Mika Endo|ライター

インタビューライター/エッセイスト|元居酒屋店長|SHElikes|SHEmoney|…

Mika Endo|ライター

インタビューライター/エッセイスト|元居酒屋店長|SHElikes|SHEmoney|ヒトモノの魅力に光を当てる|ワーホリ行きたい|オーケストラ🎻ファゴット|かがみすと・エビアン|noteは内省代わりなのでたまに暗いです|心地いい時間に更新します|旧エビアン

マガジン

  • インタビューの軌跡

    コピーライター・阿部広太郎さん主催の連続企画講座『企画メシ』での自主企画『裏企画メシ』。受講生である「企画生」に企画ができるまでの裏側をインタビューしました。

  • イベントレポート

    主にSHElikesをはじめとするイベントをまとめてます

  • SHElikesライティング課題

    SHElikes「ライティング入門コース」「Webライティングコース」の課題をまとめました✍️

  • 思ってたのと違う!恋愛エッセイ

    思い通りにはいかないですよね。何もかも。この経験が誰かの役に立てますように

  • 夢をかなえるエビアン🐘

    水野敬也さん著作『夢をかなえるゾウ』を実践したまとめです。ぜんぶで11回の予定

最近の記事

  • 固定された記事

「私がnoteを書く理由」の変遷を辿ったら、決意表明になった

noteを始めて4ヶ月目。 noteを書き続ける習慣がついて3ヶ月目。 私にとってnoteは、感情のアウトプットにいちばん適している場所。自分の感情に向き合い、学びとことばをたぐり寄せる、いまの自分に必要不可欠なもの。 そういえば、どうしてnote始めたんだっけ? 書く理由をステップ別に辿ったら、創作者として大切にしていることが見えてきた。 ステップ0:課題記事の添付場所を彷徨って私がnoteに登録したきっかけは、課題の記事を成果物として見せる場所を必要としていたから

    • 「頑張っている女性っていいよね」って言われたくない

      「頑張っている女性って、いいなって思って惹かれるんだよね」 大学2年生の頃、仲が良かった同級生と珍しく浮ついた話になったとき、彼はそう語った。恋愛とはしばらく縁遠い、かつ女友だちの少ない彼の言葉はかなり新鮮だったのと同時に、その「頑張っている女性」に自分が含まれていることを自然と察して、少し決まりが悪くなった。 当時の私を振り返ると、かなり精力的に活動していた。 まだ大学2年生なので授業数は履修ギリギリまで入れて、課外活動のため日光まで何度も足を運んだ。海外フィールドワ

      • 手書き特有の、その人の癖が愛おしい

        塾講師のアルバイトをしていた大学時代、名前の書いていないノートの中身をパラっとめくって「ああ、これ⚪︎⚪︎君のだ」とわかるくらいには、生徒が書いた文字をたくさん見てきた。 特に受験を控える中学3年生は、週2、3回同じ生徒の授業を見ることはざらにあるので、毎回彼らのノートやプリントに向き合っていれば自ずとそうなっていた。塾講師でさえそうなんだから、学校の担任なら尚更だろうと思う。 その人が書く文字の癖は、どうも言語化し難い。 けれど一度見てしまえば「ああ、この人が書いた字だ

        • 「まあ、いっか」で済ますのをやめたとき

          たとえば、いつも持ち歩くお茶の味が少し違うこと。 自分が着る服や背負うリュックから、人の家の匂いがすること。 階段の電気を付けようとして、スイッチがどこにあるか少し探すこと。 ゲップやオナラが不意に出ないようにするのはもちろん、「可愛くない」姿を見せまいと、何となくいつも気を張っていること。 そんな些末な出来事が日々、少しずつ積もって、じわじわとストレスを生んでいた。 毎日楽しいはずなのに、何不自由なく幸せなはずなのに、どうしてこんなにすり減っているんだろう。 ああ

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        「私がnoteを書く理由」の変遷を辿ったら、決意表明になった

