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人とつながる事の大切さ

こんばんは
9坪ハウスの住人mikenekoです

私は、2か所のデイサービスで働くナース
そして、もう一つの顔は・・・

「まちの保健室」で高齢者のお話を聞いてます
と言っても、まだ始めたばかりですけどね

でも、元ケアマネージャーであり
介護者家族でもある
その経験が保健室で役立てばいいな
なんて思いながら毎回参加しています

さて、お話を聞いていると
いろんなケースがいます

私のように時系列で話しているつもりが
あちこち話が飛んで、悩みにたどりつくのに
時間がかかってしまうケースや

お話をしていても
堂々巡りになってしまうケース

そして、悩みを相談しているようで
解決を求めているのではなく
ただ話を聞いてほしいケース

今回は印象深かった方とお話して
感じた事を書いていきます

この方は検査結果を広げながら
病院でこのまま様子を見るように言われたのに
特定検診を受けたら、すぐに病院に行くように
言われて困っている、と話し

最初は色々とアドバイスをしてみたけど
堂々巡りを繰り返すばかり
どうも自分なりの考え方がある様子だし

いろんな話や不満を言っているけど
何が悩みなのか全く見えてきません

もしかしたら気難しい方なのかな?
なんて思いながら、さらに話を聞いていると

介護保険を利用しているらしく
担当ケアマネージャーや訪問ヘルパーの
不満やら何やら話が出てきて

悪い人ではないけれど
頑なさが災いしてサービス利用が
困難なケースかも、なんて感じたり

どうやら解決をしたかったのでなく
お話を聞いてほしくて
「まちの保健室」に出向いたように感じました

少し足が不自由だったので
見守りを兼ねて見送りましたが
この後、担当する民生委員が
私に話しかけてきました

私が想像した通り、やや気難しくて
介護サービスを利用しても続かない

そして一人暮らしで、外に出たがらないので
時々、民生委員が様子を見に行って
話をしているそうで

今日の「まちの保健室」も誘ったら
来てくれたようです

この話を聞き
この方、色んな不満を言ってたけど
幸せな人だなと私は思いました

だって、サービスの利用をしなくても
繋がりが途絶えないように民生委員や周りが
根気よく気にかけているんですものね

それとご本人にも言いましたが
勇気を出して「まちの保健室」へ出向いたのも
すごい事です

なぜなら、頑な態度でも
聞く耳を全く持たないワケではないし

話を聞く中で、過去には自分の困りごとで
いいアドバイスがもらえて嬉しかったと
話が出ていたので

完全に心を閉ざしていない事に
救われた気がしたからです

世の中には、この方に限らず
様々な事情で閉鎖的な方はいるわけで
完全に閉鎖的な態度の方もいます

しかしこれでは
本当に困った時に助けようがありません

こんな事態にならない為にも
ふだんから、あいさつや声をかけたり

人との関りが上手く行かないなりに
心地いい距離間で、地域や家族と繋がる事が
大切なのではないでしょうか

そして、私も少なからず
今回お話しした方と同じ気質を
持っているからこそ

「まちの保健室」が
気軽にお話や相談ができるだけでなく

人との関わりが上手く出来なくても
ゆるく繋がる場所として機能して欲しいと
思うと同時に、私自身もそうありたいと
心に誓ったのでした


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