フィットボクシング」を買ったのは去年の正月のこと。体がなまりそうだから、という安易な理由で買いました。リングフィットも私の周りでは人気だったけど、やることが多様すぎてちょっと面倒だったので、シンプルそうなフィットボクシングを選択。
結論。買ってよかった!!!!
最初に書いておくと、しっかり汗をかくくらいの運動量を毎日確保しないと「痩身効果」はないと思います(痩せたいならリングフィットの方が良さそう)。ただそこまでいかずとも、腕・肩・背中の筋肉を動かす、鍛えるという効果は充分にあります。これをやった日の翌日とやっていない日の翌
日とでは、目覚めたときの背中の感触が違うんですよね。5000円でこの効果を毎日得られるんだからコスパが良すぎる。
肩こりって「美」に関係ある? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大有りです。肩こりは姿勢を歪めるから全身のプロポーションに影響するし、頭部や上半身の血流を悪くするので顔色や顔面の筋肉全体にも悪影響があります。
私は職業柄肩こりの完全克服はできる気がしないのですが、なんとか堰き止める努力はしていたいんですよね。
去年の年明け時期は会社仕事が鬼忙しく、漫画の月刊連載もしていたため、肩こりが治る暇がまったくありませんでした。でもフィットボクシングを生活に導入してから、仕事する→フィットボクシングを挟む→ある程度肩周りの筋肉をほぐしてから仕事、という回復タイムができ、だいぶ身体が楽になりました。
ちなみに私よりずっと重度の肩こり・反り腰の夫も私の影響でフィットボクシングをやるようになり、やはり「やると感覚が全然違う」と申しています。私はソフィ姉さん、夫はカレンさんに励まされながらやっております。
5.顔タイプ診断を受けてファッションの方向性を探る(次の買い物同行と合わせて3万円)
ファッション系診断増えすぎだろ問題はあるのですが、服オンチからすると普通にありがたい。
私が顔タイプ診断を受けたサロンは、顔タイプ診断創始者の岡田実子さんが代表をつとめる「ハッピースパイラル」です。山室さんという方に顔タイプ診断+買い物同行のセットメニューをお願いしました(メニューは他にもいろいろ)。とても優しく、穏やかで話しやすい方です。
セッション内容はとても良かったです。顔タイプ診断を設立したサロンだけあり、診断に基づいたアドバイスが詳細で、自分の傾向の理解が前よりも深まりました。ただ、自分からいろいろ質問するつもりでいかないと、痒いところに手が届くようなアドバイスはもらえないかもしれません。
私は分類するなら「クールカジュアル(直線が多い子供顔)」に属するらしいんですが、これ、自己診断ではわからなかったんですよね。
老けて見られるし、なんとなく直線が多い気がするから「クール」かなあ……と思ってはいたものの、目がへにゃっとしている面長のにゃんちゅうみたいな顔なので、自分が「クール」領域の芸能人たち(かっこいい系の人ばかり)と同じ箱とは考えられなかったのでした。
「クールカジュアル」は、「クール」よりもスポーティなもの、ラフなもの、シンプルでないものが似合いやすいということで、今までの自分のファッションにおける成功・失敗体験と照らし合わせても納得。これまで、ラフな格好をしているときの方が、フォーマル寄りな格好よりも褒められることが多かったのです。
ただ、骨格診断にしろ顔タイプ診断にしろ、それに縛られると幅が狭まるので、あくまで「基本の傾向」として参考にするのが良いと私は思います。私も、タンゴのミロンガのときは骨格も顔タイプもまったく気にせず、膝が出るワンピースとかピンクのドレスとかめっちゃ着てます。
この手の診断が妙なマウンティングのネタになっていたりするのを見ると、素朴に「美容ファッションの領域でまでキノコの山タケノコの里論争みたいなことするなよ〜」という気持ちになりますよね。
6.買い物同行で服選びの効率を上げる(顔タイプ診断と合わせて3万円)
買い物同行とは、パーソナルスタイリストさんと一緒にアパレルショップなどを回り、服選びのアドバイスを受けたり実際に購入したりするというサービスです(服代はもちろん自分持ち)。
前回のnoteを書いたときにも別のスタイリストさんにやってもらったことがあるのですが、あれからだいぶ時間が経ったし、私の方にも知識が多少増えたのでもう一度体験してみることにしました。