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        記事

          花より団子、より酒

          先週末、念願のお花見をした。 通勤時に毎日見る桜に少しずつ葉っぱが目立ち、アスファルトがピンクに色づき始める様が、私たちのお花見を急かせる。「早くしないと散っちゃうよ!」そう、わかっている。桜は、自然は、私たちの都合のいいように待ってくれない。 いつも通り早朝に出勤して昼過ぎに退勤、ジムに行き、帰宅してからミーティングを終えて夜、やっと一大イベントのお花見ができる。ジムに行く途中たまたま団子屋さんを見つけて、大きな三色団子を2本購入した。「お花見っぽい!!」まるで久しぶり

          花より団子、より酒

          桜を見るたび心が痛んだ私へ

          会社員を辞めた理由は、これまで五万とnoteやエッセイに書いてきた。 「自分で自分の忙しさをコントロールしたい」 「好きなときに好きな場所で働きたい」 この退職2大動機にあえてもう一つ加えるとすれば、「四季を感じたい」が当時の私の切なる願いだった。 2年前の春、車窓から見る桜が悲しかった。 今年の開花が早いのか遅いのかすらわからない。実家のリビングでゆっくりテレビを観ていたあの頃が懐かしい。最新の記憶は、「大学の入学式だった4月1日に満開の桜が出迎えてくれたこと」から

          桜を見るたび心が痛んだ私へ

          またピアノを始める理由ができた

          ストリートピアノ。コロナ禍で一時的に姿を消したものの、駅や商業施設を中心にそれは各地で復活しつつある。昨年青森に行ったときも見かけた。 今年の1月、日立駅を訪れた。一面ガラス張り、海と日光に優しく照らされた青い空間、そこにもひとつのピアノがある。中年の女性が譜面を持ってピアノの前に座り、2曲弾きあげた。 いいな、ここでピアノを弾いてみたい。 それを密かな野望として心に留めるのみにしたのは、私はすでに気軽にピアノを弾ける環境ではなかったからだ。 * 幼稚園に入って間も

          またピアノを始める理由ができた

          「どちらの名字を選ぶか」はそもそも相談の対象にならないらしい

          「いつの間にか、シフト表に載っているみかの名字が変わってるかもしれないもんね」 職場の人に交際していることを言うべきかどうか、そんな話をしているときにふと、同じ職場で働くパートナーがそう言った。こちらが公言する前に「私の名字が変わっていること」で婚姻関係が公になるかもしれない。そんな話だった。 「さすがにシフト表で初めて知られるのはやばいでしょ。その前にちゃんと報告しないと」と笑って何気ない会話は流れたが、あれから何日か経った今でも、どこか引っかかる思いは小さなモヤモヤと

          「どちらの名字を選ぶか」はそもそも相談の対象にならないらしい

          ホーユーヘアカラーミュージアム企画展『染める。染めてから、』クロストーク

          企画展『染める。染めてから、』開催の背景ホーユー株式会社では昨年の創立100周年を記念して、noteにて「髪を染めた日」にまつわる思い出深いエピソードを募集するキャンペーンを行いました。 応募総数はなんと2,697点。その中からアート作品にしたいものが8点選ばれ、学生アーティストによる作品化が実現しました。 クロストーク:学生アーティスト×ライター「欲しい言葉を欲しい人からもらえなかった」エピソードの共感 ▼エビアン提供「髪を染めた日」のエピソードはこちら 小野:僕は

          ホーユーヘアカラーミュージアム企画展『染める。染めてから、』クロストーク

          現状維持は甘えだと思っていた私に「そのままでいいじゃん!」と言ってくれた

          絶賛、キャリア迷子です。 いや、キャリアと言わず、人生の迷子です。 もっと高みを目指したい気持ちと、十分幸せで落ち着いている現実が混ぜこぜになって、言語化に苦戦するほど。呼吸のように書いていたnoteも、最後の更新からあっという間に5日経っていた。 1週間ほど前にパートナーができて、先日仮引っ越しを済ませた。まだ現実味が無い中で翌朝、洗濯機からふたり分の洗濯物を取り込み、パートナーの仕事着の紐が結んだままであることに「もうっ」と思う。今後こういう小言が増えるんだろうな、と

