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詐欺に巻き込まれた長男と離婚後の団結と奇跡

先週長男が詐欺にひっかかかってしまった。

その後のあれこれについて長男と直接話をするために、元ダンナと暮らしている彼の家に立ち寄った。

ドアを開けたら元お義母さんと親戚の人がいた。元ダンナは退院したばかりで、思うように身体が動かない。彼のお見舞いに来ていたのだ。さくさくと毒舌で話す親戚の女性の話術も後押しして、いろんな話題で大笑いした。

なんと詐欺の直後に、長男の車も修理しなくちゃいけないらしい。男3人運転手なしの状態。彼らの家には2台自家用車があるけど、父親は彼の車を長男には使わせない。

踏んだり蹴ったり殴られたり、という状況なのだけれど、打たれ強いイタリア人達はどんよりした雰囲気にならない。解決すべき課題があるとますます燃え上がる、炎のような男達なので、なんだか盛り上がっている。

たぶん現実に起こっているアレコレは、彼らの魂レベルでは望んでいることなのだろう。たぶん私も。

否が応でもみんなで協力して解決しなくちゃいけない状況。離婚後も必要なときは団結できるというのを全員が体験したかったのかも。

離婚を絶対に悲劇にしない!と決めた私自身も、こうしてゴタゴタした状態に手を貸すことで願いが現実化された。これがスピ界隈で俗に言う「魂の願い」というやつだ。

人は誰だって詐欺にあいたくないし、車が壊れてほしくないし、健康で元気に動きまわりたい。だけどそんな人間の表面的な願いなんて魂はどうでもいいのだ。

つながりやあたたかさやエネルギーが増幅する感覚を感じたいだけなのだ。

元ダンナは身体が思うように動かない。だからセックスのことなんてどうでもよくなっている。生きてて自力で動けるだけでありがたいっていう状態。性欲の強いラテン男が離婚の後悔を吹き飛ばすには、身体をブロックするのが効果的だったのかもしれない。

魂の采配ってそういうことなのだ。

長男のあれこれを一緒に取り組むメンバーの一員として、なんの抵抗もなく元妻を受け入れられる。もし元気で性欲もバリバリだったら、葛藤も消しにくかったのかもしれない。潜在意識や魂が身体をブロックしたのかもしれない。

そんなことを感じた。

表面的には課題だらけ。だけど参加メンバーの団結力は否応なしに高まってしまう。たぶん人間はそれを体験したくて生まれてくる。

サッカーのニュースを先程知りました。喜びのエネルギーががんがん伝わってきます。言わずもがな世界中の大半が日本よりもスペインに勝算があると単純に思っていた。

奇跡は起こる。
ほんとうは毎瞬が奇跡の連続。

針仕事へ行ってきます。
素敵な1日をお過ごしください。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2022.12.2 加筆修正転載)

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