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新卒2年目で仕事を辞めた

3年前

24歳の私は、新卒2年目で仕事を辞めている。

後悔は全くしていない。

だから今もし

「仕事を始めたばかりだけど
辛くて辞めたいんです」

と誰かに相談されたら、
「辞めてもいいんじゃない?」と言うと思う。

自分がいなくても会社は回る。

相談者は新たな相談員と出会う。

自分の人生もどうにかなる。

私は毎朝通勤電車の中で勝手に涙が出るのを感じながら
身体が「もう辞めなよ〜」と言っていることに
気づかないふりをしていたけど、
身体からの訴えを無視してかわいそうだったなと思う。


仕事は楽しかった


児童福祉施設で社会福祉士として、
主に保護者の相談に乗っていた。

「ダメだとわかっているけど手を上げてしまう…」
「障害がある子どもとの関わり方がわからない…」

ありとあらゆる相談に乗っていた。

誤解を恐れずに言えば、
とっても楽しかった。

難しいケースであればあるほど、
「どこから取り掛かろう」
「どんな言葉で伝えたら伝わるだろう」
とワクワクした。

でもなぜだか
「自分、頑張ってるな」
と思えない自分がいた。

自分で決めた仕事なのだから、
毎日行って当たり前。

自分は何も頑張っていない。
何も偉くない。

達成すべき明確な目標も、
取るべき資格も、
昇進試験もない。

「あれ、これを続けてこの先どうなるんだろう」

どこに向かっているのかわからない、
漠然とした不安があった。


そしてここからはたぶん半分後づけ。

社会福祉士の勉強をしてきた自分にとって、
大人の相談に乗るスキルは身につけてきたつもりでも、
実際に悩んでいる子どもから話を聞き出すような、
いわゆるカウンセリング的な要素については
全く勉強していなかった。

職場の環境上、私が子どもから話を聞くケースもあり、
そんな時に

「もっと上手く関わりたい」

という思いがあった。

『自分が今相談者に提供できているものは完全ではない』

『自分が専門にしてきた社会福祉の知識だけでは、子どもたちの気持ちに寄り添えない』

『たまたま今の未熟な自分に担当されてしまった相談者がかわいそう』

『もっと心理を勉強しなくちゃいけない。』

そう思って、
いや、今思えば、無理やり理由を探して、

逃げるように退職し大学院に進学した。


コーチングを受ける中で最近気づいた私の癖

足りないところ探し、埋めようとする

私が新卒2年目で退職し、大学院に進学したことも
まさにここから来ているんだろうな、と思う。

でも失敗したとは思っていない。
それが今の自分につながっているのだから。


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