          現状維持は甘えだと思っていた私に「そのままでいいじゃん!」と言ってくれた

          あなたの「一生に一度」に選ばれた日

          「このまま一生、母の奴隷として生きていくんだと諦めていた。母が亡くなって、すごく悲しかったしたくさん泣いたけど、やっと自分の人生が始められると思ったんだ」 頼れる身内が誰もいない彼は、中学の頃から鬱病の母とふたりで暮らしていた。 私と一緒に住みたがる彼に「私、家だとやばいですよ?まじで休日寝てばっかですよ?」と念を押して畳み掛けても、「大丈夫、もっとやばい奴がずっと家にいたから」と頑なに押し負けない。全く、今までどんな生活をしてきたのか。知りたいけれど、まだ尋ねるには一緒

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          あなたの「一生に一度」に選ばれた日

          おいしいもので身体が満たされて、大好きな人で心が満たされて、この先の人生が自分だけのものじゃなくなった日。様々なことが渋滞して落ち着かないけれど、ただひとつわかるのは、人としてより強く、魅力的であれということ。ところで今まで多くの鶏居酒屋に行ったけれど、この鳥刺しは過去一おいしい

          おいしいもので身体が満たされて、大好きな人で心が満たされて、この先の人生が自分だけのものじゃなくなった日。様々なことが渋滞して落ち着かないけれど、ただひとつわかるのは、人としてより強く、魅力的であれということ。ところで今まで多くの鶏居酒屋に行ったけれど、この鳥刺しは過去一おいしい

          お酒を飲むとなぜ喋りすぎるのか問題

          ああ……また喋りすぎた……。 こうして懲りもせず毎回、居酒屋のトイレの個室でひとり頭を抱える。アルコールに浸った頭をフル回転して、「もう黙ろう」とつぶやく。小さく決心してお酒の席に戻り、途端に黙り込むことを決めても、話を振られると元通り。普段だったら絶対に言わないことも言いすぎてしまう。さらにその状況下にいる私は皮肉なことに、とっても楽しい。 私はアルコールが入ると途端に口数が増える。気にし始めたのは社会人になって3年目くらいからだが、きっとお酒を飲める年になってからすで

          お酒を飲むとなぜ喋りすぎるのか問題

          「痛み」は「願い」。辛い経験から自分軸を探る

          オンラインキャリアスクールSHElikes復会第一弾のイベント参加は、『自分らしくゼロから“ブランド”を立ち上げた3STEPとは』。 ジュエリーブランドNUDGE(ナッジ)を立ち上げた三神優子さんから、ブランドを立ち上げるまでの「想い」「創る」「届ける」をお話しいただきました。 特に刺さったのが、「想い」にあたる起業の理由は「好きなこと」と「得意なこと」と「大切にしていること(価値観)」が重なる部分であること。 そして価値観は、忘れられない辛い体験から探っていくこと。

          「痛み」は「願い」。辛い経験から自分軸を探る

          これまでもずっと、ぬるま湯に浸ってきた

          「明日調理責任者が朝から出勤してくれるから。それで私が1時間早く出勤するから。で、みかちゃんは休みね」 目立った症状は喉痛と咳だけ。けれど、どうにもできない怠さが身体に付きまとって離れない。せめて熱でもあれば堂々とお休みできるのに。やり場のない気持ちを抱えて昨日、老人ホームの厨房の仕事に出勤したら、明日のシフトが休みになっていた。体調不良で元気のない私を見かねての対応だったことは、すぐわかった。「さっき社員さんが明日のシフト組み替えてたから」と、パートさんは続けた。 私は

          これまでもずっと、ぬるま湯に浸ってきた

          「ひとりでいいや」じゃなくなった日

          思い立ったときにどこにでも、どこまでも行けるのが、ひとりの醍醐味。 私は今それを、とことん味わっている。 大学4年生、初めてひとりで大宮から夜行バスに乗って名古屋に向かったときは、世の中こんなに楽しいことがあるのかと思うくらい、衝撃的だった。本当に、ほんとうに楽しかった。実家暮らしの私にとって、夜行バスで深夜2時にサービスエリアに降り立ち、コンビニに寄ってアイスを買うこと自体、悪いことをしているようでとても刺激的だったのだ。 ワクワクの時間も束の間、名古屋駅で下ろされて早

          「ひとりでいいや」じゃなくなった日