家族

お正月に家族でおせちを囲む写真をフェイスブックに投稿した。年賀状は年々枚数を限定しているし、そもそも今年は年賀状にのせられる家族写真が1枚もなかったから。でも、この写真をSNSに載せることには、ぼんやりとした「ためらい」があった。

1つは、手作りのおせちを載せることで、どこかの誰かが「私もしなくては」というプレッシャーを受けるのではないかというためらい。私自身も、毎日送られてくる素敵なキャラ弁の写真をプレッシャーに感じた時期もあったから。世の中にある「素敵な女性」「よい母」像の中には、時間的余裕、経済的余裕がないとできないモノが多い。

もう1つは、コロナ禍における政府の支援策が「世帯」単位だったことへの強い違和感から、自分が「家族性」をアップすることへのためらい。きっと、「家族」と「世帯」を混同していたのだと思う。

今日の朝日新聞の「(交論)家族って何だろう」を読んで、自分が何に引っかかっていたのかがとてもよくわかった。https://www.asahi.com/articles/DA3S15165369.html?iref=pc_shimenDigest_opinion_01

・「暮らしを大切にする」ことはとても大切なこと。でも女性だけにそれを期待してはいけないし、女性もそれが女性だけの役割・責任だと思い込まないことが大事。

・同性婚でもシェアハウスに暮らす仲間でも「家族」。家族は連帯の足がかりになる。家族の内と外を分けて「家族は助ける、家族でないものは助けない」という概念を捨て、開放性を持つ「家族」を大切にしていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?