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水曜日の本棚#28 毎日書くベースになる本

「『毎日のことを書く』ときに気をつけていることや注意していることはある」?と聞かれたので、今日はその答えと、何冊かの本をご紹介したいと思います。

たしかにこのnote自体、ごく個人的な日々の気づきなどを書き留めていく場所にしているのですが、自分なりに注意していることは……

ありません。

〜完〜

と言ってしまうと元も子もないのですが、わたし自身、他の方が書くエッセイが好きで昔からよく読んでいるので、いざ自分で書こうと思うと、自然とそれらのインプットのなかから「型」のようなものが出てくるのかな、とは思います。

たとえば、繰り返し読んでいる本はこんな本たちです↓

江國香織

都の子
泣かない子供
とるにたらないものもの

いずれも江國さんの感性が切りとる日常が綴られていて、「日常」ってそれだけでそのひと個人の色がついているんだなぁと思う作品です。他にも江國さんのエッセイはほとんど読んでいます。

雨宮塔子

金曜日のパリ
それからのパリ

パリ好きなもので…。人気キャスターだった著者が29歳でパリに渡った当時〜数年の日々を描く作品たち。旅的な要素と、暮らし的な要素と、どちらもあわせ持った2冊です。

吉本ばなな

小さなしあわせ46こ

よしもとばななさんのエッセイは、他にもよく読んでいます。彼女の思想と鋭い観察眼で見た世界、そこからつむぎだされた文章は、やっぱり唯一無二です。

村上春樹

遠い太鼓
やがて哀しき外国語
村上ラヂオ3〜サラダ好きのライオン

村上春樹さんは小説は苦手なのですが、エッセイは好き。稀代の作家の視点や独特の表現、描写を味わって読んでいます。

以下は、おもしろエッセイ群です。純粋に楽しみつつ、「こんな表現するのか!」とか思いながら読んでいます。

奥田英朗

港町食堂
延長戦に入りました

直木賞作家の著者のエッセイ本。どちらもクスッとさせる文章の妙が味わえます。

三谷幸喜

オンリー・ミー〜私だけを

脚本家の三谷さん。初期の頃のエッセイ、というか、「とらばーゆ」(懐い)に連載していたコラム集。何度読んでも吹き出します。

宮田珠巳

私の旅に何をする

サラリーマン旅人だった著者の、旅のエッセイ。内容、というより笑わせにかかってくる文章が好きで何度も読みました。

穂村弘

本当はちがうんだ日記
現実入門〜ほんとにみんなこんなことを?

詩人によるエッセイ。「大きい側」に回れないタイプの人間が描く世界や日常のポケットみたいなところが好きです。


「たとえばどんな本を読んでるの?」と聞かれたため、嬉しくなって思わずたくさん挙げてしまいました。好きな作家さんや気になる本を見つけて楽しんでたくさん読むことが、結果的には自分のアウトプットを支える近道なのかもしれません。

(お役にたてますように...)

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