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私が義実家に帰省しない理由

皆様あけましておめでとうございます。

2022年はもう少しnoteの更新頻度を上げていきたいなぁと思いつつ、娘も幼稚園に入園しますので、そちらのサポートもしっかりしていきたいと考えています。
なにはともあれ、脳内垂れ流しな自由奔放noteですがよろしくお願い致します。

さてそんな中、毎年この時期に私たち主婦の間で話題になるのが
『帰省ブルー』
『帰省鬱』
という単語。

これは私のような旦那の家に嫁いだ(旦那の苗字になった)嫁が旦那の実家(私からすると義実家)に帰る際の感情を表した単語である。

非常に的を得ているし、このような単語がニュースなどに取り上げられてメジャーになれば、義実家側からの帰省の強制も減るという、私たち主婦にとっていい風が吹くかもしれないと考えている。

義実家が近ければ年始に日帰りで挨拶をしてお昼や夜ご飯をご馳走になって帰る…といったことも可能ではあるが、義実家が遠いとそうもいかず、感染症も少し落ち着きをみせている今年は遠方の義実家に帰省することになってしまったという方も多いだろう。

人の家で年を越すのなんて私は真っ平御免なのだが、世の主婦皆様方はどうお考えなのだろうか。
孫の世話をしてもらえる、ご飯の準備をしなくていいからラッキーという方も居るのだろうか。

『おせちの準備をさせられる』『何かしてないと(座っていると)小言を言われる』『親戚の親父達に酒を注いで回らなくてはならない』などといったことが本当にこの令和の世の中で起こっている家はあるのだろうか。
そうだとしたら非常に心が痛むし、嫁いできた嫁をなんだと思っているのか、とその家に乗り込んで怒鳴りたい。
新年の挨拶をしに来た息子の嫁に対して、おもてなしをしろとまでは言わないが、そちらの都合でこき使って良いということは絶対にない。

いびられたり不快な思いをしないにしても、旦那側の親戚の話は嫁としては全く興味がなく、知らない人の名前も沢山出てくるから聞いていて退屈だし、テレビも好きなチャンネルを見られないから尚のこと退屈なのである。
子供が居れば、慣れない環境で子供の世話もしなくてはならないので余計に疲れる。疲れるために行っているようなのもなのである。

私自身のことに話を戻すと、私の旦那(以下ゆうくん)は近畿地方に実家がある。到底日帰りは無理な距離。そして長男。

しかしゆうくんの弟が早くに結婚して義実家近くに家を建てており、弟夫婦には男の子が2人居る(義実家からすれば孫)。

なのでゆうくんは長男だがわりと自由に生きており、早くから東京に出てきていたから義実家に帰るのは年末年始の1回程度だったという。

ただやはり義実家からすれば長男は特別可愛いらしい。さらに私の娘は義実家からすれば唯一女の子の孫なのでそれも尚のこと可愛いらしい。

さて。

では本題に。
私は何故義実家に行きたくないのか。

義実家からいびられた?
いいえ。

義実家に子育てについて口出しされた?
いいえ。

義実家でこき使われる?
いいえ。

義母のデリカシーが無さすぎた。しかも産後ゆうくんの育児に対する姿勢が酷すぎてこんな父親を産み育てた義母に孫なんか絶対見せてやるものかと恨み辛みを募らせた?
はい。はい!はい!!!!

私が義実家に行かなくなった理由について、詳しく書いていこう。



話は娘を妊娠していた2018年の5月頃にまで遡る。この頃私はゆうくんとの入籍を控え、さらに妊娠4ヶ月程度であった。

元からそんなに痩せていた訳では無い私。
妊娠初期は酷い食べづわりがあり、既にお腹はぽっこりしていた。

ゆうくんの実家に結婚の挨拶をしに行った際、忘れもしない初対面すぐ義実家の居間で私とゆうくん、義父と義母と話していた時のこと。

『みかちゃんはぽっちゃり系やからね〜!』
と義母。

…は?
まぁ私はお世辞にも痩せ体型ではないけれど、間違いなく初対面で赤の他人のあなたに出会って間もなく言われる言葉ではないよね??

唐突すぎて苦笑いすることしか出来なかったけど、頼みの綱のゆうくんはその言葉を聞いて居間の隣のキッチンの隅でiQOSを吸いながら『はは』って笑ってただけだった。

私はまだ悪阻でしんどい中わざわざ新幹線に2時間も乗って挨拶に来てるんだが??悪意はないにしても自分の読めが体型についてネガティブな事を言われているんだが??しかも妊娠中のセンシティブな時期に??

