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市民活動をやっていた時の話/思い出すのもイヤな人 その1(多分向こうも同じ気持ちだろうが)

建物の保存の市民活動団体の運営をしていた時の話。これももう黒歴史だよ(自分の人生振り返ると黒歴史ばかり、💦)

なんの知識もなく、ただ興味があって面白く情熱だけで突っ走ってその後痛い目を見るという💦 みけ子はいつもそうなの。何もわからないから飛び込んでみる気持ちになったのね。こんなに大変だって分かってたら最初から首なんか突っ込まなかったわ。

そんな素人怖いもの知らずで始めた市民活動は、それまで取り組んでいた人もおらず、全く初めてのことだったのでいきなり世間から注目を浴びる事になる。

注目を浴びるということは多くの人も集まってくるという事であり、その分影響力もムーブメントの渦も大きくなる訳だけど、その予想外の影響力の大きさに自分自身もタジタジとなってしまう。

団体の活動目的に賛同して会費を払って会員になってくれた人たち。その人たちの思いや意見を元に、どうすれば取り壊しの危機にある歴史的な建物を守れるのか。試行錯誤しながら活動を広げ、保存活動のキモになる行政機関や建物の所有者である大学に働きかけを続けた。

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一般に知られていなかった、仙台市中心部の貴重な近代建築の集積地である片平キャンパス。その建物群の貴重さと素晴らしさをまず多くの市民に知ってもらう。そのための周知活動や気軽に参加できる見学会などのイベントも企画運営する。定期的に機関紙の発行もする。そんなことを10年近く続けた。(その中で私が参加していたのは8年半位だったか)

最初の活動の立ち上げのきっかけになった、趣味を同じくする女性との出会いと仲間を集めての見学会の開催や定期的なキャンパスのゴミ拾い活動。意味はあったし最終的には大きな結果を得られたけれど、活動中は(集団で何かをするのが恐ろしく苦手なみけ子にとって)大変で苦しい以外の何ものでもなかった。

結局、最初に意気投合して一緒に団体を立ち上げた女性とは、途中で決定的な仲違いをして決別することになる。みけ子よりずっと人望もありコミュニケーション能力の高い彼女は、彼女の取り巻き多数を引き連れて団体から抜けてしまうことになった。

人望が厚い彼女の団体からの脱退で、その活動団体は解散の危機に瀕したがかろうじて何とかなってそのまま活動は続けた。みけ子も結果を出しつつある団体を途中で放り投げる訳にも行かない。

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仲違いの原因はみけ子とその彼女の個性のぶつかり合い、と言えば聞こえは良いがただ単に相性が悪かったし私自身が人間的に未熟だったからが大きい。今になってはそう思えるが、人間が発展途上だったみけ子(ま、あえてそう表現する)の未熟さに彼女が我慢できなくなったってことが一番大きかったと思う。

具体的な事例は私もすでに多くは忘れてしまった。私が覚えている一例は彼女がお願いして外部の関係者にわざわざ書いてもらった原稿を、私が「前回発行した機関紙の内容と重複する。今回は載せない」と判断してボツにしちゃったこととか。頼んで書いてもらったのにみけ子の一存でボツにされ、彼女は面目丸潰れだったろうしかなり気分を害した事は想像に難くない。

今ならそう思えるが、その当時のみけ子は「この機関紙の編集責任者は私。私がダメと思ったらボツ。それが正義!」と思っていたんだろうと思う。それがきっかけとなってまもなく彼女はその市民活動団体から離れることになった。彼女が居なくなり運営の片腕を失った形だったが本心は「困った!」と思うよりは顔を合わせる度に憂鬱な気持ちになる相手が居なくなってホッとしていた(おいおい)

そんな状態だったから、その後の団体も内部はグタグタ。私に対して反感を持っていたメンバーも多かったろう。ただ対外的に行政や報道機関とのやり取りや当事者の大学との交渉なども特に問題なく進んでいたから、当時自分はそれでいいと思っていた。

振り返るともう自分がやって来たことの未熟さや協調性のなさが思い出され、フラッシュバックしては頭を抱えるばかりだ。

その団体を一緒に立ち上げた彼女が今一体どこでどう過ごしているかは私は知らない。あの時、自分の未熟さ故にいやな思いをいっぱいさせて申し訳ない、という気持ちもある。だけどあの時の自分にはあれがギリギリで精一杯だったのだ。あれ以上のことを当時の自分にできるとはどう考えても思えない。

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スピリチュアル的な話で言うと、一つの大きな目的のために人生の一時期は共に過ごし、魂を分け合ったかのように動いている「ツインソウル」もその目的が果たされた後は決別する、なんてこともあるらしいから、そんな感じだったのかもね。

今確実に言えることは、当時は自分はあんな風にしか動けなかったのだ、という事。今も思い出すと当時の事は苦い思いしかない。一つのことを成し遂げた、なんて気持ちには到底なれないのだよ。人生の一時期そう言うこともあるよね、と自分自身の心に語りかけたりする。

表題にある通り「思い出すのもイヤな人 その2」をまた書くかも(笑)悪口言うのも時には楽しいね(底意地悪いネ、みけ子は)続きを楽しみにしててください(笑)




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