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林業における畜産の有効性

林業と畜産は正反対のように感じられますが、実は、どちらも補完関係にあります。日本では法規制があるかもしれないので、あくまで読み物として楽しんで頂ければと思います。

日本の森林は非常に強い生命力を持っています。
残念ながら、杉・檜を過密に植えたことにより生命力が失われている側面もありますが(例えば、熊の個体数が減っているにも関わらず、えさ不足により民家のある所まで下りてきてしまったり。。。)放っておくと、あっという間に下草やササが生えてしまい足を踏み入れることが出来なくなってしまいます。
そのような下草やササを人力で取り除こうとすると大変な労力が必要になります。ですが、それを自ら行ってくれる生き物がいます。反芻動物です。

牛やヤギ、ヒツジ、馬は反芻して植物を砕き、よく醗酵させてから腸に運ぶため非常に強い消化能力を持っています。稲わらを食べて消化することが出来るというのは、実は哺乳類としては驚異的な消化能力です。
また口が大きいうえ歯も丈夫なため、森林に生えて人の侵入を阻むような植物の大部分を消化してしまうことが可能です。また、そこでよく消化された植物をフンとして排泄するため、森にとって良い栄養源を供給することが出来ます。

牛、ヤギ、ヒツジや馬を適切に飼養することで、里山の管理や林業を驚くほど省力化することが出来ます。
(また、里山や林業だけでなく、畑でも雑草を食べ、フンを落としてくれるので、畑の管理にも有効です。)
私のための備忘録的なメモでしたが、もし、実践が可能な方がいらっしゃいましたら、広く実践して頂けると日本の里山と林業も明るくなってきます。

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