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講座学習記録#6 Blenderで作るインテリアと建築物

しばらくオンライン講座は買い控えるつもりだったのですが、再びコロソのBlender講座を購入しました。私が動かされた理由はエイプリルフールセール。一部の講座が90%OFFという大変お得なセールです(既にセールは終了)。ちょっと気になっていた建築系Blender講座も対象になっていたので購入しました。

私が今まで受講したコロソの講座の中では、一番長い36時間半の講座。ボリュームたっぷりで役立つ内容も満載ですが、それがなんと2135円!
超お得ですが、100日間の視聴制限があります。大ボリュームはうれしいけど完走するのは大変。視聴期間が過ぎると観れなくなってしまうこともデメリットです。
こちらの講座です。↓

◎小物づくり

講座の構成は
小物づくり→家づくり→ビルづくり
と、小さいものから大きいものへと進んでいきます。

小物作り。葉っぱの切り抜き〜調整が大変でした
コーヒーメーカーや鍋などのキッチンツールも

レファレンスの集め方に始まり、実際にある商品を参考にしながら作っていきます。Blenderのモデリングを中心とした基本操作の学習も兼ねています。初めてBlenderを触る人にはむずかしいと思いますが、ある程度の経験があれば、ついていけるかも。

以前コロソの別のBlender講座でもコーヒーメーカー作りがあって、そのときはモデリングの細かさに挫折してしまったのですが、今回は何とか作れました。

今回の講座も、きれいに見せるために細かくモデリングする部分もあるのですが、小物そのものを見せるというより、インテリア空間の小道具なので、拡大して見ることのない細かい部分にはとらわれないモデリングでした。でも、絶対見えない部分、例えば植木鉢の底なども、一応本物のように穴をあけてモデリングしていたりして、講師の先生のクリエイターとしてのこだわりを感じました。

◎家づくり

この講座のメインで、一番大変で一番おもしろいのが家づくり。
建築図面を参照して作るのですが、外壁や内壁もちゃんと厚みがあります。
まずはざっくり躯体をつくり、そのあと、寝室やバスルームなどの小物を作りながら、インテリア空間を整えていきました。

制作途中の寝室。枕は物理演算をつかってモデリング。おもしろかった。
前の章で作った小物を活用。階段はArchipackを使用。この画像はコンポジットもかけた
寝室
ワーキングスペース。ラグはパーティクルヘアーで
バスルーム

内部が一通り整ったら外まわりへ。建物外部にバルコニーの柵や、エクステリアライトを設置。表札も名前を入れてディテールアップ。
建物関連の後は、芝生を貼って、木を生成。木は、MTreeGenという無料のアドオンを使うのだけど、なぜかこれが講座の通りにできなかった。本当は葉っぱには自分で用意した画像を使いたかったけど、ちゃんとした位置に読み込めなかったので、デフォルトの葉っぱモデルを使っています。

芝生はいい感じでなかったので非表示。左の木はMtreeGenのメッシュ。右の木はHDRI画像
背景画像を変えた夜バージョン、芝生も表示。

◎ビルが建つ街並み

講座の終盤はビルのモデリングと、GISデータの活用など、大きな建築物を含むシーン作り。
大型建築物のモデリングは詳細にこだわらないものの、リアリティを出すために、気づかれないところに手を入れる、というのが勉強になりました。
例えば、ビルの内部にも、柱や照明を設計図通りに設置して、内部に何かあるように見せるために、小部屋もモデリングしてます(ドア付き!)。私のライティングやレンダリング設定がいまいちのせいか、ビル中の小部屋はあっても無くても変わらなかったかも?という感じになってしまっているけど、見えないところにも一工夫の精神は、今後も忘れずにいたいです。

ビル内部の様子
自分のビルが建った!!

◎まとめ

視聴期間制限があるため、駆け足で学習したけれど、完走できて本当によかった。
コロソで韓国人講師の字幕付き講座を受講するのは初めてでしたが、やっぱり吹き替え版が欲しいですね。ipad で一時停止しながら見ているのだけど、字幕が隠れてしまったりで、見返す度に時間がかかりました。
あと、以前よりは良くなったけど、コロソ専用動画再生アプリが時々ブツっと切れることが何度かありました。
…と、先に良くなかった点を挙げましたが、全体的な感想としては、大変満足しています!

イラストやマンガの背景のための3Dという私のblender学習の目的にぴったりの講座でした。インテリアや建物の3D制作を、細か過ぎることもなくシンプル過ぎることもなく、程よい粗密で、かつ美しく仕上げるための技術が学べました。
セールがきっかけで学習しましたが、期待以上の収穫がありました。今後に活かしたいです。

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