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身の丈を知ることと幸福との関係

お友達が紹介されていたので直感で購入した本なんですが、中身を開くとイスラム式の幸福論という感じがしました。

いくつか印象に残った部分を私のフィルターを通してお伝えしたいと思います。


自分の能力をちゃんと理解して分相応に生きる

自分をへびだと勘違いしたミミズはバカだと言っています。

ミミズが俺はヘビなんだ!カエルを食べるぞ!とたち向かったところで所詮ミミズなのでカエルに食べられてしまいます。

こうした事例をみると当たり前やん!ばかじゃないの!って思うかもしれないですが、これを普通に日常にやっているのが私達です。

私もそうでした。

プロフィールをよかったらみてくださいね。


私もミミズなのにヘビになろうとして失敗した人間なのですごくわかります。

今は自分が何をしたいか、何ができるのか、何をするべきかがようやく見えてきました。

スマトラ島に来てこうして発信を続けているのは、身の丈をちゃんと理解したからです。

でも身の丈を知るためにプロフィールに書いたようなプロセスが私には必要だったのです。

承認欲求という病気

現代社会はすごく承認欲求に溢れていると思います。

特にSNSはそれが顕著に現れています。

いいねの数とかコメントの反応とか正直どうでもいいです。

発信したいから発信する。以上!でいいんじゃないの?って思います。

この本では

生きているとはすでに承認されていること。

と書かれていました。

以前ギフトシェアの考え方の中でも書きましたが、あなたの存在自体が地球へのギフトなんです。


イスラムでは存在するものは全て承認されているという大前提があるそうです。

承認欲求は不安の裏返しで、承認されていることで価値を感じている人は、承認されてもさらにまた承認を求め続けるのです。

善人でも犯罪を犯している悪人であっても、この世に存在するものは承認されているのです。

それを知って受け入れることで承認欲求というのはなくなります。

これからは狩猟採集民的な生き方かもしれない

本文を抜粋してみたいと思います。

狩猟採集は発展や蓄積をめざしません。「発展」に限界が見えてきている現代、何かを生み出すのではなく、すでにあるものを獲ってきたり、拾い集めたりして、それを仲間で分配するというスタイルは、先の見えない世界を生き抜くのに必要な生き方かもしれません。

まさしく私はこの生き方をしたくてスマトラ島にいます。

・あるもので暮らす

・仲間と分配する

十分満足な暮らしを私はここでしています。

幸せを手放せば幸せになる

資本主義はいろんな形で幸せのイメージを提供してくれます。

・これを買うと幸せになれますよ

・この本を読めば幸せになれますよ

などなど。

でもこの本では言っています。

幸せを求めようとする気持ちがあるかぎり、今は不幸だという前提を作ってしまう。それが洗脳であることに気づいて幸せでなくてもかまわないと気づいたときに、結果的に幸せになれるんです。

そういえば先日「苦しみの根源は執着だと気づこう」という記事を書きました。


最後に

私はカウンセリングをしているので、「ない」が前提の方とよく話す機会があります。

どういうことかというと、愛されてない、お金がない、幸せでないなど・・・心の中で思っているというか、勘違いをされている人です。

今ここに存在して生きている以上、存在そのものに価値があり、それはその人が何をするかとは関係ないのです。

「そこにある」ことに価値があるのです。

仕事上幸せとは何か?豊かさとは何か?ということをいろんな切り口で知りたくて本もたくさん読んでいます。

今回の本はイスラム教の世界観から見た幸福論の話ですごく面白かったです。

タイトルがキャッチーすぎて飛びついて買いました(笑)

よかったら手にとってみてくださいね。


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