…とまぁ、初対面での義母の印象は最悪だった。

ゆうくんも『オカンは関西の人間やし気ぃきかへんからな』とは言っていたが。しかし関西人イコール気が利かない人間ではないということを私は勿論知っている。関西人のせいにするな。ただ単にお前の母親がデリカシーないだけや。と思った。

義母の無神経な発言はまだ続く。

まだ娘を妊娠中、私とゆうくんが喧嘩をして私が実家に帰っていた時のこと。
私のスマホに電話がかかってきた。初対面の時、流石に義母からの携帯番号の交換を断れなかった。おそるおそる電話に出てみると、

『ゆう(ゆうくん)と喧嘩してるん?夫婦は色々あるよなぁ、でもゆうも仕事とか大変で色々考えとるんよ。』

…まぁここまではよく居る自分の息子大好き義母だが、次に

『あなた達は結婚式も挙げてないし、なんかケジメみたいなもんが足りてないんとちゃう?』

…この言葉を聞いた瞬間堪忍袋の緒が切れた。義母は触れてはいけないことに触れたのだ。

私たちはデキ婚なので(こちらの話詳しくは別記事゙夫婦のセックスについで参照)結婚式を挙げていなかった。私達は結婚式を挙げていないことに対してあえて『挙げたかったね』等と話をしたことは無かった。
友達の結婚式に招待された時も、心の奥にくすぶる気持ちを抑えて、笑顔で祝福の気持ちを胸に参列するように徹底していた。

結婚式、挙げられるものなら挙げたかった。
それは私達夫婦だけの感情であって、赤の他人のお前に、挙げてへんからケジメつかんとか、挙げてへんから夫婦の絆が足りていないとか、そういことを言われる筋合いはないと思った。夫婦のそういうことに土足で踏み入られるのが心の底から不快だった。

『結婚式を挙げている挙げていないは関係ありません。そしてその事に対してお義母さんに何か言われる筋合いもありません。』
あまりに頭に血が上っていたので詳細は覚えていないが大筋このようなことを義母に告げた。

この電話の後すぐにゆうくんにLINEを入れ、義母から言われたことと私が話したことを伝え、今後義母から直接私に電話をしないことを約束させた。ゆうくんは快く受け入れてくれた。

ゆうくんと喧嘩中と言うだけでも妊娠中の身体には精神的に良くないのに、さらに義母からストレスをかけられて脳みそが沸騰しそうだった。



そしてもう1つの理由は、ゆうくんが産後の育児にほとんど参加しなかった事だ。
『産後の恨みは一生』という言葉があるように、この時期にあった嫌な出来事は中々成仏せず、未だに私の周りを取り巻きたまに私の中でむくむくと黒い固まりが大きくなる。

娘が1歳になるくらいまで、平日は完全にワンオペ。ゆうくんが帰ってくるのは平均22時過ぎ。金曜日は毎週飲み会。なんなら平日も飲み会。日付を超えて帰ってくるのは当たり前。
『帰りが23時を過ぎるなら連絡してきてね』という約束は守られたことがなく、私が電話をしても『会社の大事な話があるんや、お前には分からんやろ』とガチャ切り。
なんと娘のお宮参りの日も朝帰り。
私の産後ガルガル期と重なり喧嘩が多くなり夫婦仲はとても悪かった。

その中でゆうくんに対してネガティブな感情を抱いたのは勿論、元々良い印象を持っていなかった義母に対しても『どのような教育をしたらこのような人間に育つのか』『あなた(義母)の好きな息子くんは妻よりも娘よりも飲み会が大事な男ですよ』『私は元々あなた(義母)の事が嫌いだからこれを機に孫には全く会わせたくなくなりましたよ』といった感情が募っていった。

息子がしたことなのに義母が恨まれるのはお門違いなのではないかという意見があるかと思うが、基本的に私は義母が嫌いで、義母を恨む理由があれば取っ掛りは何でも良かったのだ。

しっかり3年間かけてゆうくんをしつけた現在は夫婦仲は良好。ゆうくんの育児参加率もまぁまぁといったところだ。未だに産後の恨み全てが成仏したわけではないが。
まぁこの旦那の育児参加についてはまた別件なので他でまとめたいと思っている。

私は義実家に2度しか行ったことがないが、上記のような事柄達が起きたことは妊娠中の神経質な私が義実家を嫌いになるには十分すぎる理由だった。触れてはいないが、義父は良い人だった。

長々と書いたが、これが私が義実家を嫌いになった理由だ。
ここからもう少しお付き合い頂きたい。

私のように『義実家を嫌い』という人間は多いだろう。しかしさらに私は『義実家に行かない』ということを自分の確固たる意思の元実行しているし、ゆうくんもそれを理解している。

ゆうくんは、娘を両親に見せたい気持ちはあるのだ。それは勿論当たり前の感情であろう。
しかしそれ以上に、私が義実家に行くと『私(嫁)に多大なストレスがかかる』ということを理解してくれているし、私にストレスがかかると家族にとって良くない作用が働くということも身をもって体験している。

なのでゆうくんは、
『俺だって正月をみかの実家で過ごせって言われたら出来ないし、みかは俺の実家に来たら絶対に気をつかう。なら俺が1人で娘ちゃんを実家に連れて行けるようになるまで、おとんとおかんに会わせるのは我慢するね』という話をしている。
私は娘も義実家に行って欲しくないので、まぁそのあたりは私がどうにかしよう。

娘がもっと大きくなって、自分の意思で義実家に行きたいと言ったら、それは私に止める権利はないと思ってはいるのだが。

ゆうくんは、私が義母のことを苦手だということは伝えずとも分かっているようなのだ。まぁ『直接電話しないように伝えて』などと話しているのだから当たり前か。

なので私は、義母に次に会うのは葬式なのではと感じている。不謹慎だが、本心なので致し方ない。


私が義実家に行かなくなったことによってなにか不具合が起きたことは全くないし、これから先もないだろう。
最低限のお付き合いをしつつ、私は私と家族の心身の健康を第一に考えて過ごしていきたい所存だ。


私と娘は今年も、年末年始をゆっくり実家で過ごしている。最高だ。

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