20代の、何かを成し遂げたいあなたへ
20代ってまだ自分が何者かがよく分からないし、現代は情報過多でどこから手をつけていいか分からない、私もそうでした。
50代になった私が出来るアドバイスは20代はとことん自分を知ること。自分の嫌な部分も含めてきちんと自分自身と向き合うことがとても重要になってきます。
自分の特徴や欠点を自分自身で見極めることはすごく難しいし、自分自身の可能性を狭めてしまうようですごく嫌かもしれないけど、自分を知ることで、もっと努力したらいいことや逆に早めに切り捨てたほうがいいことなど、今後の方向性が自ずと決まってきます。
でもその「自分を定義づける」作業が、先程も言ったように「自分の可能性を狭めてしまう」ような気がしてみんなやりたくないんですよね。自分の可能性の限界を知るのがみんな怖いのです。
でも、人生の時間って限られています。やるべきことの優先順位を付けて効率よくやっていかないともう無駄にどんどん歳を取っていきます。
そして、行く場所が決まっていないのに、そしてそこに行くための交通手段が決まらなければ、どんなに一生懸命歩いても目的地には一生辿り着かないのです。
私自身のキャリアを振り返って、一番すごいことをやってのけられたのは30代、ちょうどパリのバレンシアガとランバンのデザインチームでデザイナーをしていた頃です。当時の私はめちゃくちゃヤバかった。
30代は20代で得た知識も経験も体力も十分にあるし、それらをフルに活用して自分の限界以上のことがバリバリ出来ちゃうのが30代なんです。
そして30代の貯金を元に、40代は会社や事業を牽引していくことが出来るのです。
30代の貯金はすごく大切です。30代の初めからフルに貯金が出来るように20代のうちにそれが出来るような準備をしましょう。30歳までに準備が出来ていないのはすごくもったいないです。
20代は、沢山の人に会いましょう。その中から自分が尊敬する人や目指す人を見つけて、その人の行動や働き方をよく観察し、いいところは真似しましょう。そして少しずつ自分のやり方に調整していきましょう。
最短距離で失敗しない方法やレシピなんてどこにもないんです。仮にレシピがあったとしても麻婆豆腐を作るのか、ラタトゥイユを作るのか、それとも肉じゃがを作るのか、作る本人がどれを作るのかが分かっていなければ、せっかく目の前にあるレシピもただの紙切れです。
とりあえず料理始めて、考えながら最終的に料理を決めていこうというのもありですが、最終的に唐揚げを作ろうと途中で決まったとしても、既にパスタを茹で始めていたのなら、一旦パスタを茹でるのをやめて、鶏肉を調達するところから始めなければなりません。
とりあえず完璧でなくていいから目標とその期限を決めましょう。そしてその目標を達成するまでは他のことをちょっと忘れて唐揚げを作ることに専念しましょう。
美味しい唐揚げが出来たら次作るものを決めたらいい。唐揚げ作りながらああ、この鶏肉で照り焼きも焼き鳥も出来るのに...って迷ってたら美味しい唐揚げ作りに集中出来ません。まずは小さなものでもいいので目標を決めて、決めたら期限を決めて先ずはそれをやりきっちゃってください。そしたら次の目標が見えてきます。
20代ばかりでなくて、自分が何者か全く分かっていないのに偉そうに大人ぶる迷える30代以上の大人たちは沢山います。
自分を見つめることは本当に辛い作業なので、みんな、勉強や仕事や家庭が忙しいせいにして、作業を後回しにしているのです。
「自分らしい生き方」を見つけるにはやることたくさんありますけど、少しずつ整理しながらひとつづつ片付けていってください。20代のみなさんを応援しています。
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