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おしゃべりな女性

女性の集まりに参加すると、数時間はあっという間に過ぎてしまいます。
私はあまりおしゃべりな方ではないので、時間を忘れて喋り続けられる能力にはとても感心します。次から次へと出てくる話題と、その流暢な話し方は、ストップをかけないと終わりそうもありませんが、ものすごいエネルギーです。
実は女性の脳は、おしゃべりになるように出来ているそうです。
1日に男性の約3倍の言語を話すといいますからより良い音の響きを充満させて周波数を上げていきたいですね。
ニーチェはおしゃべりな人は隠していると言います。特に自分の正体を隠して、嘘をついている人は相手の注意と意識をそらすために普段よりおしゃべりになるようです。
なるほど、わかるような気がします。
私はピーチクパーチクより、心地よいさえずりが好みです。

共感して欲しい・聞いて欲しい

私の母は、とてもおしゃべりでした。
ああでもない、こうでもないと愚痴を言ったかと思えば、思い出し笑いをして上機嫌になって。
ある時は妄想を膨らませて怒ったり悲しんだり…。
とにかく感情の忙しい母でした。
父は何も言わずにそれを聞いていたので、反応のない父に母はイライラしていたようです。
ある日私は父に、「何で言い返さないの?」と
聞いたことがあります。
そうすると、「こういう時に男は貝になものだ」と言いました。
その場のどんよりした雰囲気は今も忘れることはありませんが、場のというのは女性の在り方で変わることを知りました。

男は黙って貝になる…by父



男性はストレスがたまると黙る

男女ではストレスが溜まった時の対処法に違いがあります。
女性が集まると何時間も喋っていられるのは、ストレス発散をしているためです。
女性の脳は話をしている時、大脳の右半球と左半球の両方を使っていますが、それだけではなく前も後ろも同時に働いてくれています。
一方男性は、左半球の前後しか使っていませんから、その差は大きいですね。
男性が貝になっている時は、ひとりになって必死で感情を整えて頑張っている時です。
父は母の過ぎたおしゃべりを横目に、最終手段に出たのでしょう。
女性は、年々ストレスが溜まってくるので、右半球にある音楽的な能力も加わりそれはそれは流暢な話が止まらないわけです。
そこにもし、数人の女性が加わったのなら翌朝になってしまいますね。
どうせなら、心地よい音を響かせたいものです。

女性が話す目的

そもそも女性は何か問題が起きた時、その問題を解決するよりもああだこうだと話しあったり共感したり、慰めあってスッキリしたい性質なのです。職場でも、問題解決のために会議を開くと、女性は話が横道にそれてなかなか本題に進まないことがあります。
解決よりもプロセスを大切にするのが女性の性質だからそれも仕方ないのです。
そういえば、母も言いたいことをいうとスッキリしてその夜は熟睡していました。
私がおしゃべりを好まないのは、父と母のこうしたやり取りを見てきたからなのでしょうか。女性は一日に2万語の言葉を話すそうです。男性が7千語程ですからおおよそ3倍ですね。
女性というのは本来包括的な性質も持ち合わせていますので2万語の中に人を喜ばせる言葉、活かす言葉を取り入れてワイワイと楽しんでいきたいですね。
鳥の美しいさえずりは本来求愛の音だそうです。女性が出す美しい音は、世の中を変えるくらい影響力がありますので、場を扱う力を養いたいですね。私もそんなおしゃべりなら仲間に入りた〜いって思います!


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