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21回目の春、人間は疲れる

数を数えるのが苦手だから、例えば24人目と37人目の間に何人いるか、と聞かれると考えてしまう。生まれてから20年と数か月、人間として楽しく生きていく適性がないということは、幼稚園でお手紙交換やバレンタインのお菓子交換が始まった時点でなんとなく察していたけれど、そろそろうんざりである。

0歳の春をカウントするとしたら、生まれておそらく21回目の春。こうやって1年が回っていくのが鬱陶しいと感じる。労働市場に出荷されるまで約2年になり、人生はあっけなくて、生きてる意味とか幸せとか考えても仕方ないのだとようやく学んできた。温かい家にいて、親の脛をかじって、恵まれていると言われてうなずくしかない環境下で、それでも生きていくのはうんざりだ。

人生100年とか言われているけど、女の賞味期限は25だとかどこかで言われているの、やっぱり人生100年はおかしいって誰か発信力のある方、世に伝えてくれませんかね。結婚が幸せかわからないのに、結婚しなければと焦らせる何かもそろそろ消えてなくなってほしい。発達障害なんて存在していなくて、世界が人間を超越してしまっただけな気がしませんか。

隣の芝は青く見えると言うけれど、実はフィルターかかってましたってことになってくれませんかね。SNSで充実した生活を発信している人は、本当は充実していないと言うこともあるけれど、本当に充実していなければそもそもSNSに投稿するものがないって知らないですか。

とにかく人間は大変だ。お金がないと生活できないし、今は情報社会だし。小学生が3DSではなくスマホやタブレットを使う時代。大変に決まっている。今の小学生はシール交換とかプロフィール帳とか知らないのでしょうか。

どれだけ泣いて、人生にうんざりしても、予定があると電車の時刻を調べてしまう。ちなみに明日は、8時15分くらいに家を出る。

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