目新しくて、ちょっとめずらしい=こだわりのつまったノベルティがつくりたい
ノベルティ・グッズ制作を10年続けている池田です。
ノベルティ制作会社の立ち上げに向けてnoteを書き始めました。
今日は、そもそもなんでノベルティ制作なの? 何が楽しいの? について書く予定だったのですが、 書いているうちに、ノベルティ制作のここ10年での動きみたいな話になりました。
私のやっていきたいノベルティ制作の方向性が感じられたら嬉しいです。
ノベルティの語源は、「珍しさ」「目新しさ」「新しい物」
ノベルティグッズという言葉を聞いたことがあると思います。
企業やアーティストなど、特定の名前が印刷されたちょっとしたプレゼントというようなイメージがあるのではないでしょうか。
このノベルティという言葉は、英語のNoveltyからきています。
ネットの辞書検索をしてみるとこのように出てきます。
類義語としては、originalityやnewnessというワードが出てきました。
なんとなく、抱いていたイメージとはだいぶ異なるのではないでしょうか。
私は、ラブソルという会社でノベルティ制作を8年やってきました。その前、会社勤めをしながら趣味の世界でグッズ制作をしていた頃と合わせると、10年以上ノベルティ制作に携わってきたことになります。
ラブソルでノベルティのお仕事を始めて少しした頃、Novelty という単語を始めて調べてみたのです。
先ほどの結果に、ちょっと驚くとともに感動したのを覚えています。
ただ名前を入れたちょっとした配り物ではなくて、珍しいもの、目新しいもの、独自性のあるものをつくることなんだ! と。
そもそも、お客様に寄り添い、こだわったものづくりがしたい。すぐに捨てるのではなく日々持ち歩いて使えるようなものがつくりたい。そう考えていたので、後押しされたような気分になりました。
10年前のノベルティははっきり言って、微妙でした
はい、はっきり言います。
私が10年くらい前にノベルティ制作をはじめた頃、ノベルティは微妙でした。
先ほど書いたイメージそのもの、ちょっとしたものになんとなく名入れをしただけのものが主流でした。
例えば、ボールペン。デザイン性もこだわりが感じられず、書き心地も悪い、そこにさらに悪いことに企業名がドーン。
使えたものではありません。
会社を立ち上げる際に起業相談に乗ってもらった税理士さんに、捨てられないものづくりがしたいという話をしました。
その際に、ご自身が持っている生命保険会社からもらったノベルティを悪い例として見せてくれました。そして、ぜひ使いたくなるようなものづくりをして欲しいと言っていただきました。
ノベルティに限らず、無駄が嫌われこだわりが重視される時代がきている
あれから10年。ノベルティ業界は進化していると感じています。
誰も使いたくないようなアイテムは減り、普段使いしたくなるような素材が増えています。また、今であればSDGsなど時代の流れを取り入れたアイテムが多くみられるようになりました。
要因はいくつかあると思いますが、一つはお客様の選ぶ目が肥えたことがあると思います。
若者を中心に、いらないものを配っていてももらいたいと思わないように感じられます。街中のティッシュ配りに手を伸ばすのも、年配の方が多く、若者はあまり興味がないように見えます。単なる主観ですが。
こちらの記事にZ世代の特徴として、購入するものを選ぶときには内容をよく吟味する。納得のいったものであれば価格を出すことは惜しまない。とありました。
サステナブルであることが重要視されているのもありますし、ただ与えられたものを受けるのではなく、選ぶことを大事にする流れが強くなっています。
捨てられない、使いたくなるコンセプトはそのままに、よりオリジナリティを高めたものづくりを
ものづくりをはじめてすぐの頃は、制作実績のほとんどが、既製品への名入れでした。
できるだけ良い素材を見つけてきて、できるだけきれいにプリントすることに注力します。
ノベルティ専用の素材もたくさんあり、品質もデザインもよくなっていますが、それだけでなく文具メーカー、キッチン用品メーカーなど、一般の市販品から良いものをセレクトしてきました。
このところ増えているのが、素材からオリジナルで制作するノベルティです。
ある程度数量がまとまらないとできませんが、素材(革なのか・布なのかなど)からサイズ、デザイン、全てにオリジナリティを込めることができます。
ちなみに、本革のオリジナルアイテムは100個からつくることができます。
中国の工場と直接取引をしているのですが、縫製の技術がものすごく高く、綺麗な仕上がりが自慢です。
新会社では、国内外を問わず、こういった工場との取引をもっともっと広げていきたいと思っています。これは、かなり強めの夢です。
取引工場を増やし、できることを増やしたい。
お客様がイメージしたものを、スムーズに実現するために、持ち手を増やしたいのです。
会社設立準備をしつつも、取引先の開拓もやっていきます。
ノベルティ制作をご検討されている方は、こちらからお問い合わせください
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2017.11.7 フランス パリ
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