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地域の人からおだてられて育ちました

「みきちゃん、偉いね!」
「みきちゃん、すごいね!」
「みきちゃん、頑張っているね!」

何回聞いたことだろう。
今となれば聞く回数は減ったけれど、小学生や中学生の頃は会う人会う人みんなに褒められていた(気がする)。

イヤミって思われるかもしれませんが、私はただ、小さい頃から親にくっついて地域の集会でお手伝いをしたり、発表ときや面接のときにそれっぽいことを言ったりしただけ。

ちょっと特殊だとするなら、小さな村に生まれ、地域に同世代が居なかったことくらい。そして、生まれたタイミングがちょうど、市町村合併の直前だったことくらい。

私は自分から何かを始めたことなんてほとんどありませんし、一人で何かを成し遂げたことはありません。でも、なぜかすごい人かのようにメディアに取り上げていただけることがあります。

私は以下のことを基準に行動をしています。

  1. オススメされたことはとりあえずやってみる

  2. 気分が乗らないときや無理しそうなときは断る・辞める

  3. まずは自分が楽しむ

  4. 身近な人が喜びそうな選択をする

私はこれまで、この4つを意識することにより適切な選択し続けることができたのかなと思います。
私の体験談とともにお話していきますね。


プロフィール

行動指標の話をしたいところではありますが、まずは私がどんな人なのか、簡単にお話しておきます。

基礎プロフィール

名前  : 伊藤 美紀(いとう みき)
出身  : 愛媛県宇摩郡別子山村(現: 新居浜市)
所属  : 高知大学地域協働学部 4回生
誕生日 : 2001年12月20日(現在21才)
家族構成: 父、母、兄(11歳上)、兄(10歳上)
親戚  : 学校の先生率高め。いとこの中では1番末っ子。
好きな料理: ささみのレモン煮、とんかつ、ハンバーグ
嫌いな食べ物・料理: レバー、親子丼

主な活動
別子山を中心とした別子銅山の観光ガイド
森林整備ボランティア、学校への森林体験学習の出前講座
SNS・Web広告運用のアドバイザー などなど…

見出しカバーに使っている写真は私の一番可愛い時代の写真です(笑)


村生まれ最後の子ども

100年後の別子山の子供たちへ
君たちに、小さな小さな村の話しをしてあげましょう

「大いなる故郷、別子山村」(2003)別子山村

こんな言葉から始まるビデオが別子山村が新居浜市に吸収合併される際に制作されました。

この動画にピンク色の服を着て、よちよち歩く女の子が一瞬だけ映ります。
それが、当時1歳の私

別子山で生まれ育った人で私と年の近い人を思い浮かべてみると、上は4歳、下は5歳離れています。

つまり、合併当時、村の子どもの中では私が一番小さかったという訳です。

こういうことがあり、20年前から私は別子山村生まれ最後の子どもとしてちやほやされています。

地域のみんなの子どもとして、たくさんの人に見守られながら育ってきました。
地域の方の思惑通りに育っていくとは思わず……(笑)


オススメされたことはとりあえずやってみる

まずは オススメされたことはとりあえずやってみる です。

弁論大会に出場させられ…

時は今から10年ほど前、中学2年の時の話です。
ある日、教頭先生とこんな話になりました。

教頭先生(国語担当)「弁論大会に出るか?」
(全校生徒が私1人だったので、校内予選なんてありません。私が出ると言ったら、市内大会に出れます。)
私   「ネタがありません(作文とか苦手だし…)」
教頭先生「将来の夢とかは?」
私   「悩んでいます」
教頭先生「転校生に来てほしくない?別子山のPRをしたら?」
私   「じゃあ、やってみます…」

って流れでいつの間にか出場することになり、先生と打ち合わせをしながら、何とか弁論を作りました。
内容は、「別子山の四季で枕草子を書いてみた。」というものでした。

そこで、別子山について見つめ直しました。
別子山、春夏秋冬で見たら、結構良いじゃん。
自分の地域について考えることなんて、普通に生活してたらないので、こういう機会に振り返ることができてとっても良かったです。


1年後、私は中3になりました。
もちろん、やりたいことなんてありません。

国語の先生 「弁論大会に出るか?」
(そのときには、他地域から新入生が入ってきたり、転校生がやってきていたため、学校が私一人ではなくなっていたのですが…)
私     「(またかよ…)1年生はしないのですか?」
先生    「だって1年だよ?今年最後の君がしないと。」
私     「わかりました…」

結局、2年連続で出場することに。

最初、私が出した作文の内容は「もっと後輩と交流したい」でした。
しかし、先生に、「どんな交流をしたい?」など、、、
色々なことを聞かれまして、、
最終的な内容は、「別子山の良さを後輩たちに伝えたい」になりました。

作文を弁論に変えていく作業中、
「別子山の良さを伝えていかなければならないと気が付きました」
          ↓
「別子山の良さを伝えていくこと。これは使命なのだと気が付きました」
に変えるなど、より弁論として、心に届きやすい言葉に変えていった結果、、、

大会の成績はなんと、、、第2席!!!

