二瓶 美紀子

誰もが自分らしく働き、自分らしく生きられるように。 使命感を脱ぎすてて。キャリア・コン…

二瓶 美紀子

誰もが自分らしく働き、自分らしく生きられるように。 使命感を脱ぎすてて。キャリア・コンサルティング・交流分析を中心に書きたいことを書くノート。 国家資格キャリアコンサルタント・交流分析士1級・働き方改革コンサルタント・ダイバーシティ研修講師・社会保険労務士

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  • キャリア・コンサルティング

    キャリアを考える上で大事なこと。

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    毎日の生活の中での気づきを書いています

  • コンサルタントとカウンセラーのはざまで

    コンサルタント、コーチ、メンター、カウンセラー・・ 対人(対組織)支援にはいろんなかかわり方があるから、その時求められているものを感じ取っていきたい。 徒然に思いついたときだけ発信するマガジンです。

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やりたいことがわからない

キャリア・コンサルティングをしていると、「やりたいことがわからない」という学生・若者が多い。 役割を果たせて、相手が満足してくれて、自分も納得できて、食べていければ、それだけで素晴らしいことなんだよって伝えたい。 職業選択において「やりたいこと」が大事なのは、何かのスキルをプロと言えるレベルまで習得するためには、「好き」とか「やりたい」という気持ちからくるモチベーションが重要なことが多いから。逆に言うと、相手が満足してくれて、自分も納得できる仕事ができれば、その仕事が最初

    • ジェンダーフリーへの道

      昭和のおじさんがまたやっちまったか。 日本を代表する企業のトップがまだこんな発言を・・。 NTT澤田社長の入社式でのあいさつだ。女性活躍推進と多様性を重視していることを語る中での発言で、広報が「誤解を与えているようであれば、大変申し訳ございません」と謝罪しているが、本人が自分の発言のどこが問題だったのかを理解しているのかどうかは定かでない。「そうはいっても体格も違うし、性差はある」と反論したいのが本音ではないか。 「女性活躍はダイバーシティの第一歩」と「女性」を焦点とした

      • 攻撃的な人

        自己的に見える行動をとったり 攻撃的になるのは 何かを守りたいから。 欲というより、防衛。 守りたい人。 守りたい価値観。 それがないと生きて来れなかった信念・思い込みなども。

        • 人はストロークを得るために生きている

          ハーバード大学が、724名の男性を約80年にわたって調査した結果、得られた答えは「私達を健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」ということだったそうです。 https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2022/02/80724.php?fbclid=IwAR2ESRwv7JXy3y8QHqQgZf189t8TEgG866ksPPwOFYmcI3LyoYNHgiiQSyo(Newsweek日本版2022年2月14日) 交流

        やりたいことがわからない

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        記事

          平野歩夢考2~「よかった」という言葉

          平野歩夢選手の金メダル決定直後のインタビューで印象的だった「よかった」という言葉  「うれしい」ではなく「よかった」というのが実感だったのだと思う。 「よかった」と思えるのは、自分で決めて頑張ってきたことへのごほうび。 受験シーズン、人生の岐路ではいろんな思いが交錯すると思うけれど、 「よかった」と思えるようにするのは自分。 いや、道なんてないかもしれない。道は自由に切り開いていくもの。 自分で決めて歩んできた道だから、「よかった」と思える。 それは、いつからでもどこか

          平野歩夢考2~「よかった」という言葉

          平野歩夢考1~アンガーマネジメント

          平野歩夢は2回目の得点への怒りを3回目の完璧な自己表現に昇華させていた。 無意識に、怒りを自分で好きなように処理していたとも言える。 一方で、 で日米の実況の違いで触れたように、 感情を抑えることばかりを学んできた日本人は、単純に怒りを発することも学ぶ必要があるのではないか。たとえ、それが、短気な子供じみたふるまいだとしても。 最近、アンガーマネジメントに注目が集まっている。本来は「怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないこ

          平野歩夢考1~アンガーマネジメント

          平野歩夢くん金メダル! ~日本人よ、もっと怒ろう!

          東京オリンピックが1年延期になるという想定外を乗り越え、「えっ?また?」と思うような2回目の得点伸び悩みも乗り越えて、最後に完璧な演技で金メダルをつかみ取った平野歩夢くん。 世界で初めてトリプルコーク1440を成功させた2回目の演技は、試合後に歩夢くん自身が「納得がいかなかった」「正直、全然おかしい」というような低得点だった。 NBCのアメリカ人の解説者は怒りを爆発させた。 一方、NHKの日本人の実況・解説者は、腑に落ちなさをなんとか受け入れようとしていた。 日本人よ

          平野歩夢くん金メダル! ~日本人よ、もっと怒ろう!

          私は今この場でどんな貢献ができるだろう

          「私は今この場でどんな貢献ができるだろう」 「どんな価値が出せるだろうか」 そんな考えが浮かんだら、 「あ、今私は「私は」を主語で考えているな」と気づくことが大事。

          私は今この場でどんな貢献ができるだろう

          家族

          お正月に家族でおせちを囲む写真をフェイスブックに投稿した。年賀状は年々枚数を限定しているし、そもそも今年は年賀状にのせられる家族写真が1枚もなかったから。でも、この写真をSNSに載せることには、ぼんやりとした「ためらい」があった。 1つは、手作りのおせちを載せることで、どこかの誰かが「私もしなくては」というプレッシャーを受けるのではないかというためらい。私自身も、毎日送られてくる素敵なキャラ弁の写真をプレッシャーに感じた時期もあったから。世の中にある「素敵な女性」「よい母」

          ありたい姿

          働き方改革コンサルティングやコーチングでは、クライアント自らが「ありたい姿」を描いて、そこに少しでも近づけるように、現実とのGAPから課題を洗い出して、解決していくことをサポートする。未来のありたい姿からバックキャストして、今何をするかを決めるイメージ。 キャリアコンサルティング・カウンセリングにおいては、ありたい姿はクライアント自身の中にある。未来ではなく現在。今この一瞬一瞬において、自分のありたい姿を意識しながら自己決定し、行動することを支援する。

          ポジティブ変換

          「ポジティブ変換しましょう」って研修ではよく言うけれど、 思考領域で考え方をポジティブに変換しようとすると、 無理が生じることもある。 その領域で対応可能なものはOK。 ネガティブな感情は、ぎゅっと抱きしめることではじめて昇華する。 気づいたときには昇華されている感じ。 カウンセラーにできるのは、変換をサポートすることではなくて、 その人が自分と向き合ってネガティブを抱きしめる勇気を 信じてサポートしてあげることだけ。

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