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講座学習記録#3 Blenderで表現する2D風モーショングラフィックス

このところAfter Effectsの講座学習が続きましたが、再びblenderに戻ってきました。コロソのこの講座です。

https://coloso.jp/mediadesign/motiongraphicdirector-hirai-jp

内容はBlenderの2D表現のアニメーション、AEとの連携も学べます。講座の紹介で登場する動画作品のかっこいいこと! 完成作品例を見て、「これを学習した後にはこんな作品が作れるようになるの⁉︎」という期待でいっぱいになりました。

◎この講座の最大のよかった点

まずはじめに言いたいです。これは感動しました。1本の動画が長くないのです。最長でも36分。ほとんどは15~20分前後!

私はコロソの講座は他にも受講中ですが、4、50分の動画が何本もあるのは当たり前、1時間以上、2時間以上の動画が混じっている講座もあります(たまたま自分の受講中の講座に限ったことかもしれませんが)。目次で再生時間が長いことを知ると、学習前から気持ちが萎えることも。
そんなわけで、1本の動画が長くないこの講座なら、学習も継続しやすいし集中してストレスなく完走できるかも、とリラックスして臨めました。

◎基本的には「なぞって学ぶ」講座

動画の再生時間のこともそうですが、何をどう提供したら受講者が学習しやすいのかを先生が自分なりに考えて丁寧に講座を作った感じがしました。

各章にその章で学ぶBlenderファイルが提供されており、受講者は動画を見て一緒に手を動かしていけば同じものを作ることができて次に進めます。自分で0から作っていくという講座ではありません。なので「動画の通りにやっているつもりなのに同じように作れない! 先へ進めない!」というストレスはありません。漢字を覚える練習に例えるなら、まっさらな紙に自分で書くのではなく、薄く書かれた見本をなぞって覚える、といった演習です。

ストレスなしに先に進めるのは良い点ですが、講座を最後まで視聴しただけでは、技術が身についた感じがしません。そこで、学んだテクニックを確認しながら、自分でも作ってみることにしました。

◎自力で作ってみてこそ

YouTube動画でモデリング練習をしてきたころから心がけていることなのですが、お手本と全く同じではなく、ちょっとだけ何かを変える、色を変えるだけでもいいので何かしら自分ならではの要素を入れると満足感がアップします。

講座で扱う完成作品例は、前半は道路を疾走する車、後半は魚群が戯れる海の中、なのですが、魚群の海は、同じものを作ろうとしたら心が折れる真似が困難なプロの仕事例…(とはいえ、講座で触れたテクニックを応用してるだけなんだよという解説をしてくれてます)。車の作品をアレンジしてみることにしました。

学習前、完成作品例を見て「自動車のモデリングが出てくるのかな、作れるようになりたい!」と思っていたのですが、車のモデリングはありませんでした。モデリングの章で扱うのは、電柱や縁石などのシンプルなオブジェクトだけ。車をモチーフにしたいけど、作るのは難しいなあ…と思い、普通の乗用車とは違うものを考えることにしました。

この形の車、barrel trainと呼ぶらしい。車なのに電車?

かっこいい乗用車は難しいけど、子どもが乗るようなおもちゃっぽい車なら作れるかも?と探っていて、こんな車に辿り着きました。

ドライバーは、私の代理であり自作LINEスタンプのキャラでもあるクマ
アニメシェーダー、お手本の雰囲気に近づいてきました

モチーフをクマの車に変えただけで終わりにしてもよかったのですが、講座に出てきた複数のカメラを切り替えて使う技も使ってみたかったので、それも取り入れました。カメラアングルを変えると見える範囲が変わるので、そこに花火などのパーティクルを追加することにしました。夜空設定だと背景を考える必要がなくなりちょうどよかったです。花火はYouTube動画で作り方を調べました。

この作品例ではアニメシェーダーに線画の輪郭をつけるというのもポイントの1つ。例題で扱っていた背面法の他にFreestyleでのやり方も試してみました(Twitterのツリー参照)。

その他、コンポジットや、AEに持っていって仕上げをするやり方も学んだのですが、それもやってみるのはちょっと苦しいと思ったので、ここまでにしました。またの機会に挑戦してみたいです。

コロソの講座は手強いので、とりあえずは視聴しただけで終わってもいいと思っていましたが、もうひと頑張りして自分なりのアレンジ作品を作ってみてよかったです。自分でも試行錯誤しながらやってみてこそ、学んだことを消化吸収できるのだなと感じました。



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