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笑いは生きる智慧

私たちが健康で幸せな気持ちで過ごすには遺伝子が活動することが重要です。
そのためにはDNAに含まれた情報を活躍させる必要があるのですが、現代はエゴが強かったりプライドが高い人、ネガティブな考えの人が多くて遺伝子がオンになりにくいと言われています。
「箸が転んでも可笑しい」そんな年頃を過ぎた女性のなかには、本気で笑えなくなった人も増えているようですが「笑いじわが出来るから」というのも理由の一つだそうです。しかし、私たちの年代でシワがない方が不自然ですし、それはエゴであって根底には自己否定が隠れています。その奥底のもとにある情報を書き換えて、心を解放するには「快の笑い」を積み重ねるのが一番手っ取り早い方法です。
日本の神話である古事記は、天照大神が天岩戸を閉ざしてしまい、世の中が暗くなったと書かれています。しかし、アメノウズメノミコトという神さまが大笑いして踊ると天照大神は岩戸を開けて世の中が明るくなりました。
神さまは、人生のクライマックスである更年期に笑いが必要だということを教えています。女性が笑顔であったなら、母親が笑顔であったなら、奥さんが笑顔ならきっと家庭も社会も、日本だって健康を取り戻せる…
笑顔のエネルギーは、仲間も健康もお金や運も引き寄せるくらいのものすごいパワーがあるんです!

笑いは遺伝子スイッチをオンにする

遺伝子にはオンになっているものとオフになっているものがあります。それは、環境の刺激によってスイッチが入りますが、健康で幸せになるのならやはりオンにしたいものです。
この遺伝子のオンは人が感動や感謝、笑いの感情を起こした時にオンになるようです。今ある姿は遠い昔からの記憶の産物ですが、ネガティブな気分が記憶残ると心によって体が支配されてしまいます。そうならないように、笑いという感情を体にのせて意識的に波動を上げていきましょう。
笑いは細胞を活性させて血液の循環や代謝を促進させて免疫力を上げていきます。その身体は意志の赴くままに走り続けていけるのです。

顔のマッサージは「快の笑い」に効果あり

遺伝子がオフのままだと、肌がくすんで顔色が悪くなりやすいです。これは、内面の気の力を失っていることが関係しています。肩凝りのような「コリ」と同じく、緊張して循環が悪くなる事で顔が凝っているのです。
顔の筋肉というのは、縮めることは得意ですが緩めることは苦手なんです。
ですから温かい手のひらと指で優しくマッサージをすると、緊張した筋肉が緩んで固くなった表情を柔らかくしていき、自然な笑顔を出しやすくします。

笑いの行法で波動を変える

笑った時には自律神経系も変化します。笑いによって副交感系神経の働きが活発になり、顔面の血管が広がり顔が紅潮して涙が流れることがありますね。気道の周りにある副交感神経は筋肉を収縮させて苦しくなるほど笑いを誘いますが、その時に胃や腸、膀胱なども副交感神経の興奮で誘発されるので、激しく笑うとお腹がよじれたり、失禁をすることもあります。血圧や心拍の変化は、笑い始めは少し交感神経優位になりますがそのあとには副交感神経が優位になり、心地よい快感を感じられると思います。
その仕組みを行にしたのが「笑いの行法」
あ い う え お ん
の順番に笑ってみるのです。正座が良いですが椅子に座っても良いです。
「あっはっはっは」次は「いっひっひっひ」そして「うっふっふっふ」
「えっへっへっへ」「おっほっほっほ」
最後に「んふふふふ」と大声で繰り返し最後の「ん」は鼻で笑う感じになりますが
誰もいないところの方が大きな声を出せるので集中できます。
そして瞑想をしばらく…


始める前と終わったあとの感覚の違いを感じられると思います。
人の顔の筋肉は62本。その筋肉を怒ったり笑ったりしながら日々動かしています。
怒った時は半分以上の39本の筋肉を動かしているので、そりゃ繰り返すと人相だって悪くなりますよね。遺伝子もオンにはしてくれません。
逆に笑うと13本の筋肉が鼻を中心にバランス良く動きいわゆる福顔に近づいて幸せスイッチオンとなります。


笑うことは生きる智慧、活きる源です。
遺伝子を100%活躍させるのは難しいですが、お金のかからない効果最大の健康法「笑い」に身体を委ねて純粋な心と体を取り戻していきましょう。


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