生まれるときに選んだ器と鍵の在り処
サビアンシンボルという占星術の少しマニアックな情報を最近読み込んでいる。どうやら西洋占星術との相性がいい。すとんすとんと腑に落ちる。
シンボリズムにはずっと興味があって、大学でも専攻以外の授業を希望聴講したことがある。シンボルマークの比較も大好き。
西洋占星術といえば雑誌やラジオなどでおまけのように扱われている、軽い情報だと思っていた。
人間がたった12種類に分けられるはずがない。好きでもないラッキーフードなど食べたくないし、好きじゃないラッキーカラーなんて身につけたくもない。いつもさらりと読み流していた。
去年の年末頃、木星・火星・水星など太陽系天体の象徴的なエネルギー紹介動画をみて、なんだか面白そうだとアンテナが反応した。
天体の角度がどうの位置がこうのと、専門用語を使う解説を聞くと面倒くさそうでうんざりしていたのに、象徴・シンボリックなことに話が触れると触手が動く。
ひと通り天体の象意を聞いたことで興味が湧きあがり、まずは自分のホロスコープを調べてみた。
そこに描かれた図から自分の選んだ身体に備わったエネルギーバランスが読み取れる。あまりにも自分にしっくりくる傾向とエネルギーの方向性がそこに描かれているので、正直虚を突かれた感じだった。
え!こんなにもはっきり描いてある!
身近な人間のホロスコープも何人か夢中になって分析した。そうだよ!こんな感じ!
誰もが肉体を選んで地球にくる。それは単なる器なのだけれど、自分が体験したいことに応じた環境と身体を選んで来る。
多くの場合コントラストから本来やりたいことを見出す設定を選ぶ。「ない」状態を経験した方が「ある」感覚をより鮮やかに体感できるから。
ごく稀に生まれてからずっと真っ直ぐにやりたいことだけに邁進する魂がある。最近はそういう魂・人間がぐんぐん増加している。
そんな人達を目にするとやりたいことをやっていない魂は、激しく揺り起こされる。いつも好ましい体験とは限らない。嫌な感情を増幅させたり、自分の見たくない部分を引きずり出されたりするから。
自分が生まれる時に選んだ、人生の青写真が出生図には描いてある。心理学やエネルギーリーディングも取り込んだ分析方法を絶賛研究中。
どんな経験をしたくて生まれてきたのかすっかり忘れている人達が、眠らせている何かを呼び起す鍵の在り処の地図を描くことが出来そうだ。
(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2020.11.19 加筆修正転載)
Grazie 🎶