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その温かい世界へ。おばあちゃん、また会おうね

この間の新月に、危篤から回復して1ヶ月以上生き続けた98歳のおばあちゃんが、天国へ行きました。

わたしの実家は二世帯住宅になっていて、幼児期にはわたしはおじいちゃんが造ってくれたお庭で遊び、おばあちゃんのご飯を食べて育ったから、

2人の姿が無くなってしまったことがとても寂しいけれど、

動かなくなったおばあちゃんに会いに行ったら、きれいな白いお布団の中で安心しきって眠っていて、

なんだか妙にホッとしてしまいました。

死後の世界はわたしは分からないから、会えると思っても会えないと思っても同じこと

だから、また会えるって思っています。

おじいちゃんとおばあちゃんと、若くして亡くなったいとこのお兄ちゃんと、好きだった男の子と

わたしに続いているご先祖様たちと、流産をしたあの子と。

また会えるって思うから、気持ちが落ち着く頃には、わたしにとって死は優しいものになっていて、

更に今回、立て続けに起きた田舎のおじいちゃんと世田谷のおばあちゃんの死が

「寿命を迎える」ということに怖さだけじゃなくて “楽しみ” という感情をわたしに与えてくれました。

だからこそ、その温かい世界に逝くまで、わたしはここで幸せに生きる、生ききりたいって思ったので、

最後におばあちゃんにそのことを誓いました。

13年前に亡くなったおじいちゃんがおばあちゃん(妻)を迎えに来て、また会えた2人が一緒になってわたしたちを空から眺めてくれている

そう思ったら、

おばあちゃんの肉体が無くなる悲しさが喜びへと変わりました。

おばあちゃん、おばあちゃんには感謝の気持ちしかありません。

お母さんを産んでくれて、わたしを存在させてくれてありがとう。

ご飯を作ってくれて、育ててくれてありがとう。

最後まで生きる気持ちを見せてくれてありがとう。

ありがとう、ありがとう、ありがとう、何回言っても足りません。

だから、わたしが亡くなる時には迎えに来てね。また「ありがとう」って言わせてね。

その時を楽しみにしています。

おばあちゃん、大好きだよ。

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