マガジンのカバー画像

見上げれば十三夜の月 「日々の雑記」

7
十五夜の月も美しいけれど、少し欠けた十三夜の月も愛しい。なんだかなぁ…を少しはらんだ毎日から生まれる言葉を編んでみよう。
運営しているクリエイター

記事一覧

家中舎の庭の色

家中舎の庭の色

明日のご宴会に向けて
キッチンでは仕込みが続いているのだけど、
キッチンに混ぜてもらえないワタシは、
皿に乗せる彩り探し。
家中舎の庭に訪れている
季節の色はとても豊かで、
それを集めるのが なんとも愉しい。
ままごとしていた頃と
やっていることは ほぼ同じ(笑)
メニューを教わりながら
では 桜の葉はこの料理の下に、
山葡萄の葉は あの皿の上に…
などとイメージはするのだけど、
ほぼほぼ そ

もっとみる
一隅を照らす

一隅を照らす

最近は 庭の落ち葉かきから 朝の仕事が始まる。
大きな熊手、小さな熊手、テミを操って 夜のうちに舞い落ちた葉を集める。
この庭と付き合うようになって三度目の秋。
だいぶ カリカリ小気味よいリズムが刻めるようになり
こうすれば効率上がるんじゃない?
と、独り 愉しむ余裕が出てきた。

…そういえば この間 柿の葉8枚200円で売っていたナ…
などと
地元の産直で見た 葉っぱセットを思い出し

もっとみる
秋は夜長いからさ

秋は夜長いからさ

ただ今 体重調整期間。
もう ダイエットなどとは言わないようにしている。
言ったところで 誰も相手にしてくれないし、
3日も経てば 自分でも忘れる始末だし。
意識して 身体に良いものだけを
少量食すのを 体重調整月間と呼ぶことにした。
“ダイエット”と言うと 辛抱がついて回るのだけど
“体重調整月間”には
選りすぐりを少しいただく というプレミア感があって 苦がない(笑)

19時過ぎ

もっとみる
夜更けのキッチン

夜更けのキッチン

栗の皮を剥く相方に スッと包丁を手渡され、気づけば 二人並んで せっせと栗の皮をむいている今日この頃。                  秋の夜長と言うけれど こうして作業をしている間に 夜はあっという間にふけていく。

近頃 指がささくれ立つのは 栗の皮むきのせいなのか?         栗のアクに染まった指先を見ていて 舞い降りてきたように母とのやりとりを思い出した。      

子供の頃、

もっとみる