見出し画像

尿漏れに悩む50代が増えています

更年期世代、尿漏れで悩む方が増えているそうです。動いた時、笑った時、怒った時、やりたいこと満載の50代なのに、尿漏れで悩むなんてもったいな
~い!
ということで、尿漏れについてあれこれと書いてみたいと思います。
皆様のお役にたてればとても嬉しいです。

◯膀胱の大切な仕事


膀胱は、尿を溜めること、排尿することが仕事です。仕事をきちんとこなすためには、仕事の出来る膀胱にしないとならないですね。

膀胱という袋は筋肉で出来ているので伸びたり縮んだりしながら最大500mlは溜めることが可能。最大量尿を溜めることは膀胱の筋トレのようなものですね。また、尿が溜まると脊髄から脳の神経回路を伝って排尿の指示が出ます。そうすると、膀胱が収縮して尿道と膀胱炎活躍筋は緩んで排尿されます。排尿の時は、副交感神経が優位になるので、「ハァ〜」って気持ち良いですよね。
こうして体は常に循環しているので、血液の巡りが良い温かい体は排泄が促され膀胱が良く伸びます。つまり、溜められるほど、「ハァ〜」という楽しみがついてくるのです。(๑˃̵ᴗ˂̵)
これが、仕事が出来る膀胱です。
仕事ができない膀胱はコミニュケーションが苦手。柔軟性がなくていつもストレスを抱えてて冷めている。なんだか頭が痛い話しですね。
私たちの内臓はいつも心に反応しているので尿が漏れる、あるいは出にくい、膀胱炎になりやすい人は心の声を聴く必要があります。
腎臓は入れた水分を濾過しますが、体に必要のないものは膀胱に溜まります。甘いもの刺激物ばかり食べたり飲んだりしていると、甘い尿が腎臓に溜まります。甘い尿は尿が溜まる前に炎症反応を引き起こす原因にもなるし、体の冷えを生じさせて膀胱がいつも縮んだ状態になり、溜めることができません。尿は重力に従い、尿道近くに溜まりますから尿道の短い女性は膀胱炎になりやすいのです。

------------------------------------------------
それではもう一度、排泄のメカニズムのおさらいです。
・尿は本来無菌であり、500ml溜めることができる。
・溜まると脊髄から脳の神経回路に伝達されて排尿を促す。
・その時に膀胱は筋肉を収縮させて、尿道、膀胱活躍筋は緩む。溜められる膀胱と耐えられる活躍筋は尿漏れとは無縁。
・排尿は副交感神経を優位にさせるから気持ちいい。
-----------------------------------------------

◯ストレス社会が排泄の悩みを増やす


介護施設での話ですが、女性の介護士さんが生理の時にナプキンを替える暇もなく、膀胱炎を繰り返していました。私はそれを聞いた時、介護の前にとにかく清潔なナプキンを当てて、水分を摂り深呼吸することを優先するよう伝えました。
介護士は前屈みになることも多く、腰痛持ちの方がとても多いですから放っておくと脊髄から脳の神経回路の伝達を鈍らせてしまいます。以前、仙骨が大切だという話をしましたが、やはり姿勢は大切です。丸まった姿勢は体温調節を伝達する役割のホルモン、セロトニンの分泌を抑制するため、身体が冷えてしまいます。高齢者とのコミュニケーションの前に自分の体の声を聴きましょう。
排泄は面倒なのではなく気持ち良いものです。

◯肛門を締める、会陰を締める


合気道の師範から常に言われていることですが
これを意識することで丹田に氣が集まります。
体全体を緩めて呼吸を意識すると、体の扱い方がわかります。
体に腎臓が二つあるのは、父と母から受け継がれた精「腎精」によって成り立つからです。人間の発育や生殖作用、老化に関わる根源的な「腎精」は
不足すると、子供なら夜尿症、大人は尿もれを引き起こし老化が進んでしまいます。更に腎臓は聴力、足腰の強さや脳の機能に影響されてしまいます。腎精は脊髄、脳を満たして、氣を丹田に原気の元として溜めていきますから、両親に感謝して受け継がれた二つの腎臓を、大切にしたいですね。
高齢でも下の話をしたり、性を楽しんでいる方は肌艶も良くお元気です。腎精は元気の元、源氣です。


水の性は父と母から受け継いだ腎精に宿る。
そして人の物心両面に様々な影響を与えていきます。


これまでの話は、尿漏れ以前の予防の話ですが
前提として、是非知ってほしい話です。
50代の悩みである尿漏れは、ひとまず受け入れる必要もあります。
今は便利な尿もれ対策の商品もありますから
生活習慣を振り返り、少しずつ改善していくのが良いですね。
骨盤底筋群を鍛えるのは時間がかかるしすぐに効果は出ませんが、今以上に尿漏れを予防するためにもお勧めします。
一度、排泄途中に止めてみると、自分の筋力がわかりますから興味がある方はお試し下さいね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?