顔タイプ診断をしてくださった山室さんと一緒に、私の場合は銀座周辺の商業施設をクローリング。たっぷり90分、実際に商品を手に取ったり、試着したりを繰り返しながらウインドウショッピングをしました。
この日は実際の購入には至らなかったのですが、山室さんの店内での動き方・商品の選び方を見ることで、自分の買い物の仕方が癖で凝り固まっていることがよくわかりました。
私みたいな服オンチはいつも、同じような店で同じようなモンばっかり見てるんですよね。自分ではいろいろ開拓しているつもりなんだけど、そこにはどうしても思考の制限があり、それが行動の制限や、ひいてはワードローブの幅にもつながっている。そういうことがわかるのが、スタイリストさんのセッションを受ける最大のメリットだなあと思っています。
今まで見向きもしていなかったけれど実は使うと似合うアイテムとか、ブランドの選び方なんかもあれこれ教えてもらえて非常に勉強になる一日でした。
その勉強の成果を……何かわかりやすい写真で表現したかったんだけどこのくらいしかなかった。
左は28歳のときで、右がつい最近です。28歳のときの私、ナチュラル骨格が絶対着るべきでないタイプの服を着ている(ばりばりストレート骨格の上司からもらったおさがりのパンツでした)。
買い物同行サービスは、診断とセットでない単独のサービスとして提供しているスタイリストさんも多いので、気軽に使ってみてください。
たぶん私みたいな人は「ダサい服しかないから、そもそも一緒に店に行くこと自体が恥ずかしい」とか「絶対何か買わなきゃいけないんだったら困る」とか「高い服ばかり勧められても買えない」とかいろいろ考えちゃうと思うのですが、購入必須じゃないサービスがほとんどですし、今のご時世「プチプラコーデなんて論外!」みたいな人はそうそういません(銀座のど真ん中にUNIQLOとGUがある時代ぞ)。基本的には「服を選ぶことが好き」な人が提供してくれるサービスなので安心して行きましょう!
余談:一般人ながらプロに服を選んでもらうことの面白みを知りたい人はすぐに「クィア・アイ」を見てくれ。
7.コアラマットレスで睡眠の質を上げる(約9万円)
布団は回復魔法。コアラマットレスはケアルではなくケアルラだと思います(ゲーマーにしか伝わらない表現)。
もうね、30代になると「ただ寝るだけ」では回復しきらんのですよ。10代のときは机に突っ伏して寝るだけでも元気になっていましたが今は無理。椅子の上で寝るのも無理。多少頑張ってでも、よく回復できるマットレスを買った方がそのあとの生活のコスパが良い。これは断言できます。
私は長らくモットンのマットレスを使っていました。それなりに良いと思っていたんですが、数年で中央が凹んできてしまい、裏返したり天地逆さにしたりしても違和感が拭えなくなってきたため、思い切ってコアラマットレスに替えました。すっっっっっごく良いです。
あーだこーだ説明しても仕方ないので、とりあえず使ってみましょう。120日お試し期間がありますんで。
8.スマホの使用を制限して体と神経を守る(0円)
スマホは百利あるが百害もある。スマホを使うようになって十数年、心からそう思います。
とりあえず体にはむちゃくちゃ害がありますね。「スマホ首」なんて言葉もできたように姿勢も悪くなるし、細かい字を超スピードで流し見し続けるから眼精疲労待ったなしだし、すさまじい刺激量で入眠を妨げるし。
もちろん便利なものでもあるのですが、無目的に使い続けていると体と神経を蝕む、怖いものでもあるのが現実。なので私は、スマホの使い方をある程度制限しています。要点は以下の通り。
フォントサイズは「最大」を選択。
LINEもなんでも馬鹿でかい文字になるため、眼の疲れは相当減ります。年寄りのスマホみたいな見た目になるけどそんなことはどうでもいい。眼を長持ちさせる方が百倍大事。ちなみにPCも最近はフォントサイズでかめにしてます。
メールやメッセンジャー、学習アプリ以外の通知は全てOFF
スマホを使い始めた頃からの習慣。電話以外では音も鳴らさないし、バナーもバッジもほぼ出しません。LINEやGmailを除くと、今はDuolingoとみんチャレくらいしか通知は出していないかな。通知きっかけでなく、「自分きっかけ」でしか見に行かない状態を極力守っています。
