見出し画像

お題を「積極的解釈」したら、書きたいことを書いても入賞できた

課題を見ても、すぐに取り掛からない。
なぜこのお題が出ているのか?お題の意味を積極的に解釈する。

課題を「課題」としてではなく、「チャンス」として捉える。

コピーライター・阿部広太郎さん主催の連続企画講座『企画でメシを食っていく』(略『企画メシ』)では、毎月企画の課題が出される。

阿部さんは毎回、課題を「積極的解釈」することを伝えてくださる。

なぜ出題者はこのお題を出したのか?そもそも問われているこのことばの意味は?どう定義される?お題を咀嚼して、企画生(『企画メシ』の受講生)たちはそれぞれ、自分なりの答えを導く。


オンラインキャリアスクールSHElikesで毎月開催されるライターコンペ。

今回初めて、お題にすぐ食い付かなかった。書く前に、お題の意味を自分なりに解釈して、求められていることと自分の書きたいことのストライクゾーンを見極める工程を入れた。

これが実を結んだかはさておき、ライターコンペ4度目の挑戦で、初めて入賞した


今回は、今後の打率(コンペ入賞率)を上げるために、コンペを書くうえで考えたことをまとめておきます。

「忙しい」の解決策は、本当に「効率化」だけなのか?

今月のお題は「忙しさを楽しさに変える時短術」。参考文献には、効率的に物事を進める方法や、タスク整理などの内容が並ぶ。一般的に「時短術」といわれるものだ。


けれども。「忙しい」の解決方法は本当に、効率を上げることだけなのか?


そもそもなぜ人は「忙しい」と思うのか?

それは、生活の中で「時間がない」という思い込みからくるものだと思う。
では、本当に「時間はない」のか?

ここで、とあるイベントの発言を思い出した。


夜寝る前にスマホをいじっちゃうくせに、たった5分の執筆はやりたがらない。


これだ!
人は、つい無意味に時間を使ってしまうせいで「忙しい」と思ってしまうのではないか?だったら、その無意味な時間を無くすことが、忙しさを有意義な楽しい時間に変えるのでは?

これまで聞いてきたいろいろな知識が、線としてつながった。

寝る時間を決めちゃえば、結果的に時短になるんじゃない?

最近わたしは、寝る前の無意味な時間を短縮できた。
ポケモンスリープという睡眠計測アプリを入れたからだ。

ポケモンスリープについてはコンペにがっつり書いているため割愛するが、このおかげでわたしは眠りの約束(何時までに眠る、と設定すること)に間に合わせるための作業スピードが上がった。

え、これって結果的に時短じゃない?

ポケモンスリープは一般的には「睡眠計測アプリ」といわれている。
でも、結果的に作業スピードが上がったわたしにとって、「時短アプリ」ともいえるのだ。

こうしてコンペの題材が出来上がった。あとはゴール設定をポケモンスリープをダウンロードしてもらうことに振り切り、構成を組み立てる。

実体験して見える新たな側面がある

これからは自分のリアルな体験が書けるライターが重宝されるといわれている。調べてわかることはAIでも書けるからだ。

仮にわたしがポケモンスリープを入れていなかったら、「忙しさを楽しさに変える時短術」のお題でポケモンスリープが出てくることは無かっただろう。

今までわたしは、コンペのお題が出るごとに参考文献を漁っていた。それは、「書きたいこと」というより「有益なこと・正しいこと」に振り切っていたのかもしれない。

けれども今回は、「アプリを入れるだけ」という読者が手軽に行動できることと、「いいアプリだから伝えたい」という自分のエゴがうまく噛み合った気がする。


今回の記事が100%よかったわけではない。SHElikesをおすすめする点では根拠が弱かったし、時短によって得られたメリットも書ききれなかった。そして、今回選ばれたからといって、次月選ばれるとは限らない。

打率を上げるために、打数を重ねる。考えて、書いて、勉強して書いて。すこしずつ「いい記事」の感覚を掴んでいきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?