未経験・コネなしの私がインタビューライターとして依頼をもらえるようになるまで
最近、気づいたら「これが継続依頼ってやつ…?」という案件があったり、ぽつぽつと新規でもお仕事の依頼をもらえたりするようになった。
ライター未経験から始め、自分としては正直今もずっともがいているような気がしている。だけど少しずつレベルアップしているのは確かなので、ここに辿り着くまで何をやったか思い出しながら振り返っていこうと思う。
ちなみに大手のスクールに通ったりクラウドソーシングで案件をこなしたり、のようないわゆる“正攻法”ではない&完全フリーランスとして働いているわけではないので、期待外れな方がいたらごめんなさい!
Lv1:周りの人に宣言する
一番初め、私は転職を検討していたこともあり、キャリア系のコミュニティに入った。
そこではすぐに転職を勧められるわけではなく、自己分析をがっつりやって自分の本当にやりたいことを定めたり、「やりたいことはあるけど自信がない」「職場の対人関係がうまくいかない」などで悩んでいる人はコーチングを受けたりする。(そのあと、結局転職もした)
私はその頃からライターになりたいなとうっすら思っていて、コミュニティ内でも「書く仕事をしたいんだよね」と言っていた。
すると「ちょうどこのコミュニティのnoteを始めたいから、よかったら記事を書いてみない?」と声をかけてもらえて、思いがけずライターデビューをすることになった。よく言われる“宣言すると叶う”というやつだ。
しかも、未経験ではなかなかチャンスの少ないインタビュー記事だった。
もしも「ライターやってみたいけど自信ないな…」と自分の願いをひっそりと心の奥にしまっていたら、きっと巡ってこなかった機会だと思う。
初めて書いた記事は今読み返しても恥ずかしくて「キャー!!!何でこんな書き方を…!!!」と顔を覆いたくなるくらい、決して出来の良いものとは言えない。けれど何事も最初から完璧な人はいないし、何の実績もない私に任せてもらえたことは本当にありがたかった。
当時は副業が大々的に歓迎されているわけではなかったので、あれこれ調べながら自己責任で始めた。もしかしてライターになれてる?という高揚感とバレたらどうしよう?という不安でどきどきしたなぁ。
Lv2:小さく始める
依頼を受ける以外にも、自分から呼びかけてみた。
はい。
「どこで?」「何を?」ですよね。
ここでも活用したのは上記のコミュニティ。ライターにも色々な種類があるけれど、私は人に話を聞いて記事をまとめるインタビュー形式の記事が好きだと思った。
そこでコミュニティ内で「インタビューして記事にまとめてほしいという人はいませんか?」と募集をかけたところ、数名の方が依頼をしてくれた。今思えば、当時はライターとしてヒヨコにも満たない私に(たぶん卵だったらヒビが入ったくらいのもんだ)依頼をしてくれた人には今でも感謝してもしきれない。
そこからコミュニティ外にも範囲を広げた。フリーランスの方や個人店を経営している方に声をかけて記事を書かせてもらい、その記事を読んだ方から依頼してくださるケースもあった。たぶん、これが初めての“営業”だった。
きっと色んなことにおいてそうだけど、「すべての準備が整ってから」と思っているといつまで経ってもスタートが切れない。だからまずはできるところから小さく始める。そのうえで軌道修正を重ね、レベルをあげていけばいい。
Lv3:プロに見てもらう(コンサル・講座受講)
この流れだと「ここまで来てようやく?講座とかは最初に受けるんじゃないの?」という声が聞こえてきそうである。
ライターになるならまず講座を受けて綺麗な文章を書けるようになってから…と考える人も多いと思う。もちろん私もライティングに関する本は前から読んでいたし、セミナーを受けて多少は勉強をしていた。
だけど、知っているのと実際にやるのとでは雲泥の差がある。意外と走り出してからのほうが自分事として捉えられるし、内容を吸収するスピードも早いように思う。
私はいくつか依頼を受けるうち、「プロの人に文章を添削してもらいたい」「これからどんな風にやっていくか相談したい」と思うようになった。
そこで、前からnoteで見ていたライターの中村さんにコンサルをお願いすることにした。
(前から中村さんのnoteを読んでいたけれど、これがコンサルをお願いする決め手になった気がする)
やっぱり、何事もその道のプロに聞くのが早いし説得力がある。中村さんに何度か添削をしてもらううち、文章についてはだいぶ自信がついた。自分で言うのもなんだがメキメキと音を立てて上達した気がした。
コンサルをお願いしたことは大きな転機になった。
中村さんは添削以外にも、私の想いや今後やりたいことを丁寧にヒアリングしたうえでコンサルとして的確なアドバイスをくださり、これまで経験されてきたことや知見など惜しみなくアドバイスをくださった。最後には力強く背中を押してくれるので「いっちょやってみるか!」と前向きな気持ちになれた。
それから、新しくライティングの講座にも参加した。
前にも講座を受けたことはあったけれど、そのときはどちらかというと文章術が身につきそうな講座を手始めに受けてみるか、という感じで受けてみた(とはいえ毎日の課題提出はハードだった)。
なので、今度はよりインタビューライターに特化した内容を学びたいと思い、改めて講座に参加した。
そもそものライター業界の構造やポートフォリオの作り方、営業の仕方を学べたこと、そして講師の先生による公開インタビューを見られたのもよかった。初心者向けという設定ではあったけれど、多少なりとも経験を積んでいた身にとっても、かなり有意義な講座だった。
気づいたらここまで来ていたけれど
私がこれまでやってきたことをざっくり振り返るとこんな感じだった。上記以外にも月一でコーチングを受けてアイデアの壁打ちをしたりフィードバックをもらったりもしていた。
ライターとしては決して最短ルートとは言えないかもしれないけれど、本当に色んな人の力を借りて、その時々で自分にとってベストな選択をしてきたと思う。
気づいたらここまで来ていたし、「まだここまでしか来ていない」という感覚もある。だから、正直これからどうなっていくのかはわかっていないけれど、これからも「書くこと」「話を聞くこと」「届けること」で必要な人のお役に立ち続けていきたい。
ひとまず今回は、ライターになりたいと思っている人に「こんなやり方もアリなのか」と選択肢に入れてもらえたらうれしい。
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