いつの間にか使命にされてたことが、新居浜市内中の方々に知られてしまったのです(笑)

弁論なので何回もこの使命を言い続けることにより、少しではありますが「別子山のために何かしたい」という気持ちにが生まれてきました。

コトダマってやつですね。(ちょっと怖いけど笑)
まあ、特にやりたいことがなかったので、この経験がそれからの選択に大きく影響していきます。


オススメされるということは自分に合っている

自分のことなんて自分でもわからないもの。
やってみたいと思っていたことでも、自分に合わなければやっていけないもの。

私は基本的に三日坊主で、自分でやってみようと思ったことは基本的に何も続いていません。
筋トレとか日記とか、SNS毎日投稿とか……

誰かに「〇〇が合ってると思う!」「〇〇を一緒にやろうよ!」
と言われたことはできる限り、やりたいなと思います。

私、文章を書くには苦手なのにnoteをやっているのは、知人にオススメされたから。
別子山のこと色々とやっているけれど、地域の人から期待してもらっているから。

特に、自分が信頼している人からおすすめされたものは、自分には合わないと思ったとしても、できればやった方が良いと思います。

そのほうがあてずっぽうに何かやるよりも続く可能性が高いと思います。

気分が乗らないときや無理しそうなときは断る・辞める

行きたくないものは行かない

オススメされたり、誘われたりしたら、とりあえずやってみろと言いましたが、嫌なことは断ったほうが良いです。

飲み会とか誘われますよね。

私は特にメリットがなさそうな飲み会は断ります。
でも、面白そうなことが聞けそうだったり、美味しいご飯を食べさせてもらえそうなら行きます(笑)

他にも、友達がいないので成人式には参加していません。


途中で辞めることも

また、とりあえずやってみたけれど辞めたものもあります。
例えば、とあるボランティアスタッフ。(あえて内容は伏せます)
たくさんのことが学べましたが、ボランティアでやる仕事量や責任じゃないと思ったため、辞めました。

ボランティアって、やる気あってなんぼなところがあるので、やる気がない人が無理して参加していたら、全体にも悪影響が出てしまいます。
やる気がなくなってきたと感じ始めたら、辞めることもチームのためになります。


無理して参加したり、続けていたら、余計に疲れてしまいます。他のチャレンジもできなくなってしまいます。
潔く、辞める決意も大切です。


まずは自分が楽しむ

次に、自分が楽しむです。

きっかけは受動的でも活動は能動的に

さて、負担にならない程度に誰かに言われた何か始めてみたとしましょう。

でも、誰かに言われたことだけをしていたら、その人の駒として認識されてしまいます。
「〇〇に合っているから」と言いながら、その人がしたくないことを押し付けてくるようになってしまいます。
それは、合っているからではなく、タスクを肩代わりさせられるだけなのです。

そこで、大切なのは、自分自身がやりたいように積極的に活動することです。
自分が楽しめていたら積極的に活動できますし、積極的に活動に関わることで自分自身が楽しめるように変えていくことができます。

これは、活動全体への良い影響を及ぼすことができると思っています。

チームに貢献したように思われやすい人は活動に積極的に関わった人です。
自分の思った方向に活動が出来ないなら辞めれば良いですから、怖がらず、積極的に意見をするなど、活動的に頑張ってみましょう。

私自身、そうすることで、不満が少しづつ解消していったということもあります。
不満が残り続けて辞めたり、やる気がなくなったから辞めたこともたくさんあります。

身近な人が喜びそうな選択をする

最後は何かの選択に迫られたときの基準です。

どちらか選べない…… そんな時は

もっとも大切なのは自分がどう思うか、どう感じるか、どうしたいかです。

でも、自分のことが分からなかったり、自分でもどうしていいのかわからないとき、どれを選択すればよいのかわからないことがあります。
その時、身近な人が喜びそうな選択をするようにしています。

私の大学の選び方

私は現在、高知大学地域協働学部というところで学んでいます。ここに決めた流れを例にあげたいと思います。

①進学か就職か
私は色んな方から、進学をオススメされました。絶対に大学に行きたくないとは思わなかったので、進学することにしました。

➁どういう専門の学部にするのか
オススメされた大学は 教育、外国語、地方創生 の3つでした。

その中で、教育は親戚に学校の先生が多くその大変さを知っていて嫌だったので辞めました。

外国語と地方創生の2つのどちらかを決める際、身近な人はどちらの方が喜びそうかを考えました。
地元の別子山の人々や親も別子山の未来を私に託したいと思っています。
だから、地方創生の学部にしようと思いました。

③大学をどこにするのか
とはいえ、最近は色んな大学で地方創生について考えています。
大学によってさまざまな特色がある訳ですが、正直、私はそこまでこだわっていませんでした。
関東、関西、四国、九州…… 
そこで、私は一番親や地域の人が喜ぶのは地元に近いところだと考え、四国の大学にしたわけです。


最後に

ということで、私は4つの行動指標をもとに色んな活動をやってきました。

4つの行動指標(おさらい)

  1. オススメされたことはとりあえずやってみる

  2. 気分が乗らないときや無理しそうなときは断る・辞める

  3. まずは自分が楽しむ

  4. 身近な人が喜びそうな選択をする

最初は興味がなくても、オススメされた活動だったら、とりあえずやってみる。嫌とわかっていることなら無理はしない。まずは自分が楽しもうとする。自分が楽しいと思えるようにチームを変える。そのためにも積極的に活動してみる。楽しくないままなら辞める。どちらか選べないときは、身近な人が喜びそうな選択をする。

ぜひ、やってみてください。


そういえば……

これら4つの行動指標を心に持っていれば、私のように強い意志ややりたいことがなかったとしても、それっぽことが出来るようになります。

誰かから褒められる機会も増えるんじゃないでしょうか。


でも、これには注意点があります。

それはつまり、誰かの思惑通りに動いてしまう可能性があるということ。

思惑通りに動いて褒められる。
つまり、おだてられる

私は地域の人からおだてられ、今も別子山のために勉強しています。地方のため、色んな活動もしています。
私自身が楽しめていますし、無駄な悩みができなくて良かったと思います。

これからも、自分に良いようにおだてられてやる!

サポートよろしくお願いいたします!別子山でFIRE生活したいけど、それは夢のまた夢…