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平和祈願:絵本作家いわさきちひろさんのドキュメンタリー映画を観て

子どもの頃家に絵本があったわけでも無いと思うのですが、きっと何処かで見ていたのでしょう。20代の頃、1人で石神井のいわさきちひろ美術館まで、わざわざ行ったりもしていました

昨夜、金曜の夜だし少し夜更かししながら、Amazon Prime Videoで何か観ようとチェックしてたところ、このドキュメンタリー映画が気になって観たんです

ふんわり柔らかいタッチの絵が好きで、でも、当時輪郭のない絵が画家さんたちの間で批判されてた事とか知らなかったな〜。そりゃそうですよね、新しい分野の第一人者は邪道だとか変だとか言われちゃうんですよね。私が好きなふんわり写真/ゆるふわ写真となんか通じるものがあるな〜と思いながら観ていました。写真も前ボケ&後ろボケ有りのふんわりは邪道だとか言う人がいらっしゃいますもんね

でも、結局私みたいにこの「淡さ」「儚さ」「優しさ」の表現が素敵と思う人がいるわけで、ちひろさんの絵に昔から惹き込まれていた理由も今頃になってやっと自分でわかった気がしました

そして映画の中では、ちひろさんが55歳で癌で亡くなるまでの、実は波瀾万丈な人生と、戦争や子供たちに対する想いがわかりやすく描かれています。私が今まさにその年齢の時で、そしてまたもう2度と起きてほしくなかった戦争がロシアの手によって行われている今に、このドキュメンタリーを観たのはどうしても偶然と思えません

ちひろさんが見た最後の戦争がベトナム戦争で、映画化された2012年にまさかこんな酷い戦争がまた起きて、しかも誰も止められなくなるなんて思ってもいないから、たまたま今観たことで、必要以上に悲しく辛く…ズシーンときています

いわさきちひろさんも天国できっとまた悲しまれているはず

戦場で辛い想いをする子供がこれ以上増えませんように
せっかく産まれてきた小さな子たちの未来が閉ざされませんように

これ以上何も生み出さない醜い争いが続かないように、ただ祈るばかりですよね…無力で、平和ボケしていて、時間が経つにつれ他所ごとのようにみんななっていってしまっていますが

本当に戦場に、ウクライナ🇺🇦に、1日も早く平和が戻りますように

そして、久しぶりにいわさきちひろ美術館に近々行ってこようと思います。石神井行って、そのうち安曇野にも…


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*banner photograph by mikia, @ご近所

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