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会社の文化が変わる肌感をご紹介---DX推進ムズカシイ---

IT業界で20ウン年働いてきました。顧客企業のシステムを作ったり運用したりする会社です。
入ってしばらくして不思議に思い始めました。技術者が生きていきにくいなあと。優秀な技術者は居づらくないか?と。
下記記事参照。

注記
※あくまでも個人の見解です。所属する企業とは関係ありません。

で、技術者が幸せに力を発揮してうまいことシステムを作って行ける集団はどんなものか?何が気になって違和感感じてるんだろうと。
で、うちの会社がそうなるように助力できればと思いはじめました。

目標達成

今まさに大きな目標達成したのです。
20年以上前から会社でやってきた。
注:私の主観でやったと思ってるのであって、他者から見えてるか不明。会社を変化させるのが目標なので会社内部から認識するのは理屈的になかなか難しい。
注2:私が一人で会社を変えると言ってはいない。変わる方向に少しでも助力したいという意味。で、外界の影響や様々な方々の力で進むイメージ。

この4月で山越えた実感あり。
明確に最大の山を越えた。
(と言っても、この評価は私の私見であり、他者と共有できるかはわからない。)

目標達成の証拠

DXの役員ができた。画期的。
※流行りのDXという言葉ではあるが、僕が20年前から思ってた課題解決を含んでいるというか連動している。

経営層の言葉に、明確なゴールはわからんので、失敗しても良い、まずやってみる、という言葉が、『言動をあわせ持っている感触』が出てきた。
3年もう少し前か(僕に大きな研究テーマをやらせたときにも言ってたか)、チャレンジする、トライなどの言葉を言ってたな…でもこのときは組織の行動や評価はむかしのままだった。口だけだった。

年度計画とかに、以前・現時点は足りてないけところを良くしていく(※具体的内容は伏せる)とドキュメントに明記した。これうちの会社では画期的。 現状の不足や課題を言葉にするのはとても苦手。誰が見ても全員が当たり前だと言うことや、もう明確な答えが決まってからでないと書類に書けなかった。

社内の組織の枠を越えた繋がりが、勝手に出来始めている。

いろいろ明確な証拠が揃ってきた。

鶏と卵

まあ、明確な証拠が揃ってきたから経営が言葉にし始めたとも言える。
鶏と卵なんですよね。
鶏と卵とは早々に気がついた。15年から20年前くらい。で、これは時間がかかるなと認識した。覚悟もした。ガッカリもしたけど。

現場と経営は別物

鶏と卵問題とあわせてもうひとつ、現場(個々人)と経営(組織)の距離という問題がある。
事例でいうと、歴代社長は(僕が直接しってるのは3名くらいですが)着任半年から1年くらいすると現場の声を直接聞こうとし始める。社長の耳に入る情報は丸まってるし歪んでる。情報がかなり落とされてる。私は社長室に呼び出していただいて課題認識や展望を話させていただいたこともある。社長や会長は若手も出る宴会ではしれっと現場の様子を引き出す問いかけをしてくる。
現場の肌感は、上にいくと見えない、というか、部下を飛ばしてコンタクトするのは御法度でもある。まあ個々人のどーこー出来ることではなく仕方ない。

この個人と組織は片方だけ手を付けてもうまく行かない。両輪なの。一緒に動かす必要がある。経営(うちの社員は優秀なんで上に行ける人はある程度わかってる)だけが頑張っても難しい。現場・個人のほうで実際動いて失敗試行錯誤して動く駒がいる。上にあがると現場からは怖がられるからね。
難しい。

地道にやる、無駄に思えても継続する

…で、ずっとやってきた。
いやー時間かかった。

リアルな現場のジタバタ感を組織が実感するとき

ようやく会社のトップ・経営まで課題感とどこに向かっていったらいいのか(フワッとしてる程度で良い)肌感が理解された。
ここまでくれば、うちの会社は真面目でいい人ばかりだから、もう戻らない。
下手だけどね。何度かトライして進む。

文化を変える・創るとかDXはこういうもんです。ここまでが難しい。

感無量。

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