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太ることが魅力的だった頃の広告

1930〜60年代の広告は「太って魅力的になろう」でした。時代が変われば美の定義は変わります。あなたが必死で追いかけてる今日の『理想』だって、やっとの思いで手に入れる頃には、また別の理想が生まれます。

そんな変わりゆく美の基準に振り回された先で、一体何になれるんだろう?

当時の広告を見てみると、現代のダイエット業界で使われるマーケティング用語とかも出てきて、「気づかされるものがあるなぁ」と思ったので紹介します。増量と減量が入れ替わっただけで、時代は繰り返されているようです。

そもそも、なんで痩せた身体が魅力的だと思われる世界でこんなにも多くの人が苦しんでいるのか、考えるきっかけになったら嬉しいです。

「痩せてた時は誰にも振り向かれなかった。だけど、この新しい簡単な方法で4.5kg増えてから、デートの予定は総なめ!」

「太りましょう!痩せて疲れた日々はおさらば!すばらしい科学的なプランで魅力的な増量を。早く太れる。効果が出なければ全額返金」

「痩せてる場合じゃない!この簡単な方法で思い通りに太って魅力的になりましょう(かさ増しパッドや、運動や、魚のオイル無しで)」
「満足保証つき。試してみて満足できなければ返品、返金保証します。」 (増量サプリ)

「あなたの水着はどう?」
「痩せてる?この簡単ですぐ5〜11kg増える方法で、何千人もの人が増量しました。」
「細くて、疲れ切ってて、気が張っていて、疲労困憊の人たちが、すぐ効く方法で健康と気力を取り戻した方法がこれ!」

「科学的で簡単な増量法」
「どうやって体重を増やし、身体をふっくらさせるか特集」

「人気者になりたかったら、痩せてる場合じゃありません!」

「数週間前まで私がガリガリで独り身だったって信じられる?」
「何千もの人が、この方法で2〜6.8kgも即増量しています」

「あなたの痩せた身体のせいでビーチをエンジョイできなかったって?このスーパー・ウェイト・オンを飲みましょう!」

「数週間前まで君があれだけ細かったのがまだ信じられないよ」
「痩せてるのなんて言い訳だわ」

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「いくら泣いたって、痩せてて、疲れ果ててて、いつも気の張ったあなたは変わりません」
「この科学的な方法で、何千人もの人が5〜11kg増え、体力がつきました」

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「この世のすべての痩せた女の子に知って欲しい!私がどうやって6.8kg増えた方法」
「最新の簡単&即効く方法で多くの人が結果を出しています」

(12)

「痩せ過ぎて人生詰んでる?自然で早く効く方法で太りましょう!量増しパッドや運動なしで太る!」
「ほっぺ、胸、お尻、太もも、腕、脚、すべてのパーツが大きくなります」


(13)

「もし痩せてなかったら、もっと人生楽しめてただろうなって思わない?」


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連載記事:ヨガジャーナルオンライン


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