YouTubeなど「だらだら見」ができるサービスのアプリは入れない
暇つぶし系アプリはなるべく入れないようにしています。Twitterも入れないでおきたいんですが、出先でもろもろの更新連絡をするのにアプリがないと不便だからまだ完全撤去はできていません。
そろそろ寝るか、という状態になったらスマホを自室のスマホスタンドに設置し、翌朝まで絶対に触らない。
これはまあ定番ですね。暗闇のなか寝る寸前までスマホを触るのは、視神経や脳への影響を考えると本当にいいこと一つもないです。このスタイルにして2年ほど経ちますが(前はスマホをアラームにしていたので寝室に持っていっていた)、入眠は明らかによくなりました。
朝も「スマホを触り始めていいタイミング」を決めておき、漫然と使い始めることはしない
スマホを起動していいのは朝のルーティン(身だしなみとか手帳書きとか)が終わったあと、と決めています。なんとなく精神状態がよくないな、と思うときは「10時になるまで使わない」「午前中は見ない」などもっと長く制限することもあります。無意識に触って無意識に情報を流し込むのが一番精神に悪いと思う。
近所への買い物のときはスマホを家に置いて出る
肌身離さず持っていないと不安、という中毒状態にはなりたくないので、ちょっとした買い物のときはスマホを家に置いていきます。家の中にいるときも、スマホの電源を切ったりしています。
こんな感じでスマホを使っているので、今のところスマホに支配された感じにはなっていない……と思うんですが、まだまだ理想的な状態ではありません。Kindleを読んだりラジオを聴いたり、といった趣味にスマホをかなり使っていて、そのついでにあれこれ触って時間を浪費することが多いので、いい形がないか試行錯誤中です。
9.瞑想で自分に集中する(0円)
生きているだけで大量の情報がなだれ込んでくる。今はそんな時代だと思います。特にPC・スマホを使う仕事をしていると、情報の濁流からはなかなか逃れられないですよね。
情報の刺激に埋もれていると、自分の内側を探る感覚をつい忘れかけてしまうことがあります。落ち着きなく情報を探し回り、炭酸の泡のようにもちの悪い瞬間的な情動を思考だと勘違いし、それを慌ててアウトプットしてしまう……。
その繰り返しでは、やっぱり心が摩耗します。思考がぶつ切れになって、頭が悪くなる感覚もある(個人的に)。
そういうときはやっぱり瞑想が一番良い、と思います。
PCやスマホから手を離し、「生産性」「PDCA」などの概念からも距離を置いて、ただ自分の中に沈み込む時間を確保する。これは情報過多な現代において、「生活の息継ぎ」とも言える気がします。
瞑想についてはいろいろなやり方が世間に出回っていますが、私はいたって適当にやっています。マットの上に座ってあぐらをかいて、目を閉じて極力ゆっくり深呼吸をしているだけ。時間も、15分やることもあれば「深呼吸3回分だけ」と決めてさっさと終わらせることもあります。
とりあえず一日一回頭を空っぽにできればヨシ、という気持ちのみで続けている習慣ですが、やらないでいるとちょっとイライラしやすくなる気がします。
最近はこういうアプリもありますね。
10.自分の嗜好に合ったYouTube・Instagramアカウント・書籍などを確保してモチベーションを維持する(0円)
これはもうみんな無意識にやっていることだろうし、人それぞれ求めているものも違うと思います。なので私の好きなものを紹介してもしょうがない気もするのですが(メジャーなのばっかりだし)、ご参考までにいくつか並べておきます。めちゃくちゃ順不同。
ちなみに、あくまで「モチベーション維持」のためのラインナップなので、実際に技術面などで参考にしているものとは違うものも含みます。
▼野原遥さん
バチェラー3は、野原遥さん・岩間恵さんの二人が私の中のツートップ。野原遥さんはとにかく華やかでエレガントで眼福ですね。仕草も美しいし、40代・50代と歳を重ねるごとに美しくなっていく人だろうなと思います。これからも拝んでいたい。
▼こすぱっしょんゆりえ
