![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62734189/rectangle_large_type_2_d8ac4d575415ae438380c613ebee2604.jpg?width=800)
修飾語は文字数で並べ変える/作家の僕がやっている文章術002
修飾語を数多く並べて、一文に書きまとめることは多くの人が経験すると思います。
修飾語は、並列で記述されることが多いわけですが、読みやすく、伝わりやすくする法則があります。
それは“修飾語は少ない文字数から順に並べる法則”です。
重要度は重要ではない修飾語
<例文1>
美樹は口ひげを生やした、童顔の、しゃべり出すと止まらない、プロの作家の男である。
これを多くの人は、修飾する内容を意識しないで並列させて書くか、書き手にとって、重要度の高い順番に並べて書くかのどちらかで執筆しがちです。
ためしに重要度の高い順番に並べて書いてみましょう。
<例文2>
美樹はプロの作家で、童顔の、しゃべり出すと止まらない、口ひげを生やした男である。
例文2では、プロの作家という重要な修飾語は印象に残りますが、「童顔の」「しゃべり出すと止まらない」「口ひげを生やした」という修飾語は、書き手の印象(意識)を並べただけに過ぎないと受け取られます。
つまり情報でありながら、読者の印象には刻まれにくい修飾語の羅列となってしまうのです。
ここから先は
955字
/
2画像
¥ 300
サポートしていただけると、ありがたいです。 文章の力を磨き、大人のたしなみ力を磨くことで、互いが互いを尊重し合えるコミュニケーションが優良な社会を築きたいと考えて、noteを書き続けています。