Micco / 発達障害っ子の自己肯定感を育む海外母子移住のススメ

トゥレット症候群・ADHDっ子と母子海外移住6年目。 受験して入った私立小を退学、海外…

Micco / 発達障害っ子の自己肯定感を育む海外母子移住のススメ

トゥレット症候群・ADHDっ子と母子海外移住6年目。 受験して入った私立小を退学、海外インターへ編入。自分を「バカ」と言っていた息子が2年後「僕って天才」と大変化。人は環境で変わる。個々の子どもに適した環境、日本と海外の教育の違いに関する情報や考えを発信しています。

最近の記事

海外母子移住「思春期男子×母」関係の難しさ

統計上、男性の方が発達障害を持つ率が高いとされている。 一般的には男性:女性=7:3程度だそう。 子供においても男児の方が多いわけで、我が家もご多分に漏れずである。 海外母子移住を決めた時、次男は8歳だった。 まだ幼い子どもだった彼が、今や15歳。いわゆる思春期ど真ん中のティーネイジャー。 この頃の男子は、何かと親に食ってかかりたいお年頃のはず。 事実、長男はそうだった。家具を壊すほど、父親を怒らせたこともあった。笑 そう思えば、次男はさほど反抗しない。 「ねえ、ママ

    • 海外インター編入の適齢期は?

      次男は8歳でタイのインターナショナルスクールに編入した。 日本で2年間インターナショナル幼稚園に通ったので、多少の英語は理解できていたが、決して流暢ではなかった。 インターの面接時、簡単な英語の口頭試験はあったけれど、難なくクリア。 特に非英語圏のインターは、この年齢の子どもに入学時の高い英語力を求めてはいないと思う。 東南アジアのインターには、英語力向上のための特別クラスが設けられている学校も多い。インターと同じ敷地・同じ校舎を使い、インターの生徒たちと同じように学校生

      • タイへの親子留学、年間のコスト

        子供の海外留学なんて、一部の富裕層の話、と思っていた我が家(普通のサラリーマン)が、タイを選択肢にした理由の一つが、費用。 2拠点生活を送る私にとって、まず往来しやすいことが重要だった。日本まで6~7時間が限界。時差があると、短期間での往来が厳しくなるため、時差が少ない地域。宗教云々ではなく、食事や慣習でイスラム圏は難しい。 そうなると、欧米は除外。ハワイも候補にあったが、観光地色が強すぎてNG。治安や気候、宗教・文化的なことも含め、アジア圏の仏教国であるタイは、有力な候補

        • 「発達障害」は「パーフェクト」?

          息子がタイのインターナショナルスクールに編入して、最初の担任はオーストラリア人のベテラン先生だった。 彼女との出会いは、私たちにとって、とても大きなものだった。 息子の学校は国際バカロレアという教育プログラムを取り入れていて、とてもユニークな取り組みが多かった。「多様性」を重んじ、学校生活を通じて「個性を伸ばす」ことをモットーにしていた。 初めて担任と面談をした日、私は 「この子はトゥレット症候群を持っています。それに伴い、注意欠陥型のADHDと、軽度の識字障害に伴う学

          自分の生きる道を決める/私立小学校退学

          次男は、インターナショナル幼稚園を卒園後、小学校受験を経て、私立小学校に入学した。その小学校は、長男の学校の系列校だった。 長男の時に小学校受験を経験していたこともあり、私自身も2回目の余裕があった。また、上の子が私立小学校にいると、下の子の受験は少し様相が変わる(願書に上の子の学校名を記載するため、そこが本命だと思われてしまう)という理由もあり、受験できる学校も絞られていた。 長男は創立150年近い都内私立小、次男は隣県の新設系列校に入学した。 その学校は、大学まで謂わ

          親子留学を決心した理由

          次男は、小学校4年生の冬からタイのインターナショナルスクールに留学した。 それまで通っていた私立小学校に籍を置いたまま、留学のために一時退学という形を取っていた。 留学のきっかけは、彼が日本の学校生活において徐々に自信をなくしていたことだった。 次男は所謂、発達障害を持っている。根本的な要因はトゥレット症候群という脳の神経伝達異常で、チック症を伴う。5歳ころから発現し、成長とともに治まることを期待していたが、平行線のままだった。 トゥレット症候群には、注意欠陥や識字障

          インター育ちの思考言語

          思考言語について、最近ちょっと色々考える。 次男がインターで学び始めてから早3年。コロナの影響で日本に滞在している期間が長めとはいえ、学校は英語のみ、生活で使うのは英語とタイ語。私との会話以外、日本語はほとんど使わない。 会話は問題がなくとも、読み書き能力は、自分で取り組まなければ現状維持すらも難しい。 昨年くらいまでは、将来的に日本で暮らすのであれば日本語力は必要だけれど、そうでないのなら、最低限の維持で良いかな・・・と思っていた。 とはいえ、日本人として漢字の読み

          期待と応援

          次男は8歳からゴルフを始めた。 親が勧めたわけではないが、祖父がゴルフを嗜むのを見て「やってみたい」と言ったのが発端だった。 親が言うのもなんだが、次男は運動神経が良い。 特に球技は、野球・サッカー・バレーボール・卓球、何をやらせても、すぐにコツをつかみ、上達するのも早い。持って生まれた動体視力の良さと、肩の強さが、球技向きなのだと思っている。 しかしゴルフは、生来の運動神経や、ちょっとしたコツだけで上達するスポーツではない。身体の特性や分析力、個人競技ゆえの精神力の強さ

          インターナショナル幼稚園の費用対効果

          現在13歳の次男は、9歳から海外のインターナショナルスクールで学んでいる。全く英語のベースがなければ、9歳で急にインターナショナルスクールに入っても、語学の習得が一筋縄ではいかない。彼には、4歳~6歳の3年間を日本国内のインターナショナル幼稚園での経験があったからこそ可能な選択だった。 長男は、日本の私立幼稚園に通わせた。幼稚園の3年間の生活の中で、社会性や生活習慣など、得られるものはたくさんあったのだが、それらは、遅かれ早かれ身に着ける、人としての基礎的な部分だ。 せっ