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【気付き】ダイエットにゴール設定なんていらない

ダイエットを始める時に
体重55kgになる!
今より5kg痩せる!
2週間毎日続ける!
と目標を立てますよね。

これがあなたが「色々やってるけど自分に満足することができない」の原因だったりするかもしれないのです。

◆「仕事」と「ダイエット」の成功は別物

仕事における成功と、ダイエットにおける成功は、意味が異なります。

仕事の成功は、ターゲットの達成・昇進・年収〇〇万・目標達成などがあげられると思います。勉強でも似てますね。テストで何点とか、〇〇大学合格とか。

一方、私の思うダイエットの成功は、食事改善・運動・生活習慣の見直し・新しい視野を学ぶというプロセスそのものが自分の人生を良くしてくれている状態のこと。痩せたとか目標体重達成したとかよりも、身体も心もハッピーになって人生が良くなってるのかどうかの方が大切だと思っています。

縛りだらけ、食事制限のせいで人とのご飯も楽しめない、食べた後は罪悪感、決めたルールに従えなくて自己嫌悪...

そんな状態で5kg痩せたって、幸せなもんか!何が5kg減量成功じゃい!と思うんです。


◆3つの「幸せ」

樺沢紫苑さんの著書「ストレスフリー超大全」に書いてある、3つの幸せの定義がとても分かりやすいです。幸せには3つの異なるホルモンが関係しているというものです。


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『ストレスフリー超大全』より引用

セロトニン

1番ベースとなるのが、心と身体の健康からくるセロトニン的幸福。休日とか趣味をしている時とか、「今の時間を楽しんでいるー!」「リラックスしてるー!」みたいな時に感じる幸せです。

オキシトシン

そして、人とのつながりや愛を感じた時のオキシトシン的幸福。恋人との一緒にいて感じる幸せとか、家族といて感じる幸せです。自分のことを受け入れてあげられる時とかも、このタイプの幸せ。

ドーパミン

トーパミン的幸福は、目標を達成した時に感じる幸福感です。達成することで自己肯定感が高くなる状態。


◆ダイエットのゴールは目標達成ではない

私たちがよく見かけるダイエットの目標って、数字を達成するドーパミン的幸福感じゃないですか。

目標を達成することで自己肯定感があがる。だから、目標体重を達成するまで幸せにはなれないし、一度達成しても、また次の目標を達成するまで次の幸せは訪れないわけです。

ドーパミン的幸福だと、常に目標に向かって登り続けてないと満足できなくなるんです。

フィットネス指導者のコースとかでも「目標達成が分かりやすいように数字を使いましょう」みたいなこと教わるんですよ。でも私はそんなん嘘だと思ってる。

フィットネス・健康・ダイエット分野では、仕事や勉強と同じような感覚でゴール設定しちゃダメなんです。プロセスを通じて自分の心や身体とうまく付き合えるようになって、自信が持てるようになることが1番の目的だから。

自分が今よりもうちょっと好きになれること。
自分の身体の専門家になること。
他人と比べなくなること。
今の自分に満足できるようになること。
自分を受け入れられること。
自分を愛せるからこそ人も愛せるようになること。
人生が良くなること。

そういう、セロトニン的・オキシトシン的な幸福が、その人にとっての本当の成功だから、「数字や期限を決めて目標設定をしなさい」という”教科書通りの”目標なんて立てない方がよっぽどいいんじゃないかな。

「5kg痩せたいの!」と駆けつけてくる人たちに、私がする「ほんとにそれで幸せになれるの?」という問いかけの話でした。


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