この数ヶ月ほどよく見ていたのが、こちらのゆりえさんという方の動画。話し方がハキハキ明快で私好み。実際のコーディネートの参考にするというよりも、「こういう悩みがあるならこういう形状を選べ」「こういうトップスはこうすればこういう人にも合う」などの理屈を聞くのが面白く、服に対するモチベーションアップにつながっています。
ゆりえさんの動画は、超基本的なところから解説していて本当に親切な作りだと思う。25歳のときの私に見せたいわ。
▼柳橋唯チャンネル
これも「服が好きになれそう」な気持ちを高めるためのチャンネル。柳橋さんは私と同世代で、「散財系YouTuber」を名乗る御仁。クセの強い喋り方や挙動、演出により、かなり独特な美容・ファッション動画を繰り出しています。
私とは服の趣味も見た目の傾向もまったく違うのですが、美しい人が服をとっかえひっかえしているところを見るのが面白く、柳橋さんの喋りも愉快なのでよく見ます。服のレポが細かく、購入したい人にとっては普通に参考になりそう。
メイク編
▼河北裕介公式チャンネル
化粧もね、うまくやりたいんだけどどうしても面倒になってくるんだよね……。そんなときは河北さんの動画を見ます。ゲストを呼んでのメイク回が明るく楽しくて好き。化粧ってすごいなあ、と素直に思えます。
要点を押さえてほどほどにルーズ、でも華やかな河北メイクはリアルに参考になる部分ももちろん満載。動画を見始めてから、手持ちのアイテムに&beが増えました。ファンシーラーがめちゃくちゃ良い!!
ライフスタイル編
▼石井亜美AmiIshii
モデルのあみしぃさんの動画が好きで、数年前からよく見ています。食生活や運動習慣がとてもヘルシーで、かつ親しみやすいポジティブなキャラクター。どの動画も気負わず見られて楽しく、生活へのモチベーションが上がります。呪術廻戦にハマっていたり、宝塚が大好きだったり、オタクっぽい楽しみも取り入れているところに親近感がわく。
宝塚愛を喋っているこの動画が良かった。
▼しんめぐの日常
岩間恵さん、好きなんですよね。お美しいし、せかせかしていない雰囲気が何より好き。私はせかせか人間なので、まろやかな見た目・挙動の女性に憧れるのです。ライフスタイル的に参考になる部分はあまりないんですが(当たり前だ)、見るとなんとなく気分があがるのでリピーターです。友永さんと岩間さんの仲良さそうなところを見ると嬉しい。
ボディ編
▼Yumicorebody
Instagramのモチベーション大賞を選ぶなら間違いなくYumico氏。40代になっても、きちんとボディメンテしていればこんなにリッチな体でいられるんだ(個人差はあるが)、という事実にめちゃくちゃ励まされます。ユミコアボディオンラインに入らなくても、このアカウントだけでもかなり気持ちに影響があるかもしれない。
書籍編
本は、良かったものを全部紹介していると多くなりすぎるので、最近一番よかった一冊を紹介します。
▼一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法
著者は、noteで独自のファション論を記事にしているパーソナルスタイリストのあきやあさみさん。noteの連載内容や、個人セッションの内容の要点をまとめたのが以下の書籍です。
私は前々からあきやさんの「自己理解」をベースにしたファッション理論が非常に好きだったので、本を読んでますます「自問自答」への意欲が湧きました。自分のポテンシャルを最大限に引き出すための最強装備を、これからも探していこうと思っています。
というわけで、35歳の私がなんやかんやとやってきた・買ってきたことやものについてご紹介しました。少しでもお役に立つ情報が含まれていたら嬉しいです。
もちろん今回ご紹介したこと以外でも、やってきたこと、学んだこと、失敗したことはたくさんあります。
最近まで雑誌「フォアミセス」で連載していたエッセイ漫画「やっぱり、きれいになりたい!」では、そのあたりをより深掘りしてお届けしているのでご興味のある方はぜひ。今年の秋ごろ電子書籍化予定です。
全身エステとかオーダーメイドシューズを作るとか、まだまだやってみたいことはいろいろあるので、また2〜3年後に続編を出すかもしれません。祠を開けて回る旅はまだ続くのだ。
ではでは、また次の何かでお会いしましょう!
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